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ファーウェイテクノロジーズ

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華為技術有限公司とは、中華人民共和国の通信機器メーカーである。英称は「Huawei Technologies Co. Ltd.」。日本では「Huawei」もしくは「ファーウェイ」の表記が多い。

本社の所在地は深圳市竜崗区坂田华为基地。地図でいうと香港の北にある。

概要

1988年創業。携帯電話事業者の基地局といったインフラ機器事業から、一般消費者向けのモバイルWi-Fiルーター、スマートフォンなども手がけるメーカーである。通信機器メーカーとしては売り上げで世界第2位(2010)、世界での端末売り上げは世界第10位(2011)に入っており、アメリカのフォーチュン誌「世界上位500企業」にも名を連ねている。[1] [2]

従業員持株制度を採用しており、従業員約14万人のうち約10万人が同社の株主となっている。定年は45歳とかなり早い一方、新卒採用は年1万人を取ったり、CEO(最高責任者)が輪番制で変わるなど、社内の腐敗を防ぎ新陳代謝を維持する体制をとっている。[3]

2005年には日本法人としてファーウェイ・ジャパン(華為技術日本株式会社)を設立。日本ではイーモバイル(現:ワイモバイル)が基地局機器で華為製を採用したことで有名である。型番には「HW」の記号が付くことが多い。

ファーウェイが中国企業ということで不安に思う人は、Android SDK(ADB)をインストールしたパソコンに繋ぎ、コマンドプロンプトを起動して「adb shell pm list package」とコマンドを打ってみればインストールされているアプリの一覧が表示されるので確かめられるだろう。

中国のスマートフォンで怖いのは「山寨機」と呼ばれる弱小・ノーブランド機で、有名ブランドに似せた紛らわしいデザインというだけでなく、一定数売り捌いた端末よりユーザーの個人情報を吸い出したあとは雲隠れするという悪質なものである。国際的な知名度を得ている大企業などは社会的・倫理的にもそれは行いにくいと考えられるため、そのような点では、ファーウェイのものは比較的安心できる範囲だと言えよう。

西側諸国からの排除

2018年8月、アメリカで10月以降(アメリカでは10月から新年度になる)の軍事計画と予算を決める「国防権限法」が成立した。この法律では2019年8月以降、米軍を含む政府機関、政府保有企業がファーウェイや中興通訊(ZTE)など5社の製品、部品が組み込まれた他社製品を調達することを禁じた。また、2020年8月以降は世界中の企業、個人、団体において、対象企業の製品、部品などを利用している場合、アメリカ政府、政府機関との取引もできなくなる。日本の大手企業のほとんどは何らかの形で米国政府や政府機関と取引があり、安全保障を理由に米国との取引を打ち切られた場合信用問題を抱え込むことになる。[4]

国防権限法の成立以降、オーストラリア政府、ニュージーランド政府、イギリスのブリティッシュ・テレコム、ドイツテレコム、フランスの通信大手オレンジが取引禁止、あるいは5Gからの排除を決めている。[5]

2018年12月からの日本国内での動き

この動きを受けて2018年12月7日、「日本政府は安全保障上の懸念から、各省庁や自衛隊などが使用する情報通信機器についてファーウェイとZTEの製品を事実上排除する方針を固めた」との報道がロイター通信、共同通信、FNNなどより伝えられた。報道各社とも政府関係者からのコメントをニュースソースとしており、日中関係などに考慮して二社を名指しはしないとも伝えている。[6]

さらにフジテレビ(FNN)系列のニュース番組「プライムニュースイブニング」は同日2018年12月7日放送回で、

与党関係者によると、「政府がファーウェイの製品を分解したところ、ハードウェアに“余計なもの”が見つかった」という。

と報道している。[7]

携帯電話事業に新規参入予定の楽天の三木谷社長も、同日2018年12月7日に東京都内で行われた基地局建設の安全祈願式において、第4世代通信(4G)や第5世代通信(5G)などの基地局整備に「中国製品を使う予定はない」[8]あるいは「今のところはわれわれ(の整備する基地局)には、中国メーカーは入っていない」[9]とコメントした。

2018年12月10日にはまた、共同通信が「日本の携帯大手3社(NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク)が中国大手企業の製品の不採用と既存設備からの排除の方針を固めた」と報道。携帯大手3社が中国製品除外へ 次期5Gも、政府方針受け - 共同通信 | This kiji isただしこの報道で共同通信はニュースソースを明らかにしていない。一方で同日夕方には、これら3社への取材で「決まった事実はない」との回答を得たとする報道がengadgetやケータイwatchからなされた。[10]

また、日本経済新聞は2018年12月12日に

――ファーウェイ製品による情報漏洩の被害は実際に起こっていますか。

時田氏「実害は断定できないが、これまでに何度か深刻な問題が見つかっている。例えば通信機器に、仕様書にないポート(通信の出入り口)が見つかった例がある。インターネットで外部と通信が可能なため、不正にデータを盗み出すバックドア(裏口)に悪用できる」

「ただ、それがファーウェイの故意かどうかは分からない。開発時の設定作業に利用していたポートを停止せずに製品を出荷したとしても不思議ではない」

と、サイバーセキュリティーの専門家(NRIセキュアテクノロジーズの時田剛氏)のコメントを紹介する形での記事を掲載した。[11]

一方、上記のFNNによる「余計なもの」報道、日経による「仕様書にないポート」記事の数日~1週間後の12月14日に、ファーウェイ・ジャパンは

一部の報道において、「製品を分解したところ、ハードウェアに余計なものが見つかった」「仕様書にないポートが見つかった」といった記述や、それらがバックドアに利用される可能性についての言及がありましたが、まったくの事実無根です。日本に導入されているファーウェイの製品はファーウェイならびに日本のお客様の厳格な導入試験に合格しております。

と、名指しは避けつつも明らかにこれらの報道に反論するものと思われるニュースリリースを発表した。[12]

