軍師ミノルのトラキア776死傷者一覧 単語


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グンシミノルノトラキアナナナナロクシショウシャイチラン

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この記事は、ゲーム実況者 軍師ミノル(はぁと)が「ファイアーエムブレム トラキア776」において軍の揮を取った際、志半ばに倒れてしまった者を記録するための記事である。

 

死傷者一覧

第一の犠牲者 ブライトン

 二年余りの休息に終りを告げ、軍師ミノル(はぁと)はその身をまた戦乱の世に投じた。

 シリーズ最難関とも評されるトラキア776を序盤、危なげながらも犠牲なく突破してきたミノル軍師だったが、第四章外伝「風の勇者」にてついに最初に犠牲者が出た。それが、マギ団の一員でもあるブライトンだった。通路を塞ぐ壁役の最左を担っていたブライトンは、執拗なまでに襲い来る魔導師のファイアーに身を焦がされ倒れる間際、かつて犯した万引きの罪を自嘲するように呟き、そして事切れた。

  「フフ・・・
   むかしの・・・
   むくいか・・・」

 

第二の犠牲者 ダルシン

 牢獄からの脱出を目指す第四章外伝「風の勇者」は、ミノル軍からまたしても仲間を奪った。軍全体における武器不足を危惧したミノルは、体格に優れるダルシンを捕獲要員として剣の確保を目論んでいた。が、そこに隙が生じてしまう。捕獲によるデメリットでダルシンが弱体化しているところに傭兵が斬りかかってきたのだ。中途半端に残っていた体力は血飛沫と化し、敵の刃に刻まれながらも、ダルシンは最後まで兄弟達の幸せを願っていた。

  「ぐっ、ユベル・・・
   姉さんと・・・
   仲良く・・・」

 

第三の戦死者 フェルグス

 第四章外伝「風の勇者」は尚もミノル達に牙を剥き続けた。

 捕獲の成功によりマチュアを救出し、更には再行動によって前線から離脱、おまけに渇望していた鉄の剣まで手に入れてしまうという働きを示した彼は、ミノル軍師をして今回のMVPと言わしめるほどの魅せ場を遺した。そう、遺した、である。依然として解消されない武器不足のため敵の捕獲に急いていたミノル軍師は、索敵マップにも拘らず前方の確認を怠るという愚を犯してしまう。そして暗闇から弓兵が現れ、敵兵を担いだままで身の重いフェルグスに向けて慈悲の心もなく弓矢を引き絞る。

 こうして今回のMVPは、その今回が終わる前に力尽きたのだった。

 「ぐっ・・・
  そうそううまくは・・・
  いかないものだな・・・」

 

第四の犠牲者 ナンナ

 悲劇、と言うより他になかった。

 第五章「母と娘」において、ミノル軍師は長時間に渡り知略を巡らし続けた反動か集中力を欠き、こともあろうかエーヴェルと共に闘技場で閉じ込められいるナンナに指示を出し忘れてしまったのだ。強力な専用装備を持っていても、そのときのナンナはか弱い少女に過ぎず、高みの見物を決め込んでいるレイドリックからすればその姿はあまりにも脆弱なものに見えたことだろう。軍師からの指示もない初めての戦闘だ、ナンナに為す術はなかった。敵の剣闘士は容赦なくナンナに一太刀を浴びせ、致命傷を追いながらも必死の抵抗を試みる彼女を嘲笑うかのように、返す刀でその命を摘み取った。

 リーフとの再開を果たす前に散っていったナンナだが、トラキア776におけるメインヒロインである彼女の死は、未来の戦に多くの不利、損失を招くことになるのだが、ミノル軍師がその事実を知るのはまだまだ先のことである。

 「・・・リーフさま・・・
  負けない・・・で・・・」

 

第五の犠牲者 ヒックス

 息子のマフィーを助けられたことに恩義を感じ、ミノル軍に参戦していたヒックスだったが、その献身も第七章「トラキアの盾」にて早くも終わりを迎えた。

  後方より大挙して押し寄せる援軍を向かい撃つべくミノル軍師は前線の維持を優先し、決して退こうとはしなかったのだが、その判断が凶と出た。リーフやマチュアを援護するため第一線で立ち回っていたヒックスに、魔導軍団が一斉に狙いを定めたのだ。二発のファイアーを辛くも回避したヒックスだったが、続いて飛んでくるメティオの連射には対応することが出来ず、業火に飲み込まれ、果てた。その場には「ヒックスさんはイケメン! 馬カッコいい!」と誰を褒めているのかわからない軍師の言葉だけが虚しく響いていた。

