美樹本洋介とは、ノベルゲーム『かまいたちの夜』シリーズの登場人物である。
身長185cmのガッシリとした体型で、髭を生やし褐色の肌をした男性。胴間声が特徴的で、しばしば山男に形容される。
透曰く年齢は30代半ばくらい。
職業はフリーのカメラマン(一部シナリオで異なる)。見た目の厳つさに反し、知的かつ陽気で気さくな人物として周囲を和ませる。
恵まれた体格に加え格闘技経験者であることから、戦闘能力も非常に高い。
ショタコンのホモ疑惑がある。
視聴者からの呼び名は美樹本、ミッキーなど。
以下ネタバレ注意!
「シュプール」での夕食が終わった後、ホールで「こんや、12じ、だれかがしぬ」という手紙がOL3人組の部屋で発見されて一悶着起きる。その後「雪で到着が遅れる」という電話が鳴り、しばらくたって車でシュプールにやってきた。
談話室に大半の人物が集まり談笑していた所で12時となるが、その直後に窓ガラスが割れる音が響く。スキー場に似合わない風体の男・田中一郎の部屋からは応答がなく、マスターキーで踏み込んだ小林、透、真理は、そこでバラバラ死体になっていた田中を発見、惨劇の幕が上がる。
吹雪によって孤立したシュプールで、周囲に不審がないかを男性陣で探索するが、その際に上から落ちてきた石で頭部を負傷。その後怪我が原因で脳内出血を起こし、自室で死んでいるのが発見された。
ミステリー篇の真犯人。
本編開始前に相方の南と組んで銀行強盗を働いたが、報酬の分け前で南とトラブルになり殺害。
警察の検問から逃れるため、盗んだ金をシュプール宛に小包として送っており、これを受け取る為に事前に予約を入れていたシュプールに「田中一郎」としてチェックインした。
南の死体をバラバラにした上でスキーバッグに詰め込んで持ち込み、夕食までは田中一郎として行動。夕食後に死体を自室にばらまき、屋根の雪を使ったトリック(時間が経過すると窓が割れる)を仕込んで脱出、つけひげをつけて「美樹本洋介」としてチェックインした。
その後田中一郎の死体が発見・通報されても自身にはアリバイがある為疑われず、後は小包が届くのを待てば良い……というのが当初の想定だった。
事件をすぐに解決すれば、一応人死には出ない。正体を看破された後も主人公を人質に取り、腕をへし折るなど諦めが悪い。最終的に全員で取り押さえる事に成功するが、選択肢次第では真理に一本背負いを決められたりもする。
事件が解決できない場合、篠崎みどりに入れ替わりトリックを見破られた事から咄嗟に彼女を殺害。口封じと安全確保の為、シュプールの全員を始末しなければならなくなってしまう。
ボールを使ったトリックで脈を止め、自身の死を偽装した後は実質フリー。小林夫妻、香山に始まり、次々と、そして静かに凶行を重ねていく。
職業はルポライターになっている。ミステリー篇から一転した役どころ。
シュプールに幽霊が出るという噂を確かめる為にやってきた……のは建前で、かつてこの地で小林一郎(小林の兄)に愛され、臨月の身で何者かに惨殺された女性・美雪とその両親の死の真相を解明しようとしてきた。
地元で強い支配力を持つ小林一族による情報隠蔽により事件は公にはならなかったが、美雪が生んだ女の子が真理だった事が彼の口から語られる。これを聞いて錯乱した真理に美雪の怨霊がとりつき、新たな惨劇が幕を開く。
その正体は美雪の弟。事件当時は家を出ており、唯一の生き残りとなった。
犯人は一郎と美雪の結婚に反対し、身を引くよう説得するも拒否された小林だったが、美雪の怨霊は手あたり次第にシュプールの人間を手にかけていく。
悪霊退散のお守りと称してありとあらゆる宗教のシンボルを持ち歩いていたが、その中には美雪の為の安産祈願のお守りがあった。これを手にした透と美樹本の必死の説得により怨霊は退散するが、後には少なからぬ犠牲と痛みが残る事となった。
伝説のスパイ「かまいたち」を巡る世界各国の諜報機関の戦いが始まる中、CIA所属のスパイとして登場。
自分の様子を探っていた透に気づいて制圧するが、背後から真理に気絶させられ、拘束された挙句クローゼットに押し込められて早々に退場してしまった。所持していたパスポートの名前は「三木公一」になっている。
スケベ心全開の透が真理と間違えて潜り込んだ布団は彼のもので……
……アッー!
本作で一人称が「俺」から「僕」に変わっている。
透同様に中立の観点から物事を冷静に観察する仲間的なポジション。1よりも短気気味で、新キャラの正岡慎太郎とは衝突しがち。
ローンを組んで購入したクルーザーで三日月島に到着。ここでも「遅れて来た男」となった。
カメラマンの血が騒ぐのか島の建築物に興味津々。その足で得た民俗学の知識を所々で披露してくれる。
透達一行を三日月島に招待した「我孫子武丸」の正体。
先祖の足跡をたどり三日月島を訪れ、この島を支配していた岸猿家の奉公人であった事を突き止める。その際にあることをしてしまい、陰陽篇における黒幕・岸猿伊右衛門の悪霊に憑依されてしまった。
50年に一度の「かまいたちの夜」、九人の犠牲を捧げる事により完成する儀式により、2番目に死亡。悪霊に抵抗したが手も足も出ず、窓外の壁で串刺しになった死体となって発見された。
選択肢次第では透が連発する駄洒落によってブチきれた伊右衛門が「除霊」されて事件が解決するという、ある意味ハッピーエンドに至る。
前作で「モデルとして通用するような器じゃない」と言った渡瀬加奈子をアシスタント兼恋人にしている。
今作ではボクシング経験者であることが明かされた。口論の末に殴りかかってきた久保田俊夫をボディ一撃で悶絶させるも、犯人にはアッサリやられてしまう。
ピンクのシナリオでは毎回他二人が敵の色仕掛けに屈していく中、ショタコンでホモの本領を発揮し無双状態となる。女の魅力を次々と跳ね除け、逆に敵の粗を探しこれらを看破する……が、地下27階の「ショタ、アリマス」の張り紙の誘惑には勝てずホイホイ左の扉へ吸い込まれていった。
最終的に自分には透しかいないと気付き再合流すると、伊右衛門と不幸せなキスをして終了。これにより異性愛者になった。このときホモでなくなったのを「治った」と香山さんが表現しているが今だと問題になりそうである。
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最終更新:2025/12/09(火) 09:00
最終更新:2025/12/09(火) 09:00
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