艦隊これくしょん -艦これ- いつか静かな海でとは、海上自衛隊の広報漫画『艦隊これくしょん~艦これ~』のコミカライズ作品である。
著者は漫画:さいとー栄、原作:田中謙介、協力:C2機関。月刊コミックアライブで連載中。2015年1月1日に発売した艦これジャーナルには神通編と特別描きおろしエピソードが掲載された。2巻まで発売済み。
ComicWalkerにて一話と最新話を無料で読むことができる。
メディアミックスの一環として連載されている艦これコミカライズ作品のひとつ。
略称は『いつ静』。
同時期に発表、連載されているメディアミックス作品の中では唯一運営鎮守府が大きく関わっている作品である。
現時点(2015年3月)でメディアミックス作品の中でゲームのプロデューサーである田中氏が直接シナリオを書き下ろし、監修しているのはこの作品と他漫画に付いてきたミニドラマCDと艦娘型録のミニノベルのみ。(勘違いされがちだがアニメは原案)
鎮守府を舞台に所属する艦娘たちの日常と戦闘をオムニバス形式で描いている作品である。
一話(或いは前後2話か前中後3話)ごとにある艦娘の活躍に焦点を当て、最後に同じ名前の自衛艦の紹介で締めるというパターンになっている。
提督は存在することは示唆されているがセリフも無く、影も一切出てこない。
話の内容は良く言えば堅実、悪く言えば地味(原作の田中氏もあとがきで「このお話はとても地味で、万人受けするものじゃないと思う。だけど100人中3人でも、心に響いてくれたら・・・」と語っている)で派手さは無いものの、独特の空気感は一定の評価を得ている。
艤装のギミックや描き込み、戦闘シーンは非常に凝っており、描写も細やか。装備妖精も数多く登場し、活躍する様子が描かれている点もポイント。
一部の描写はアニメにも輸入されている(一部の駆逐艦が魚雷を発射する際に体の側面を向けて発射する、空母が矢を飛ばして艦載機に変化させ、甲板で回収する、夕張が工廠で装備開発をしている、敵空母が頭から艦載機を射出する等)
またゲームで実装された艦娘がいち早く登場するのも特徴(秋月はゲームで実装されてから10日ほどで漫画にも登場した。時津風は実装直前の八話で名前と体の一部だけ出ており、九話で正式に登場した。)
1巻では「2巻までに秋月を出したい」とコメントがあり、実現した。
2巻には「3巻までに雲龍型と秋月型の数を揃えたい」とコメントがある。
2巻以降は原作作画両者多忙なせいか休載が多くなってきている(漫画のさいとー氏は2015年12月現在アニメ放映されているヘヴィーオブジェクトのコミカライズも執筆している)。
一話の主役。伊勢、最上、大井、夕立、時雨と共に出撃している。
ゲームでの追加ボイスは瑞雲に関する発言が多いが、作中で瑞雲について「あいつらを飛ばせてやれることが時折むしょうに嬉しいんだ」と話したりと、改装されながらも航空戦艦として活躍できずにいた史実と絡めて描写されている。さいとー栄はTwitterで「伊勢と日向は我が娘のつもりで描いた」と語っている。
二話の主役。第六駆逐隊の中では少し大人びた性格で時折ロシア語を話す。
伊勢日向は彼女がロシア語を話せる理由を知らないらしい(終戦後響の引き渡しまでに解体されてしまったから?)
五十鈴、最上、他の姉妹と共に敵潜水艦に襲われたタンカーの救助へと向かう。
爆雷を投下する際にお尻をクイッと上げる動作が可愛いと評判。
三話の主役。訓練途中で千代田から敵の艦載機発見の報告を受け、迎撃に向かう。
訓練メンバーである霧島、妙高、鳥海は現代のこんごう型の姉妹艦である(八話にもこの四人で話しているシーンがある)。
ティータイムにはお手製のスコーンを焼いて姉妹や第六駆逐隊などに振舞っている。
四話、五話の主役。飛龍と間宮でのオゴリを賭けて弓道場で練成を行っている最中に出動命令が下る。
名前を受け継いだ艦が潜水艦なのでラストで見事な水着姿を披露してくれる。 やったぜ。
六話、七話の主役。夕張や航空巡洋艦に改装した利根、筑摩と共に新艤装の慣熟航行中に潜水艦隊からの救難要請を受ける。
姉の千歳にベッタリな性格。なぜか大食いキャラに設定されており、六話では最低でもアイスとあんみつ?を2杯ずつ平らげ、八話では一食で天丼、カツ丼、冷奴、サラダ、焼き魚、味噌汁を食べている(対して千歳は小鉢二品と日本酒)。そのせいか原作ゲームでも秋の限定デザインで大量の焼き芋にバターを塗って食べている絵になっていた。
八話、九話の主役。初登場は七話で、その時点ではまだ未改装であったが、八話では姉妹艦共々改二に改装されている。
駆逐艦達を厳しく指導する教官役。外洋まで明石の護衛中に夜になり、発見した敵艦隊に向けて探照灯照射を開始する。
十話、十一話の主役(但し出番は十一話のみ)。
十話では登場はしていないが新型駆逐艦として翔鶴の口から語られている(やたら秋に関する台詞が多かった)。
戦闘途中で太ももの予備砲身をバトンのように回して交換する様子が描かれている。
十話、十一話の実質的な主役。
遠征中に予想外の地点で敵艦隊に遭遇する。
十二話、十三話、十四話の主役。登場時点で改二に改装済み。
本作では「飢えた狼」の名に恥じない格好良いお姉さんとして描かれており、駆逐艦達の憧れの的。
十二話では風呂上がりに脱衣所で那智から投げ渡された瓶入り紙蓋のコーヒー牛乳をスタイリッシュに飲むシーンが2ページにわたって描かれている。 何気に脱衣所の実装がゲームより早かった。
ちなみに脱衣所で「大淀」「霞」「清霜」「朝霜」と現在実装されている礼号作戦のメンバーが揃った。
十三話では「那智」「阿武隈」「多摩」「木曾」と共に出撃し、途中改二になった「摩耶」に救われ、その夜那智と共に鎮守府のカウンターバーでグラスを傾ける。
十四話では礼号作戦のメンバーである作戦に挑むことになる。
十五話、十六話、十七話の主役。(十五話と十六話の間に1ページだけだがカラーの15.5話が存在する)
髪を下ろしたシーンがあるが夕立と顔立ちがよく似ている(原作イラストレーターの設定だと双子としてデザインされている)。 あと凄いナイスバディ
雨に降られて入渠ドックが空くまでのあいだ間宮で休憩していた所「由良」に呼び出され、「秋月」「春雨」「夕立」「五月雨」と共にある作戦に挑む。
著者のさいとー氏のお気に入りらしく、主役の艦娘と出撃したり、海で泳いでたり、間宮で食事していたり、焼き芋を焼いていたりとほぼ全話(14話を除く)に登場している。
直接出番があったのは六話だけだが、他の話でも名前が上がっていたり、店内の描写があったりする。
鎮守府内の甘味処「間宮」を切り盛りしている模様。
お菓子だけでなく十話では弁当として翔鶴に秋刀魚の押寿司を作っている。
ちなみにアイスの美味しさのポイントはワニラ油(バニラエッセンスorオイルのこと。古いレシピ本ではこの名称が使われている)らしい。
メインで活躍したキャラは太字で記載。レギュラーとして綾波、敷波は毎回登場しているため割愛。
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最終更新:2025/12/07(日) 19:00
最終更新:2025/12/07(日) 18:00
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