 「・・・マフィー
  とにかく・・・無事で・・・
  育って・・・ぐふっ」

 

第六の犠牲者 ダグダ

 度重なる窮地と危局の連続は着実にミノル軍師を成長させ、彼の率いる軍に死者が出たことなど遠い過去のこととなっていた。

 しかし第十八章「王都解放」で、ミノル軍師は最大の敵は懐に潜んでいることを知る。ミノル、アウグスト、ドリアスと言えば、トラキア軍の頭脳とも呼ぶべき偉大なる三軍師であったが、その一角には恐ろしいまでに深い闇が眠っていたのだ。

 鬼畜軍師、アウグスト。

 なんと彼は独断で、軍をふたつに割るという奇策に出てしまったのだ。だがその采配はお粗末なものであり、結果、長らく忘れていた絶望と衝撃をミノル軍師に叩きつけることになる。

 盗賊であるリフィスとラーラが一方に固まってしまったことで、切り込み隊長マチュアを始めとする多くの主力メンバーが扉を開けれずに立ち往生する羽目となったこと。これが第一にして最大の苦難であった。それでもミノル軍師は半分の戦力で現状の打開を目指し、なんとか敵陣の大広間を占拠するまでに至った。後はもうリーフ達と合流するまで慎重に進軍すればいい……はずだったのに、ひょっこりと顔を見せたロプト兵はまるで虫を潰すかのように躊躇いなく、ダグダに殺意を差し向けた。遠距離闇魔法、フェンリル。その威力は凶悪の一言に尽きる。いかに強靭な肉体を誇るダグダとはいえ苛烈な戦いを強いられ疲弊した状態では、耐えることができなかった。

 彼の死を皮切りに、順調かと思えた軍師ミノルの戦いは本格的に激化していくことになる。 

 「さして面白くもねえが
  くだらなくもねえ
  人生だったな・・・」

 

第七の犠牲者 ラーラ

 リーフ達の脱獄の手助けをしたことから始まり、この日までラーラは軍師ミノルと共に在った。全体的にぱっとしない能力値に加え、貴重な盗賊ユニットとはいえ劣化リフィスである事実は否めなく、彼女が真価を発揮する踊り子にもクラスチェンジできずに、もはや鍵を開けるくらいにしか使えない彼女でも、軍のマスコットキャラクターとしてその地位を確立し、みな(主に軍師)に癒しと安らぎを与えていた。だがそんな無力な少女でも、敵の前では等しく標的となるのが戦争なのである。第十八章「王都解放」にて、状況はダグダと同じだった。手の届かない場所から出現するロプト兵はフェンリルを用いてラーラを強襲し、どうすることもできぬまま歯噛みするミノル軍師の目の前で、彼女の華奢な体を情け容赦なく葬り去った。これにより盗賊はリフィスのみとなり、鍵に乏しいミノル軍は扉を開けられずに進行不可、つまり、完璧な詰みという可能性が浮上するのだった。

 「ああっ・・・
  次に生まれるときは・・・
  もっと・・・」

 

第八の犠牲者 セルフィナ

 第十八章「王都解放」における最後の犠牲者は、ラーラの死から間もないタイミングで訪れ、ミノル軍師に多大な精神的ダメージを与えることになった。ラーラを失った直後、続くフェンリルが今度はセルフィナに照準を合わせた。一発受けただけならば、彼女は生き延びることができただろう。しかしセルフィナの所持するスキル『突撃』は、相手よりも体力が多い場合は戦闘を継続するというもの。たとえ一方的に攻撃されるだけの場合でも、だ。懸命に不発を祈るミノル軍師の言葉も通じず、スキルは発動した。二回のフェンリルをその身に受けて耐えうるはずもなく、セルフィナは戦死者一覧に名を連ねる運びとなった。

 「フフ・・・これまで・・・ね・・・
  ごめんなさい・・・
  グレイド・・・」

 