またそれから2日後の12月16日には、フジテレビ(FNN)系列のニュース番組「報道プライムサンデー」にて

「余計なもの」とは何なのか?防衛省サイバー防衛隊初代隊長で、現在はラック・ナショナルセキュリティ研究所の所長を務める佐藤雅俊氏は次のように話した。

「我々が入手している情報によると、日本のある法人向けファーウェイ携帯電話が、通信状況をモニターしていると、スパイウェアに似たような挙動をする。しかも通信先が中国らしいという情報。例えば、携帯での閲覧履歴、実際マイクがオフにしていたのがオンになって、あるところに流したりとか。スパイが携帯に入り込んでるような感じ」

と報道した[13]

その3日後の12月19日、ファーウェイ・ジャパンは

一部のメディアにおいてファーウェイのスマートフォン製品が「スパイウェアに似たような挙動をする」「スパイのような動きをする“悪質”なもの」などという報道がありましたが、まったくの事実無根です。このような根拠のない批判報道に対して法的手続きを進めています。

と再度反論しつつ、法的手続きについて触れるニュースリリースを発表。[14]

これを受けてか、12月16日の「報道プライムサンデー」の報道内容を掲載していたFNN.jpプライムオンラインの記事は、同サイトから削除されている。

もし法廷闘争に至れば審理の過程で報道の根拠などについてさらに明確に示されると思われ、今後の動向に注目が集まる。

日本でのサポート体制

2016年からは日本国内でのサポート体制を強化しており、その評判は高い模様。
以下の直営店舗では、華為技術直販のSIMフリーデバイスに限り画面割れなどの簡単な修理であれば即日対応を行ってくれる、カスタマーサービスセンターを開設している。

  • 銀座店
    東京都中央区銀座5丁目1番先 銀座ファイブ2階
    2016年4月開設。
  • 梅田店
    大阪府大阪市北区梅田一丁目2番2 大阪駅前第2ビル1階
    2017年2月開設。

また、遠方在住で店舗に直接赴けない場合は、全国各地のワイモバイルショップが代行窓口となっており、代替機の貸し出しも行っている。

商品

以下の一覧は日本で正規発売された端末である。

タブレット端末では「MediaPad」(メディアパッド)のブランドを冠して販売している。
スマートフォンではかつては「Ascend」(アセンド)の名を冠していたが、現在は商品戦略により冠を製品ごとに変えている。

※発売月順

NTTドコモ

  • お便りフォトパネル フォトパネル02
    2009年12月発売。9インチ液晶を持つ通信機能付きデジタルフォトフレーム。
  • UM-01HW
    2010年9月発売。業務用3G(FOMA)通信モジュール。
  • HW-01C
    2010年11月発売。同社が海外で発売している「E585」がベース。3G(FOMA)専用モバイルWi-Fiルーター。
  • お便りフォトパネル フォトパネル03
    2010年12月発売。フォトパネル02の改良版。
  • HW-02C
    2011年11月発売。キッズケータイ。非常に小型で、通話・防犯ブザー・GPS・定型文SMSしか使えない。
  • お便りフォトパネル フォトパネル04
    2012年3月発売。フォトパネル03の後継機。エリアメール(緊急地震速報)に対応したほか、人感センサーを搭載し人がいない場合は画面が消灯するなど省電力化が図られている。
  • HW-01D
    2012年9月発売。キッズケータイ。HW-02Cの改良型で、IP57レベルの防水・防塵性能を持つ。
  • HW-01E
    2012年11月発売。愛称「Ascend」。日本で最初に投入されたAscendシリーズ。4.5インチ液晶を持つLTE(Xi)対応Androidスマホ。同社が海外で発売している「Ascend D1」をベースに、NOTTVやワンセグ、FeliCa等を搭載。
  • HW-02E
    2013年3月発売。LTE(Xi)対応モバイルWi-Fiルーター。LTEカテゴリー4および800MHz帯プラチナバンドに対応しており、下り最大112.5Mbpsでの通信が可能。
  • dtab01
    2013年3月発売。Wi-Fi通信専用の10インチクラスAndroidタブレット端末。本来は25725円だったが、半年間dビデオを契約することを条件に9975円という破格の値段で発売された。
  • HW-03E
    2013年5月発売。愛称「Ascend D2」。海外版のAscend D2と違う点は、液晶サイズが5インチ→4.7インチに縮小されている点とバッテリー容量が3000mAh→2150mAhと減らされている代わりに、防水性能がIPX5→IPX7に進化し、IP5Xの防塵性能を持つようになった。濡れたままでもタッチパネルが誤作動しにくくなっている。
  • HW-01F
    2014年3月発売。愛称「Wi-Fi STATION」。下り最大150Mbps通信や800MHz帯プラチナバンドに対応したLTE(Xi)対応モバイルWi-Fiルーター。
  • TB01
    2014年7月発売。愛称「TV BOX」。Wi-Fi接続でTVチューナーを持たない端末でもテレビ視聴が可能。NOTTV・フルセグ・ワンセグ対応。また、モバイルWi-Fiルーター、モバイルバッテリー機能も有する万能選手。システムベースはAndroid。
  • HW-01G
    2014年11月発売。キッズケータイ。HW-01Dの後継機。
  • d-01G
    2015年2月発売。dtab01の後継機種。LTE(Xi)対応8インチクラスAndroidタブレット端末。型番こそdで始まっているが三菱製ではない。実はSIMフリー機として発売されているMediaPad M1のドコモ仕様版。
  • HW-02G
    2015年2月発売。愛称「Wi-Fi STATION」。HW-01Fの後継機種。LTEキャリアアグリゲーション(ドコモプレミアム4G)に対応しており、下り最大225Mbpsでの通信が可能。クレードルに接続するとWi-Fiの出力がアップするようになる。
  • dTV01
    2015年4月発売。愛称「dTVターミナル」。家庭用テレビでdビデオ・dアニメストア等を視聴するための小型セットトップボックス。HDMI接続専用。
  • ドコッチ01
    2015年4月発売。子供向け腕時計型通信機(ウェアラブル端末)。3G通信とGPSを搭載し、装着者が今どこにいるか検索が可能。IP55規格の防水防塵対応。非常通報ボタンも持つ。
  • d-01H
    2015年12月発売。dtab01と同様に10.1インチクラスの大型タブレットで、d-01Gの後継機というよりは大型タブレットだったdtab01のコンセプトに近い機種。発売当初から他のdtabシリーズ同様に格安販売された機種にもかかわらず、発売当時のファーウェイのフラグシップCPUだったkirin930を搭載しており、しかもワンセグ・フルセグにも対応している。弱点は自社製CPUのkirin故に一部のアプリ対応に難があること。
  • d-02H Compact
    2016年1月発売。8インチタブレットで、d-01Gの直接の後継機種に当たる。SIMフリー機として発売されているMediaPad M2のドコモ仕様版。CPUはd-01Hと同じだが、カメラ性能や電池持ちが少し劣り、かつワンセグに非対応だったりと機能が削られている。
  • d-01J Compact
    2017年5月発売。8.4インチタブレットで、d-02Hの後継機種。SIMフリー機として発売されているMediaPad M3のドコモ仕様版。ドコモ端末としては初めて次世代SIMカードであるeSIMカードに対応しているが、従来のSIMカードでも使用できる。逆に言えば、初期にd-01Jに差し込まれているeSIMカードは現状ではドコモタブレット(d-01J以降)以外では基本的に動作保証がなされていない[15]ことに注意。d-02Hを全面強化したような機種で、特にCPUはhonor8にも搭載されているkirin950を採用しているため、発売当初は一括1万円で買えた事もあって破格のコスパを誇った(現在は残念ながら一括価格が値上げされてしまった) ただしd-01Hなどの10.1インチ級タブレットとの差別化のためか、ワンセグには非対応。
  • d-01K
    2018年2月発売。10.1インチクラスの大型タブレットで、d-01Hの後継機。MadiaPad M3 10 wpのドコモ仕様版だが、 日本ではWifiモデルしか発売されていないため、SIMカード対応機種としてはドコモ専売となっている。d-01J同様に次世代SIMカードであるeSIMカード対応機種なので、初期に差し込まれているeSIMカードはd-01J同様に他の機種では基本的に動作保証がなされていないことに注意。CPUはミドルレンジクラスの最新CPUであるkirin659に強化され、ROMも32GBに倍増したほか、ワンセグ・フルセグにも引き続き対応している。ファーウェイ端末では久々に屈強な防水・防塵(IPX5/X7、IP6X)に対応している。前世代のフラグシップ級であるkirin950を搭載しているd-01Jに処理性能では劣るが、機能面では大きく優っているので、コンパクトなサイズを取るか、ワンセグや防水が必要かで選ぶとよいと思われる。
  • d-02K Compact
    2018年8月発売。8インチタブレットでd-01Jの後継機……というよりd-02Hの後継機といった方が正しい。Media Padで8.4インチディスプレイを採用しているM3やM5の系列というより、8インチディスプレイであるM3 liteやT3の系列に近い。またkirinの900番台のフラグシップクラスを搭載しているM3(kirin950)やM5(kirin960)に比べるとkirin659とCPU性能が大きく落とされているかわり、カメラがダブルレンズ仕様になっているので、むしろコンセプトとしてはnova lite 2のタブレット版といったところである。また歴代のdtab同様にeSIMカード対応機種。ドコモの8インチクラスのタブレットでは初めて防水・防塵(IPX5/X7、IP6X)に対応し、さらにタブレットにしては珍しいデュアルレンズのカメラを搭載。ROMも今までの倍である32GBに増えたが、一方でCPUがエントリーモデルに搭載されているkirin659のため、kirin950を搭載しているd-01Jより単純性能では劣るので注意。カメラもデュアルレンズとはいえ、エントリーモデルのnova lite 2と同スペックのため、過度の期待は出来ないと思われる。歴代Compactモデル同様にワンセグにも非対応。

