藤波(ふじなみ)とは、大日本帝国海軍所属の夕雲型駆逐艦11番艦「藤波」をモデルとした、ブラウザゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する艦娘(かんむす)である。
担当声優、担当イラストレーターは未公開。
夕雲型姉妹の十一女にあたる藤波は、2016年2月11日から開始されたイベント『偵察戦力緊急展開!「光」作戦』のE-2ボスドロップとして先行実装された。例によって手に入るときはあっさり入るが、手に入らないときはとことん入らない艦娘である。しかもこのE-2は連合艦隊&敵ボスも連合艦隊&基地航空隊使用&輸送作戦という、下手をすると資源が湯水のごとく溶けていく構成になっており、はまってしまった提督は塗炭の苦しみを味わうことになった。
夕雲型としては10人目の実装となる。ちなみに全19隻の夕雲型の艦娘としては、ちょうど折り返し地点である。
ところで藤波といえば、プロレス好きなら最初に思い付くのがマッチョドラゴンであり、こちらの藤波も実装前からネタにされており、一部では筋肉ダルマのような艦娘ではないかと恐れられていた。
もちろん実装された藤波はそんなことはなく、わりとスレンダーな感じの美少女である。名前の通りの藤色の髪をポニーテールにまとめており、服装はもちろん、これで同一制服最多人数を更新した夕雲型標準の制服を着用している。交友関係は不明だが、史実で最後を見届けた沖波のことを「沖ちん」と呼んでいるもよう。また、同じ駆逐隊にいた玉波の名を呼んでおり、近々実装されるのでは、と期待されている。
夕雲型駆逐艦11番艦〈藤波〉は、1942年8月25日に、駆逐艦ではお馴染み藤永田造船所で起工した。1943年4月20日に進水、1943年7月31日に竣工。
竣工後、錬成部隊である第十一水雷戦隊(旗艦〈龍田〉)に所属し、訓練を積む中、8月20日に同時期に竣工した夕雲型の〈鈴波〉〈早波〉(共に艦これ未実装)と共に第32駆逐隊を編成。その後〈玉波〉が編入されて4隻体制となり、華の二水戦に所属となる……が、書類上の話であって、実際には十一水戦で訓練を続けた。
1943年10月のポナペへの輸送船団護衛任務をもって32駆は十一水戦を卒業、今度こそ二水戦に所属となる。当時の二水戦の旗艦は〈能代〉である。
その後も、輸送船団の護衛任務をこなすが、既に戦局はどうしようもない状況であり、〈藤波〉も泊地で空襲に遭ったりしている。
1944年10月18日、捷一号作戦の発動に伴い、〈藤波〉は栗田艦隊の一員として出撃。しかし、早々にシブヤン海海戦で〈武蔵〉を失い、10月26日のサマール沖海戦ではさらに重巡3隻も失うことになる。
〈藤波〉はそのうちの1隻である〈鳥海〉の救援を命じられたが、既に手の施しようがなく、乗組員を救出した上で雷撃処分を行った。そして、〈鳥海〉の乗組員を満載して帰投することになった。
一方、同様に〈鈴谷〉の乗組員を救出した〈沖波〉が、セミララ島に擱座していた〈早霜〉を発見。給油のために接近しようとしていたところに、〈藤波〉が通りかかる。
しかし、そこに米艦載機が出現し、〈藤波〉は2隻の目の前で爆撃を受けて轟沈する。艦載機はさらに2隻にも接近してきたため、〈沖波〉は給油を打ち切って離脱、なんとか逃げのびた。一方の〈早霜〉は、その翌日、今度は〈不知火〉の轟沈を目の前にすることになった。
こうして、〈藤波〉は救出した〈鳥海〉の乗組員もろとも、全員が還らなかった。このため、〈筑摩〉を救援しながら沈められた〈野分〉同様、〈藤波〉と〈鳥海〉の最後の詳細についても不明なままである。
1944年12月10日、除籍。
お馴染みケッコンカッコカリRTA
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最終更新:2025/12/10(水) 05:00
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