第九の犠牲者 アスベル

 第十九章「ザ・糞軍師」は、ミノル軍師の長い戦いの歴史において最大の犠牲を払う惨状をもたらした。

 軍に最初の綻びを入れてしまったのは、皮肉なことに総大将たるリーフが戦局を見誤ったことであった。 帝国からアルスターを救うため、リーフは三軍師の反対を強引に振り切って新たな戦場へと駈け出した。これが惨劇の幕開けとなる。先発隊として軍の半数を引き連れてアルスターに向かったドリアスは帝国の反撃を受け、味方の逃走時間を稼ぐため最後まで戦い抜き、死亡。その報を聞いて呆然とするリーフ。未だに数多くの仲間達が敵陣の眼前に残されたまま。 絶体絶命。この危機を覆すため、我らが天才軍師ミノルが立ち上がる。

 しかし、ここでミノル軍師は痛烈なまでの挫折を味わうこととなった。

 その先駆けが、ミノル軍の中核を担う魔導師アスベルの死だ。

 逃げ惑う市民を守るため、アスベル最前線の森へと乗り込んでいった。抜群の回避力で余裕の迎撃を見せてくれるであろうとミノル軍師は予想していたようだが、現実は彼の思惑を大きく外れていた。本当に、呆気ないものである。ターラの防衛戦では、急襲にも臆せずオーシンと背中合わせに戦いトラキアのドラゴンナイト集団を一掃する大活躍を見せたアスベルが、たった二人の騎兵に敗れたのだ。その衝撃はミノル軍全体にまで伝播し、指揮官の頭脳をも鈍らせることになる。

 「リーフ様・・・
  どうか・・・
  トラキアを・・・」

 

 第十の犠牲者 グレイド

 第十九章「ザ・糞軍師」の戦いは続く。剣の錆となったアスベルを弔う寸暇すら与えずに、敵軍の波状攻撃は勢いを増していく。市民を連れて味方陣営へと避難しようとしていたグレイドを、敵は逃さなかった。移動性能、そして数で勝る敵の騎兵は簡単にグレイドに追いすがり、強力な銀の矢をもって彼の息の根を止めた。先の戦いで鬼籍に入っている妻・セルフィナと、グレイドが黄泉の国で再会できることを祈りたい。ところで、地味に指揮効果を持つグレイドのロストは決して看過できるものではないが、時を同じくしてミノル軍師は言い訳に勤しんでいたため、あまり気にはならなかったようだ。

 「この身が・・・くちようと・・・
  レンスターは・・・
  再び・・・必ず・・・」

 

第十一の犠牲者 ディーン

 第十九章「ザ・糞軍師」の戦いはまだ続く。竜騎士ディーンに命じられた指示は、打たれ弱いサラを安全圏まで運ぶことだった。大量の銀の弓が行き交う戦場で、飛行系であるディーンはまさしく飛んで火に入る夏の虫。どうにか接敵を避け続けていたものの、オーシン、マリータ、フィンの三人で抑えている前線は不安定極まりなく、ついには弓騎兵の攻撃範囲に捉えられてしまう。そして、勝負はただの一撃で片付いた。

 「リノアン・・・
  すまない・・・
  もう俺は・・・」

 

第十二の犠牲者 マリータ

 第十九章「ザ・糞軍師」の戦いはまだまだ続く。エーヴェルの養女にしてトラキア屈指の強者ガルザスの実子、そしてオードの直系という優れた血筋を持つ彼女は、加入当時からその系譜に恥じない強さでミノル軍に貢献していた。しかし、攻撃性能では軍のツートップであるマチュア、マーティすら超えていた彼女だが、いかんせん多勢に無勢であった。次々と仲間が各個撃破されていく中、平地で敵将コノモールを倒すという軍師の無茶な注文に応えたマリータだが、彼女にその先の未来は用意されていなかった。度重なる攻撃を凌ぎながら生き延びようとするも、最期にはアーチの矢にその身を貫かれ、戦場の華と散った。それによってガルザスを説得する術は失われ、彼とは近い将来、刃を交えざるを得なくなってしまった。

 「か、母様・・・くっ・・・」

 

 第十三の犠牲者 オーシン

 第十九章「ザ・糞軍師」の戦いは依然として続く。

 

 

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