KDDI&UQコミュニケーションズ

  • HWD06
    2011年6月発売。愛称「Wi-Fi WALKER DATA06」。3G対応モバイルWi-Fiルーター。
  • HWD07
    2011年6月発売。愛称「DATA07」。3G対応USB接続モデム。
  • SP03
    2011年9月発売。愛称「Photo-U2」。通信機能付きデジタルフォトフレーム。
  • HWD08
    au:2011年12月発売、UQ:2012年2月発売。愛称「Wi-Fi WALKER DATA08W」。3G・WiMAX両方に対応したモバイルWi-Fiルーター。
  • HWD11
    2012年11月発売。愛称「Wi-Fi WALKER LTE」。au4GLTE対応モバイルWi-Fiルーター。
  • HWD12
    2012年11月発売。愛称「USB STICK LTE」。au4GLTE対応USB接続モデム。
  • HWD13
    2013年4月発売。愛称「Wi-Fi WALKER WiMAX」。HWD08の後継機種。
  • HWD14
    2013年10月発売。愛称「Wi-Fi WALKER WiMAX2+」。WiMAX2+対応第1号機。WiMAX・WiMAX2+・au4GLTEの3つに対応。
  • HWD15
    2014年7月発売。愛称「Wi-Fi WALKER WiMAX2+」。HWD14の改良型で、クレードル対応になった。
  • W01(HWD31)
    2015年1月発売。愛称「Speed Wi-Fi NEXT」。キャリアアグリゲーション対応で下り最大220Mbpsでの通信が可能なモバイルWi-Fiルーター。WiMAX2+・au4GLTE対応。
  • U01(HWD32)
    2015年1月発売。愛称「Speed USB STICK」。キャリアアグリゲーション対応で下り最大220Mbpsでの通信が可能なUSB接続モデム。WiMAX2+・au4GLTE対応。
  • W02(HWD33)
    2016年2月発売。W01の後継機で、バッテリー残量次第でキャリアアグリゲーションのオンオフを切り替えるバランス型のノーマルモードを追加。
  • W03(HWD34)
    2016年6月発売。W02の後継機。WiMAX2+とauの800MHz帯LTEの3波キャリアアグリゲーションにより、下り最大370Mbpsを実現した機種。実はこの機種はSIMロックフリー。LTEバンドの1・3にも対応しているので、ドコモの全国向け2.1GHz帯、東名阪専用1.5GHz帯LTEも使用可能だったりする。
  • W04(HWD35)
    2017年2月発売。W03の後継機。WiMAX2+のキャリアアグリゲーションに加え、4x4MIMOをミックスすることにより、下り最大440Mbpsを実現した機種。これも実はSIMフリー機。充電端子はUSB-C。
  • L01
    2017年2月発売。バッテリーを搭載せず、ACアダプター駆動のみとした固定運用専用機。通信性能はW04と同一であるが、Wi-Fiの飛びが流石固定機らしく超高性能。
  • P9 Lite Premium
    2016年11月発売。UQモバイル専売機種。P9 Liteをベースにau VoLTEに対応し、メモリ増量化を施している。SIMロックはかかっていないのでUQモバイル解約後にドコモ系MVNOのSIMも使える。

