第三軌条方式とは、鉄道の集電方式の1つである。
電気を使用して走行する電車の場合、パンタグラフによって架線から電気を取り走行するものが多い(これを架空電車線方式と言う)。これに対して第三軌条方式は電車走行用に敷設されたレール(電導率の高い低炭素銅を使用したレール)の横に電気が流れるレールを1本敷設し、このレールに「集電靴」と呼ばれる装置を接触させ電気を得るものである。
電力の取り方には上面・側面・下面接触の3方式があるが、日本の地下鉄で採用されている第三軌条方式では全て上面となっている。
電気が流れるレールが地表にある事から架空電車線方式と違い景観を損ねないというメリットがある一方で、触れてしまった場合に感電する危険性があるというデメリットもある。しかし、コスト面においては架空電車線方式よりも安く済む。
基本的に第三軌条方式方式は地下鉄などの人が簡単には立ち入れない路線にて採用される事が多く、踏切が設けられているのはごく少数である。
なお、時々「三線軌条」との誤用を見かける場合もあるが、あちらは軌間関係の用語である。
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最終更新:2025/12/07(日) 14:00
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