講談社問題とは、講談社に関連する問題のことである。
尚、キングレコードや一迅社などの子会社の関与があればそこに触れた上で記述する。
講談社の関係者による不祥事はWikipedia
に書かれているのでここではニコニコで取り上げられる問題やWikipediaに記載が減っている問題を中心に取り上げる。
いつも週刊少年マガジンをご愛読、ありがとうございます。
先日『愛と誠』(原作:梶原一騎 漫画:ながやす巧)の漫画原稿(いわゆる原画)がオークションに出品されるという出来事がありました。
ご存知のかたも多いかと思いますが、『愛と誠』は1970年代に週刊少年マガジンで連載され、何度も映像化された大ヒット作品です。ちなみに『愛と誠』の原画は、現在は、ながやす巧先生ご自身がすべて管理しております。しかしながら、連載当時に、編集部からやむをえず外部に貸し出しをする機会があり、その際にごくわずかですが行方のわからなくなった原画があります。編集部として当時の原画管理に関する甘さを猛省しています。
読者のみなさまにお願いがあります。
ながやす巧先生は、連載当時から現在に至るまで、『愛と誠』の原画を外部の人に譲渡したり、売却したことは一切ありません。もし、さまざまなオークションや漫画専門店などの店頭で『愛と誠』の原画を目にされることがあったならば、それは紛失もしくは盗まれたものです。どうかそれらの原画を購入されることがないようお願い申し上げる次第です。また、原画を発見された場合は、下記の連絡先までご一報いただけますとありがたく存じます。同様の主旨のお願いを、ながやす先生からも承っております。
まことに勝手なお願いではありますが、どうぞよろしくお願いいたします。
今回問題になりましたまんだらけオークションサイトで販売されました「ながやす巧氏の原稿」についての弊社のコメントです。 問題点がいくつかありますが事実関係をまず記載しておきます。
① オークションにかけられた原稿が紛失したものかどうか特定できていない。
オークション前に作家様代理人と出版社様サイドから打診はありました。15枚の原稿紛失が1974年にあったこと、その時に紛失届けを出したことをもって、それが今回の原稿であると主張され、それはながやす先生が原稿を厳しく管理しているからとのお話でした。まんだらけとしては「愛と誠」の原稿を完全に管理をされているならば、紛失原稿がその15枚だけなのかを確認して連絡をいただけますか?と代理人様に4月29日に返事をしましたが、その後回答はない状態です。
② 弊社といたしましては遵法の精神にのっとりまして営業を重ねておりますので今回の件が問題になること自体に違和感があります。
③ 出版社様サイドから流出したものであればそれは出版社様の問題であり、責任は当然まかなわれるべきものと判断いたしますが、正式な判断はこれまた法に則って行われるべきかと存じます。
④ ただ今回出版社様サイドから出された正式な告知文によりますと以下の内容が見られます↓
「週刊少年マガジン編集部から読者のみなさまへ」
「読者のみなさまにお願いがあります。ながやす巧先生は、連載当時から現在に至るまで、『愛と誠』の原画を外部の人に譲渡したり、売却したことは一切ありません。もし、さまざまなオークションや漫画専門店などの店頭で『愛と誠』の原画を目にされることがあったならば、それは紛失もしくは盗まれ たものです。どうかそれらの原画を購入されることがないようお願い申し上げる次第です」「編集部として当時の原画管理に関する意識の甘さを猛省しています」とありますように仰っていることが事実なら明らかに非は出版社様にありますので、本当に反省されておられるのなら、そしてその原稿が今回の出品物であったならその責務を果たすためにオークションで落札して作者様にお返しすべきではなかったのでしょうか。その時間的余裕は充分あったはずですし、お申し出があれば弊社は協力していました。
それを何の非もない弊社や購入者を責めるような文章は、幼い責任転嫁以外の何物でもないものでしょう。
原稿が描かれた当時の状況は確かに今日の日本文化の礎を築くようなエネルギーに満ちておりましたが、その中で作家対編集という図式だけではなく、作家対出版社という構図の中では、作家の命である原稿は一部ないがしろに扱われていたのも事実です。 それは過去の出版社の方々の過ちではありますが、それでも同じ組織にある方たちですから「昔の人のやったことは関係ない」とは言えないのではないでしょうか。
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最終更新:2025/12/08(月) 03:00
最終更新:2025/12/08(月) 02:00
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