ソフトバンク・ディズニーモバイルオンソフトバンク

  • HW001/HW001KT
    無印:2009年6月、KT:2009年8月発売。愛称「PhotoVision」。7インチ液晶を持つ通信機能付きデジタルフォトフレーム。KTはハローキティモデル。
  • HW001S
    2009年12月発売。HW001のマイナーチェンジモデル。
  • C01HW
    2010年3月発売。愛称「PocketWiFi」。3G対応モバイルWi-Fiルーター。旧:イーモバイル(現:ワイモバイル)のD25HWは兄弟機種。
  • HW002
    2010年4月発売。愛称「PhotoVision」。9インチ液晶を持つ通信機能付きデジタルフォトフレーム。
  • HW002S
    2010年8月発売。HW002のマイナーチェンジモデル。
  • C02HW
    2010年9月発売。3G対応USB接続モデム。旧:イーモバイル(現:ワイモバイル)のD22HWは兄弟機種。
  • 003HW
    2011年1月発売。愛称「PhotoVision」。7インチ液晶を持つ通信機能付きデジタルフォトフレーム。
  • 005HW
    2011年8月発売。3Gウルトラスピード対応USB接続モデム。
  • 007HW
    2011年9月発売。愛称「Vision」。Android Ver 2.3搭載スマートフォン。旧ウィルコムでも取り扱われた。
  • 008HW
    2011年9月発売。動画・緊急地震速報に対応した9インチ液晶を持つ通信機能付きデジタルフォトフレーム。
  • DM001PHOTO
    2011年12月発売。008HWをベースに、インターフェイスをディズニーデザインに変更。
  • 101HW
    2012年1月発売。愛称「みまもりホームセキュリティ」。これまでのように大掛かりな工事が不要なので手軽に導入可能なホームセキュリティシステム。
  • 201HW/201HW 3G
    2012年10月発売。愛称「STREAM」。AXGP対応Androidスマホ第1号機。公式SIMロック解除サービスに対応。2013年9月に旧ウィルコムでも同型番で取り扱いが開始となったほか、2013年11月にはこれのプリペイド専用機である201HW 3Gも発売となった。
  • 102HW
    2012年10月発売。愛称「ULTRA WiFi 4G」。AXGP対応モバイルWi-Fiルーター。
  • 202HW
    2012年12月発売。愛称「PhotoVisionTV」。これまでの通信機能付きデジタルフォトフレームと違い、フルセグTVチューナーとIPX5クラスの防水性能を備えたことにより利用価値が大幅に高まった。
  • 203HW
    2013年6月発売。AXGP対応USB接続モデム。
  • 204HW
    2013年9月発売。愛称「あんしんファミリーケータイ」。見た目こそスマホでシステムベースもAndroidベースであるが、機能はガラケー(俗に言うらくらくフォン)レベルの製品。ガラケー料金で使える。
  • 301HW
    2013年12月発売。愛称「PocketWiFi」。AXGPと旧:イーモバイル(現:ワイモバイル)LTEに対応したモバイルWi-Fiルーター。ワイモバイルのGL10Pは兄弟機種。
  • 304HW
    2014年7月発売。愛称「PocketWiFi」。301HWにフルセグチューナーを追加した機種。Wi-Fi接続でTVチューナーを持たない端末でもテレビ視聴が可能。ワイモバイルの303HWは兄弟機種。
  • 402HW
    2014年12月発売。愛称「MediaPad 10 Link+」。ソフトバンク4GLTE対応の10インチクラスAndroidタブレット端末。
  • 501HW
    2015年10月発売。304HWの後継機で、フルセグテレビチューナー付き。キャリアアグリゲーション対応。ワイモバイルの502HWは兄弟機。
  • 601HW
    2016年2月発売。2.5GHz/3.5GHz帯のキャリアアグリゲーション・4x4MIMO・256QAMを掛け合わせることにより、下り最大612Mbpsを実現。ワイモバイルの603HWは兄弟機。

ワイモバイル(旧イーモバイル含む)

