繰繰れ!コックリさん

繰繰れ！コックリさんとは、月刊ガンガンJOKERに連載されている遠藤ミドリ原作の漫画作品。主人公の市松こひなとキツネの動物霊コックリさんらが織りなす、"コックリさんのコックリさんによるコックリさんのための、超虚脱系コメディー"である。残念なイケメンの物の怪さんたちがたくさん出てくる作品である。

登場人物

市松こひな　声：広橋涼

添加物まみれのスープが腰のない麺にからみお口の中で翼を広げ約束の地アルカディアへ

• 自分のことを人形だと自称する電波の強い小学生の女の子。
• 大きな古い家に、なぜか一人暮らししている。
• 一人コックリさんで動物霊のコックリさんを呼び出してしまい、取り憑かれる。
• ものすごいカップ麺マニアで、自宅の押し入れには大量のカップ麺のコレクションがあった（すべてコックリさんに破棄されてしまったが）。
• 電波なので、友達はいない。それどころか、学校でツンデレ少女にいじめられている（？）。

コックリさん　声：小野大輔

SNS？　ああ知ってるよ。アレだよアレ・・・ほら・・・電車に乗る時かざすやつ・・・いや知ってるから！　本当はちゃんと知ってるから！！

• もふもふの耳としっぽを持つ、こひなが呼び出したキツネの動物霊。
• 非常に世話焼きな性格（おかん属性）で、家事は超完璧。一人暮らしで堕落したこひなを真人間にしようと決意するが・・・。
• 年齢をかなり気にしている。年齢ネタで胃潰瘍になってしまうほどである。こひなが心配するくらい時代に追いつけていない。パソコンやスマホなども苦手。
• もふもふのキツネさんに化けることができる。この姿の方が体力を使わないらしく、最近はキツネさんの姿でいることが多い。
• キツネ以外にも何にでも化けることができる。一応女に化けることもできる。その時の姿はかわいい狐娘であるが、チヤホヤされたくないらしく（そもそもこの漫画が女性向けなので）あまり女に化けてくれない。
• 設定上はイケメンである。あくまで設定だけである。
• 現在は低級霊のような扱いのコックリさんだが、昔は神社に神として祀られて、人々にも必要とされていた。時代の流れとともに信仰は薄れ、神社が潰れて無くなるとともに今のようになった。
• 実はこひながコックリさんを呼び出す以前、こひなはコックリさんが祀られていた神社に遊びにきていたらしい。それが嬉しかったコックリさんは、遠くからこひなを見守り、こひながコックリさんをした時に「自分が求められている」と思って取り憑いた。
• コックリさんがいつも身につけている大きな鈴は、仲良しのしるしとして１巻０憑目でこひなにもらったものである。呪われた装備品でもある。

狗神　声：櫻井孝宏

こひな様のストーカーでございます！　夢は幸せなおムコさん！

• こひなが拾ってきた犬の動物霊。
• 元は捨て犬である。生前こひなに受けた愛情を忘れられず、物の怪化してからはこひなのストーカーと化す。
• 普段はこひな邸の庭にある犬小屋（こひな作）に住んでいる。中は狗神の霊力で1LDKになっており、さらにこひなの姿をした人形や抱き枕がいっぱい置かれている。
• コックリさんのことが大嫌いで、普段からコックリさんの粗を探しては姑のごとくイヤミを言ってくる。
• 普段は男の姿だが、生まれて間もないため性別が安定していない。時々女になったりもする。もちろん狗神も犬の姿になることができる。ちなみにアニマル化している時は、無数に分裂したり、黒いアイツのように素早く走り回ったりと、何でもアリの便利キャラ。

信楽　声：中田譲治

信楽：	男の価値を決めるのは生き様だ。人生を振り返り己が何を守り何を築いたかで、そいつの価値が決まンのよ
コックリさん：	で、お前は何を築いたの？
信楽：	借金

• こひながコックリさんをしている時になぜか出てきた化け狸。
• 酒もたばこも賭博もやめることができず、一文無しな上にニートというダメダメな物の怪。
• 昔コックリさんの部屋に無理矢理居候したり、コックリさんに明治の価値の100円（現在の価値でおよそ100万円）の借金があったりと、コックリさんが色々苦労した相手。現在は500円くらいのお小遣いをもらっている。
• 踏み倒しのプロとして、金融各社のブラックリストに殿堂入りしている。電話口で名前を出しただけで電話を切られてしまう。
• 女であれば誰でも喰らう淫獣。女の姿の狗神をセクハラしようとしたことがある。ちなみに、女体化したコックリさんが本気で恋をしたことがあるので、イケメンなようである。
• 児童養護施設に毎月お金を持っていくいいところもある・・・と思いきや、その施設の子供たちは信楽が不幸にした家の子供たちである。
• アニマル化するともちろん狸になる。八相縁喜のうちの通帳と金袋が無い。前者は信用が無いため、後者は女性の読者に配慮して一文無しであるためである。

