『笑点』(しょうてん)とは、1966年から日本テレビ系列で放送が続いているテレビ番組である。
『NHKのど自慢』『新婚さんいらっしゃい!』『パネルクイズ アタック25』『サザエさん』などと並ぶ、日曜日放送長寿テレビ番組の顔の一つである。また、日本のテレビ史における最長寿の演芸番組として現在もその記録を更新し続けている。
現在は毎週日曜日午後5:30~6:00まで放送されている。(1996年4月から。それ以前は長きに渡って日曜午後5:20~6:00の40分番組として放送されていた)
前半は落語や漫才、マジックなどの演芸コーナーがあり、後半にお題に対して噺家が面白おかしく答える大喜利が行われる。中村八大作曲によるオープニング曲「笑点のテーマ」は非常に有名で、ニコニコ動画でも良く使われる。
尚、前半の演芸コーナーでは、落語協会・落語芸術協会・円楽一門会・落語立川流などの在京落語団体が真打披露口上を行う場合がある。テレビというメディアを通じて顔と名前と声を覚えて貰う絶好の機会として積極的に利用されている。
落語協会、落語芸術協会、そして円楽一門会と、三者において団体間の確執が少なくないが、当番組においては「呉越同舟」となってその伝統を守り続けている、貴重な舞台の一つともなっている。
6人制が確立された1970年6月以降の大喜利メンバーの変遷は以下の通り。
笑点の歴史は、1965年から半年間、金曜の夜10時台に放送された「金曜夜席(きんようよせ)」という番組がルーツである。尚、大喜利という形式はこの番組のために生み出された物で、この時から続いている。
この番組は、「日本プロレス中継」の放送されない週の穴埋め番組として隔週で放送されたのだが、この番組が人気を博したため、翌1966年に毎週日曜夕方の放送へと移動し、「笑点」となった。
笑点というタイトルは、考案者である立川談志が、当時流行していた三浦綾子氏の小説『氷点』を捩ってつけたという説が有力。
「笑点のテーマ」が登場したのは1969年。
当初は歌詞も存在したのだが、大喜利メンバーによる歌の下手さから早い時期に現在のインストゥルメンタルに変更になっている。
また、曲の最後に入る「パフ♪」というSEは、そもそもはレコーディング時に誤って鳴らしてしまった音である。しかしこれが曲のアクセントとなり定着してしまったため、そのまま正式に採用されたという経緯がある。
現存している(日本テレビが所有している)最古の番組本編の映像は1973年(昭和48年)8月26日(第369回)放送分である。
それ以前の放送分は残念ながら現存しない。
この番組の創立者、故立川談志は、「笑点の出演者の言葉は全てが台本で、元々アドリブが目的ではない。“粋なコール&レスポンス”が目的である」と説明している。とはいえ大喜利に完全な台本があるわけではなく(せいぜい司会が問題を読み上げる時に使われる進行台本の存在が確認されているぐらい)、メンバーは事前に問題の内容を知ってから収録に臨む程度のものと思われる。
なお、談志は生前、現在の『笑点』に対し、要約すると「どうでもいい」と評価を下していた。
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最終更新:2024/04/25(木) 08:00
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