  • D01HW
    2007年6月発売。イーモバイル創業時に発売された。3G対応USB接続モデム。
  • D02HW
    2007年12月発売。D01HWの改良型で、下り最大速度が3.6Mbps→7.2Mbpsに倍増した。
  • D03HW
    2008年5月発売。エクスプレスカード挿入口に挿し込んで使う3G対応モデム。
  • H11HW
    2008年6月発売。折り畳み型ガラケー。パソコンとUSB接続することでテザリングも可能。
  • D21HW
    2008年11月発売。3G対応USB接続モデム。
  • H12HW
    2009年2月発売。愛称「E.T.」。ストレートタイプのガラケー。パソコンとUSB接続することでテザリングも可能。
  • D12HW
    2009年2月発売。3G対応USB接続モデム。
  • D22HW
    2009年4月発売。3G対応USB接続モデム。ソフトバンクのC02HWは兄弟機種。
  • D23HW
    2009年4月発売。3G対応USB接続モデム。D22HWをベースに、USBコネクタ部分が回転するようになっておりキャップが不要となっている。
  • D31HW
    2009年7月発売。3G対応USB接続モデム。USBコネクタはスライド式。
  • D24HW
    2009年8月発売。エクスプレスカード挿入口に挿し込んで使う3G対応モデム。
  • D25HW
    2009年11月発売。愛称「PocketWiFi」。日本で最初に投入されたPocketWiFi第1号機。日本に於けるモバイルWi-Fiルーターのパイオニア製存在。ソフトバンクのC01HWは兄弟機種。
  • D26HW
    2010年2月発売。HSPA+に対応し、下り最大21Mbpsで通信可能なUSB接続モデム。
  • D32HW
    2010年9月発売。HSPA+に対応し、下り最大21Mbpsで通信可能なUSB接続モデム。
  • D41HW
    2010年12月発売。イーモバイルG4に対応し、下り最大42Mbpsで通信可能なUSB接続モデム。
  • S31HW
    2011年1月発売。愛称「Pocket WiFi S」。2.8インチ液晶を持つ小型なAndroidスマホ。同社が海外で発売している「IDEOS」がベース。Wi-Fiテザリング可能。
  • F01HW
    2011年2月発売。D25HWを接続して使うドッキングステーション。これを使うことで有線LAN接続が可能になり、さらにWi-Fi接続なら最大31台接続可能になる。
  • GP01
    2011年3月発売。D25HWの改良型でHSPA+に対応し、下り最大21Mbpsで通信可能なモバイルWi-Fiルーター。
  • S41HW
    2011年7月発売。愛称「Pocket WiFi S II」。S31HWの改良型。同社が海外で発売している「IDEOS X3」がベース。Wi-Fiテザリング可能。元々はソフトバンクが「004HW」として発売するはずだったが旧:イーモバイル(現:ワイモバイル)側に寝返った格好となった。
  • GP02
    2011年7月発売。イーモバイルG4に対応し、下り最大42Mbpsで通信可能なモバイルWi-Fiルーター。
  • GD01
    2011年8月発売。イーモバイルG4に対応し、下り最大42Mbpsで通信可能なUSB接続モデム。
  • A01HW
    2011年9月発売。Wi-Fi通信専用の7インチクラスAndroidタブレット端末。
  • S42HW
    2011年9月発売。ストレートタイプでテンキーを持つAndroidスマホ。Wi-Fiテザリング可能。
  • GS02
    2011年12月発売。4インチ液晶を持つ中型Androidスマホ。同社が海外で発売している「Honor(U8860)」がベース。Wi-Fiテザリング可能。
  • GD03
    2012年3月発売。愛称「Stick WiFi」。イーモバイルG4に対応し、下り最大42Mbpsで通信可能なUSB接続モデム。
  • GL01P
    2012年3月発売。愛称「PocketWiFi」。イーモバイル初のLTE対応モバイルWi-Fiルーター。当初は「GP04」として発売されるはずだったが型番変更となった。
  • GS03
    2012年6月発売。4.3インチ液晶を持つ中型スマホ。同社が海外で発売している「Ascend P1(U9200)」がベース。HSPA+に対応し、下り最大21Mbpsで通信可能。
  • GL03D
    2012年6月発売。LTE対応USB接続モデム。
  • GL04P
    2012年7月発売。愛称「PocketWiFi」。LTE対応モバイルWi-Fiルーター。UEカテゴリー4に対応し、下り最大150Mbpsでの通信に対応している。
  • GT01
    2012年12月発売。Wi-Fi通信専用の10インチクラスAndroidタブレット端末。
  • GL06P
    2013年2月発売。愛称「PocketWiFi」。LTE対応モバイルWi-Fiルーター。UEカテゴリー4に対応し、下り最大150Mbpsでの通信に対応している。
  • GL07S
    2013年3月発売。愛称「STREAM X」。4.7インチ液晶を持つLTE対応中型Androidスマホ。同社が海外で発売している「Ascend P2」がベース。旧:イーモバイル(現:ワイモバイル)で初めてFeliCaを搭載した機種。
  • GL08D
    2013年6月発売。LTE対応USB接続モデム。UEカテゴリー4に対応し、下り最大150Mbpsでの通信に対応している。
  • GL10P
    2013年12月発売。愛称「PocketWiFi」。イーモバイルLTEに加えソフトバンクAXGPにも対応したモバイルWi-Fiルーター。ソフトバンクの301HWは兄弟機種。
  • 302HW
    2014年8月発売。愛称「STREAM S」。同社が海外で発売している「Ascend P6S」がベース。4.7インチ液晶を持つ中型Androidスマホ。
  • 303HW
    2014年8月発売。愛称「PocketWiFi」。GL10Pにフルセグチューナーを追加した機種。Wi-Fi接続でTVチューナーを持たない端末でもテレビ視聴が可能。ソフトバンクの304HWは兄弟機種。
  • 403HW
    2014年12月発売。愛称「MediaPad M1 8.0」。LTE対応8インチクラスAndroidタブレット端末。
  • 404HW
    2015年3月発売。愛称「Car Wi-Fi」。自動車のシガーソケットに挿して使うモバイルWi-Fiルーター。バッテリーは内蔵していないので常に電源供給が必要となる。
  • 401HW
    2015年4月発売。愛称「PocketWiFi」。シリーズ史上最軽量の75gの軽さが特徴のモバイルWi-Fiルーター。
  • 502HW
    2015年10月発売。ソフトバンクの501HWは兄弟機。
  • 504HW
    2016年3月発売。キャリアアグリゲーション・4x4MIMOを掛け合わせることにより、下り最大261Mbpsを実現。
  • 506HW
    2016年4月発売。401HWのマイナーチェンジモデルで、ぶっちゃけて言えば単なる色違い。
  • 603HW
    2017年2月発売。504HWの後継機。ソフトバンクの601HWは兄弟機。

Nexus機

  • Nexus6P
    詳細に関しては当該記事を参照されたし。

華為技術独自販売(SIMロックフリー端末)