タマ　声：ゆかな

呼ばれて飛び出てにゃにゃにゃにゃーん　三丁目のたまですにゃ

• 猫神。三丁目の甘味処「ねんねこ亭」の看板娘。アニマル化すると猫になる。
• 人形好きで、こひなを人形と勘違いして手に入れようとする。
• 品物の味は良いようだが、店内は髪が伸びたり言葉を発したりする人形で埋め尽くされている。
• 甘いもの以外を作らせると、鍋の中に引きずり込まれそうになるカレーや三大快楽を同時に満たすパスタなど奇妙なものを作る。やっぱり味は良いようだが・・・。

じめ子　声：金元寿子

カン違いしないでよね　別に仲良くしたいなんて思ってないから

• 学校でこひなの机の上に花瓶を置くなどのいじめを繰り返していたツンデレ少女。
• 本当はこひなと仲良くなりたいのだが、相手がこひななのでなかなか伝わらないようだ。

山本くん　声：山本和臣

山本くん：	ジャア　オ兄サンハ僕ト友ダチニナッテクレル・・・？
コックリさん：	ああ　もちろんだ
山本くん：	ジャア　チップヲ埋メ込ンデモイイ？
コックリさん：	それは駄目だ

• こひなの同級生。こひなの、もといコックリさんの友達。
• 元はSF好きのただの少年であった。ある日の夜UFOを呼び出したが、その次の日からグレイ型宇宙人のような姿になってしまった。
• "我々ハ　地球人ダー"と話したり、趣味が牛の内蔵をくりぬくことであったり、UFOから降りてきたり、どう考えても宇宙人である。実はとても優しく、変人が多いこの作品では珍しい人格者だったり。

天狗　声：鳥海浩輔

Jr.アイドルなんてチャラついた童はNGじゃぞ？　ピュアな素人がよいのぅ！！　あ　少年合唱団ならセーフじゃよ？

• 山で起きたことは何でも知っている、言わずと知れた山の神である。
• ショタ美少年好きである。逆にロリのこひなには厳しい。
• 常に仮面をつけている。顔面コンプレックス持ちであり、人前では絶対に外そうとしない。
• 実は天狗の顔は超絶美形である。その顔を見たものには超弩級の魅了効果を与え、魅了されたものは興奮し記憶障害を起こしてしまうほどである。
• 顔を見られて以来、こひなにも気があるようだ。

テレビアニメ版

2014年10月より放送開始のテレビアニメ版については以下の通り。

放送時間

放送局	放送開始日	放送時間
テレビ東京	10月5日	日曜	25：05
テレビ大阪	10月7日	火曜	26：10
テレビ愛知	10月7日	火曜	26：35
テレビせとうち	10月9日	木曜	26：15
テレビ北海道	10月9日	木曜	26：05
TVQ九州放送	10月9日	木曜	27：00
AT-X	10月11日	土曜	18：30
	10月13日	月曜	9：30
	10月15日	水曜	27：30
	10月17日	金曜	15：30
ニコニコ生放送	10月11日	土曜	23：00

スタッフ

• 監督・脚本：平池芳正
• キャラクターデザイン・総作画監督：大島美和
• 音響監督：鶴岡陽太
• 音楽：百石元
• 音楽制作：KADOKAWA　メディアファクトリー
• アニメーション制作：トムス・エンタテインメント

主題歌

オープニング：Welcome!!DISCOけもけもけ

作詞・作曲・編曲：前山田健一 / 歌：コックリさん / セリフ：狗神・信楽

エンディング：This Merry-Go-Round Song

歌：末光篤

関連商品

関連項目

• 漫画作品一覧
• 公式サイト
• テレビアニメ版公式サイト