試されすぎた大地、北海道とは (タメサレスギタダイチホッカイドウとは) [単語記事]

試されすぎた大地、北海道とは、前衛的かつ大規模なニコニコ動画関連のオフが数多く行われる北海道に付けられた、
羨望・嫉妬・畏怖・呆れなど全ての複雑な感情が入り混じったキャッチフレーズである。

概要

元ネタは北海道庁広聴広報課が1998年に策定した北海道のキャッチフレーズ、「試される大地　北海道」。

近年北海道は「とらのあな」などを初めとするヲタ向けショップが札幌市の一部に集中して出店・移転したり、
札幌市に本社を持つクリプトン・フューチャー・メディアより発売された初音ミクの大ヒット、
札幌市を本拠地として活躍する同人サークルIOSYSの作品がニコニコ動画で爆発的人気を得るなど、
北海道を取り巻くヲタ情勢は飛躍的な改変時期を迎えている。

もともと北海道は大手企業の商品動向のリサーチ場所として活用されてきた経緯がある。
本州からの移民により開拓され、日本中の血が混じっている道民が多く住む歴史的経緯も手伝ってか、
「北海道で売れた商品は全国でもヒットする」と言われているほどである。
北海道民は一言で言ってしまうと「新しいもの好き」な一面が多くあり、
また、開拓で培ったフロンティアスピリッツからか、新しいものに対して恐れることなく挑戦する意識が高い。

このタグの初出は、200⑨年1月18日に豊平川河川敷（札幌市内）にて開催された、
通称“凍死チルノオフ”の動画（関連動画参照）である。

そもそもの発端は先述のIOSYSの作品である「チルノのパーフェクトさんすう教室」に、
北海道の踊り手であるkuu.と恐怖。が振り付けを考案。

その後、北海道を代表する踊り手６人が集結し、冬の大通公園で撮影した動画を投稿。

雪吹きすさぶ厳しい冬が氷の妖精であるチルノのイメージを引き立て、なんとも北海道らしい動画となった。

このダンスを北海道のみんなで楽しく踊ろうという目的で開催されたのが、今回の凍死チルノオフである。
人数規模から考えると高いダンスのレベル、楽しそうな雰囲気、二百人以上による「バーカ！バーカ！」、
そして何よりもその人数の多さに驚愕した道産子ニコ厨が、羨望・嫉妬・畏怖・呆れの念からこのタグを命名した。

なお以下は編集者の個人的見解であるが、
今回の凍死チルノオフには多数のニコニコ動画系オフ初参加者が参加しており、
北海道のニコニコ動画シーンの大きな起爆剤になったと推定される。
これからも多数の動画やイベントが北海道から発信されていくであろう。

時には困難にぶつかり、時には泣き、時には動画を荒らされ、それでもニコ厨たちは進み続ける。
目指す先は、みんながニコニコできる動画をうｐすること。
北海道の大自然はそんな⑨たちを、これからも優しく生暖かく見守っていくことであろう。