  • Ascend G6
    2014年6月発売。4.5インチ液晶を持つ中型Androidスマホ。
  • Ascend P7
    2014年9月発売。5インチ液晶を持つ中型Androidスマホ。
  • E5377
    2014年9月発売。LTE対応モバイルWi-Fiルーター。
  • Ascend Mate 7
    2014年12月発売。6インチ液晶を持つ大型Androidスマホ。オクタコア(8コア)CPUや指紋認証センサー、アルミニウム製ボディが特徴のフラッグシップモデル。
  • Ascend G620S
    2014年12月発売。5インチクラス液晶を持つ中型Androidスマホ。コスパはさほど良くなかったが、楽天でアウトレット品として安く売られたため、楽天で買う場合はそれなりの好評を得た。
  • honor6 plus
    2015年6月発売。5.5インチクラスの液晶を持つ大型Androidスマホ。日本では楽天市場・楽天モバイルでのみの販売となる。CPUはAscend Mate 7で培われたオクタコア(8コア)CPUを継承、メインメモリ(RAM)も3GBに増量。800万画素カメラを2列搭載、それを高度な画像処理エンジンで処理することにより、最大1300万画素での撮影・高速オートフォーカス・高画質HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影・一眼レフ並みの強いボケ味のある撮影・撮影後のフォーカス調整が可能。ただしドコモやソフトバンクのLTEプラチナバンドに対応してないので、地方の一部では4Gを受信出来ないので注意(3Gのプラスエリアには対応)
  • P8 lite
    2015年6月発売。5インチ液晶を持つ中型Androidスマホ。Ascend P7の後継機。オクタコア(8コア)CPUを搭載しコストパフォーマンスに優れる一方、ジャイロセンサーが無いためポケモンGOのAR撮影機能が使えないという残念な面もある。この機種とhonor6 plus以降に発売された機種のほとんどで日本の通信仕様にも対応したデュアルSIM対応機(SIMカードを手動で切り替えて使用可能)となっている。
  • P8 MAX
    2015年9月発売。6.8インチ液晶を持つ大型Androidスマホ。立ち位置的にはAscend Mate 7の後継機。
  • Mate S
    2015年12月発売。5.5インチクラスの有機EL液晶を持つ大型Androidスマホ。P8 MAXの後継機で、指紋認証あり。
  • GR5
    2016年2月発売。5.5インチクラスの液晶を持つ中型スマホ。CPUはクアルコム製スナップドラゴン616を搭載する中堅機で、コストパフォーマンス・性能・省電力性のバランスに秀でている。ただし性能・コスパで大幅に優るP9 liteにシェアを奪われる形となり、売り上げの全盛期は短かった。
  • Y6
    2016年4月発売。5インチクラスの液晶を持つ中型スマホ。性能はミドルロークラスのエントリーモデルなので、性能も価格相応だが、コスパはやや良くない。デュアルスロットSIMにも非対応。
  • P9 lite
    2016年6月発売。5.2インチクラスの液晶を持つ中型スマホ。P8 liteの後継機。CPUがkirin620から大きく性能がアップしたkirin650を搭載しており、かつP8 liteから値段も据え置きだったことから非常にコスパに優れており2016年の格安スマホでも最も売れたと言われており評判が高い。その一方、ジャイロセンサーが無いためポケモンGOのAR撮影機能が使えない。
    ちなみにUQモバイル仕様で専売として発売されたPremiumモデルも存在するが、こちらの評判は空気状態。UQモバイルのカスタム仕様ためかファーウェイ・UQモバイル双方のサポートの動きが鈍い節があり、それが原因なのか不具合を起こすケースがしばしば報告されている。さらにCPUも省エネ関連では評価の低いSnapDragon617を搭載しているのも評価を落としている原因だと思われる。
  • P9
    2016年6月発売。本体サイズはliteと同程度だが、性能は格段に上。カメラはドイツの名門カメラメーカーの「ライカ」のレンズを採用。カラーセンサー・モノクロセンサーを一対ずつ搭載し高画質撮影が可能。
  • honor8
    2016年9月発売。honor6 plus同様に楽天モバイル専売の機種だったが、後に販路が少し拡大している。ご自慢のデュアルカメラは更に性能を向上させているが、P9とは違い「ライカ」のレンズは搭載されていないため、P9の廉価機種の位置付けに近い。ファーウェイ製品としては珍しい、背面ガラスパネル採用機。充電端子はUSB-C。指紋認証搭載。
  • Mate 9
    2016年12月発売。P9・honor8の上位機種にあたるフラグシップモデル。5.9インチクラスの液晶を搭載する大型スマホ。ライカレンズカメラ2基搭載により高画質撮影が行えるほか、専用充電器を用いることでQuick Charge 2.0を凌駕する超急速充電にも対応。なおこのモデル以降のミドルハイクラス以上の機種ではDSDS(4Gデータ通信+3G音声通話のSIMカードをデュアルスロットで同時運用可能)に対応している。
  • nova
    2017年3月発売。立ち位置的にはGR5と似ている。novaはイノベーション(innovation)の略。CPUはクアルコム製スナップドラゴン625を搭載する中堅機で、自社製のCPUであるkirin搭載機が増えたファーウェイ製スマホとしては珍しく汎用CPUを採用したため、アプリ全般に強い。NTTドコモ・KDDIどちらのネットワーク・VoLTE通話に加えてDSDSにも対応する汎用性の高さが売り。
  • nova lite
    2017年3月発売。日本国内ではMVNO業者の端末セット販売での専売となる。novaよりもスペックを落としている代わりに価格もそれ相応に下げているが、スペック的には擬似ジャイロ機能搭載やCPUの世代が少し新しいという違いがあるが、実質的にP9 liteの上位機種に当たる。なお、novaと違いKDDIのネットワークやDSDSには対応していないので注意。
  • P10 lite
    2017年6月発売。P9 lite・nova liteの上位機種。liteシリーズの例に漏れずコスパが高く、2017年の格安スマホでは一番売れたとも言われる。CPUのパフォーマンス自体はP9 liteやnova liteと比べると大差ないものの、KDDIネットワークに対応し、今までのliteシリーズには搭載されていなかったジャイロセンサーも搭載されているが、廉価機種のためかDSDSには非対応。
  • P10
    2017年6月発売。P9の上位機種で性能をより向上させているほか、防滴(IPX2)にも対応。しかしそれ以外のスペック面ではMate 9との差はディスプレイの大きさだけなので、販売価格やディスプレイの大きさで選ぶと良い。ただしスペック上のカメラ性能では同等のはずのMate 9よりカメラ性能が高いとの声もある。ちなみにKDDIのプラチナバンドにも仕様上では対応しているはずなのだが、実際にはP10 plusともどもKDDIネットワークでは通信不可能なので注意(非公式ながら型番によってはKDDIネットワークにも対応しているようだが、公式で使えないと言われている以上、止めておいたほうが無難)
  • P10 Plus
    2017年6月発売。2K液晶を搭載しているほか、P10よりも防滴機能が高い(IPX3)。CPUはMate 9やP10と同型だが、カメラやディスプレイの性能ではカタログ上でも上回り、事実上のフラグシップモデルに位置付けられる。
  • honor9
    2017年10月発売。honor8の後継機で更にCPUとカメラが強化され、DSDSにも対応したが、ライカレンズ非搭載なのは変わらないため、スペック上はP10の廉価機種に近い。歴代のhonorシリーズとは違い楽天専売ではなくなり、OCNやIIJmio、イオンモバイルの系列からも販売される。しかしグローバル価格に比べると日本では15000円近くも割高な価格で発売されるため、実質的にはMVNOのキャンペーンをフル活用しないとお得感が薄れる機種になってしまっている。またKDDIネットワークやキャリアアグリゲーションに非対応なのも残念。
  • Mate 10 Pro
    2017年12月発売。大型スマホであるMate 9の後継機にあたるフラグシップモデルで、ファーウェイのスマートフォン端末では珍しく防水防塵に完全に対応。また世界初のAI搭載型CPUであるkirin970を搭載しており、さらに強化されたライカレンズ搭載のカメラ性能に加えて、AI機能を最大限に利用したカメラのシーン認識機能は特に強力。また単純性能でも汎用のハイエンドCPUであるSnapdragon835に匹敵する超高性能CPUである。
    弱点としてはKDDIネットワークとMicroSDに非対応であること。
    そして利点と弱点がある部分がDSDV対応機種であるという点。DSDSとの違いは2枚のSIMが通話・データの両通信で4Gが利用可能なのだが、逆に言えば3G専用のSIMが使えなくなっているので、FOMA契約など3Gプランで通話している人は要注意。
    キャリアモデルとしてもソフトバンクから発売が決定されたが、シングルSIM仕様のカスタムモデルになっている。
  • Mate 10 lite
    2017年12月発売。Mate 10 proの廉価版で、外観はほぼ同じの大型スマホ。ミドルスペックCPUのkirin659と前面・背面にダブルレンズカメラを搭載し、DSDSにも当初は対応予定とされていた。しかしDSDSは結局対応せず、しかもジャイロセンサーを始めとした各種センサーも非搭載(疑似ジャイロには対応)と肝心な部分がかなりスペックダウンされている。総合的に見れば悪くない総合性能を持つスマホなものの、機能が相応に省かれた廉価版にも拘らず40000円近い高値に加え、上位機種のproと違って尖った部分が無いどころか、エントリーモデルのP10 liteやnova liteと比べても大差ない性能になってしまったため、かなり影が薄いスマホになっている。
  • nova 2
    2018年1月発売。キャリア版はau、SIMフリー版はUQモバイル専売。立ち位置的にはnovaの後継機だが、実際にはP10 liteの上位機種に近い。P10 liteと比べるとCPUがkirin659、メインカメラがダブルレンズに強化され、3大キャリアを網羅したDSDSにも対応しているが、auモデルはシングルSIM仕様のカスタムモデルなので注意。novaと比較した場合、カメラ性能では大きく勝るものの、CPUと省エネ面での性能が劣るため、用途に合わせてnovaと購入を分けるとよい。
  • nova lite 2
    2018年2月発売。前モデルのnova lite同様にMVNOの端末セット販売限定のエントリーモデル。とはいえCPUがkirin659、ROMが32GBに強化し、メインカメラも補助の役割とはいえダブルレンズに強化されており、エントリーモデルながら他の企業のスマホならばミドルスペッククラスにも匹敵する性能を持ち、かつ価格も安めに設定されている。ただしエントリーモデルという差別化のため、P10 liteにはあるジャイロセンサーは非搭載、かつKDDIネットワークにも対応していない。当然DSDSにも非対応。
  • P20 Pro
    2018年6月発売。日本においてはNTTドコモ専売となる。P10 Plusの後継機にあたるフラグシップモデルでMate 10 Proの上位機種。最大の売りであるライカレンズ搭載のメインカメラは世界初のトリプルレンズを採用し、第三者機関のスマホカメラの評価では同期のスマホの中では最高評価を得ている。CPUにもフラグシップモデルのKirin970、ディスプレイに有機ELを採用。仕様上は3大キャリアすべてのVoLTEと防水・防塵にも対応しており、隙のない構成だがMicroSDが使用できないのが難点。キャリアモデルではシングルSIMとなったものの、おさいふケータイに対応している。グローバルモデルではDSDVと三大キャリアの電波にもフル対応しているが、KDDI網は通信のみの対応。またキャリア版はKDDI網には全く対応していないため、SIMロック解除後もKDDI網では利用不可だが、ソフトバンク網のSIMは問題なく利用できる。
  • P20
    2018年6月発売。P10の後継機。P20 Proに比べるとメインカメラがダブルレンズ、かつ防塵にこそ対応しているもの、耐水性は防滴仕様にとどまり、ディスプレイもLCD液晶である。それでもカメラ性能はP20 Proに次ぐ評価を得ており、超高性能カメラであることには変わりない。DSDV対応機種だが、VoLTEにはソフトバンク網しか対応しないため、ドコモのVoLTEには何とか対応しているMate 10 Pro以上に使いづらくなっている。
  • P20 lite
    2018年6月発売。日本においてはキャリア版はauのみだが、SIMフリー版もUQモバイルをはじめとしてMVNO各社や大型量販店などでも同時並行で販売される。P10 lite・nova lite 2の上位機種で歴代のliteシリーズ同様にコスパに優れ、三大キャリアの通信網にもフル対応している。Mate 10 liteやnova 2と比べても基本は上位性能だが、DSDSに非対応なので、そのあたりが差別化されている。P10 liteと比べるとCPUがKirin659、RAMが4GBと強化され、最近のファーウェイの端末同様にメインカメラもダブルレンズ仕様となっている。nova 2やMate10 liteと比べた場合、メインカメラの性能では勝るものの、カメラ全体の機能面では劣る部分もあるので注意。キャリアモデルのau版ではnova2同様にシングルSIM仕様のカスタムモデルだが、ROMが64GBとして販売される。SIMフリー版はデュアルSIM仕様だが、ROMが32GBに据え置きのため、ROMが16GBしかないP9 liteやnova lite以前のエントリー機からならともかく、P10 liteから乗り換えるほどの価値があるかは微妙な機種になってしまっている。
  • nova 3
    2018年10月発売。日本においてはキャリア版としてauで扱われる公算が高いほか、SIMフリー機種としてもMVNOの一部でも取り扱われる。歴代のnovaシリーズはエントリ~ミドルスペックのCPUだったが、nova 3はKirin970を搭載していることからハイエンド級の処理スペックを持っており、コンセプト的にはhonorシリーズに極めて近くなった。カメラはファーウェイ製だけに力が入っており、アウト・インの両カメラともダブルレンズ仕様でAI機能も搭載しているが、ミドルレンジの機種ゆえにライカレンズではないのが残念。なおカメラに関してはカタログスペック倒れとのレビューもあり、素の性能は下位機種のP20 liteや前機種のnova 2より下かもしれないとの声もあるほか、肝心のAI機能も好みが分かれる仕様のため、カメラに過度な期待はしないほうがいいかもしれない。ある意味でカメラに関しては非ライカレンズながら評価が高いhonorシリーズとの差別化のつもりなのかは定かではない。SIMフリー版はDSDVに対応しているが、キャリア版はシングルSIM仕様になる可能性が高い。
  • Mate 20 Pro
    2018年11月発売。Mate 10 Proの後継機のフラグシップモデル。CPUは自社製のフラグシップであるKirin980を搭載。カメラにおいても超高性能だったMate 10 ProやP20 Proをさらに上回るスペックとなっており、メインカメラはライカ製のトリプルレンズを採用し、目立たないがインカメラも強化されている。また充電も新たにワイヤレス充電に対応している。ただし超強化の代償に定価はなんと新型iPhoneの上位モデルにも迫る11万円以上というとんでもない価格に跳ね上がっており、通信SIMとのセット購入抜きでは手が出ない値段になっているのが難点。
  • Mate 20 lite
    2018年11月発売。Mate 10 liteの後継機。日本ではビッグカメラ専売モデルとなる。大きな目玉はCPUの強化で、長らくファーウェイのエントリー~ミドルレンジのモデルに搭載されていたKirin659ではなく、性能が底上げされた新型のKirin710を採用。しかもMate 10 liteでは省かれていたDSDV対応やジャイロセンサーを始めとした各種センサーも搭載。前モデルであるMate 10 liteがエントリーモデルのP liteシリーズやnova liteシリーズと性能面では大差なく(しかもDSDSへの対応アップデートも見送られたことも含めて)魅力が低かったことを加えると、今回は大型の廉価モデルの強みを全面的に押し出せている。またグローバル価格より日本価格の方が大幅に安いという日本で発売される海外スマホではあまり見られない特徴もある。

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関連項目

  • 携帯電話
  • スマートフォン
  • タブレット端末
  • 電機メーカーの一覧

関連リンク

脚注

  1. *通信設備世界2位に台頭、中国・ファーウェイ(華為技術)の光と影 (東洋経済ONLINE 2011年12月01日)
  2. *中国の発明特許出願件数、4年連続で世界一に―中国紙 (Record china 2015年3月1日)
  3. *ファーウェイにおけるCEO輪番制度の意義 (2011年度 年次報告書より)
  4. *【高論卓説】中国2社を排除も対応の鈍さを露呈 ファーウェイ問題で揺れる通信企業
  5. *中国とファーウェイの排除を協議した西側諸国「スパイ夕食会」の内幕
  6. *日本の政府調達からファーウェイとZTEを排除へ=関係筋 | ロイター政府、中国通信2社製品を排除へ ファーウェイとZTE - 共同通信 | This kiji is中国ファーウェイ・ZTE製品を排除へ 政府調達「安全保障上」 - FNN.jpプライムオンライン
  7. *分解したら“余計なもの”が見つかった!?日本政府も「ファーウェイ排除」へ 2018.12
  8. *携帯参入の楽天・三木谷社長、「中国製品を使う予定はない」
  9. *中国2社排除、携帯大手は次世代基地局見直しも(2/2ページ) - 産経ニュース
  10. *携帯基地局から「中国ベンダー排除」の報道、キャリア3社「決まった事実はない」 - Engadget 日本版ソフトバンクは政府方針に沿う――携帯3社が中国企業製品についてコメント - ケータイ Watch
  11. *ファーウェイ製品危ないか セキュリティー専門家の目  :日本経済新聞
  12. *製品のセキュリティ上の懸念に関する根拠のない報道について
  13. *ファーウェイ問題は「徹底してエビデンスを出して排除すべき!」 “冷戦構造”に巻き込まれた日本の取る道 - FNN.jpプライムオンラインより。記事消滅済みのためInternet Archiveされたものへのリンク。
  14. *「スパイウェアに似たような挙動をする」という事実無根の報道について
  15. *基本的にはnanoSIMカードと全く扱いのため、初期の開通設定さえ終えていれば、ドコモの周波数に対応してる端末ならば通信可能になっている。またカケホーダイなどの通話プランで契約していれば、通話機能がある端末なら電話も可能である。ただし、ドコモによる動作保証が全くない(公式サイトではeSIM対応機種以外では使用不可とされており、他の端末に差し替えたい場合は、通常のドコモUIMカードへの変更を推奨している)ため、仮にeSIMカードを他の端末に差し替えて通信が出来なかったと喚いても文句はドコモに言えないし、また差し替えた結果としてドコモタブレット以外の端末やeSIMカードが故障した場合は当然自己責任になる。

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