
遊☆戯☆王アーク・ファイブとは、テレビ東京系列で放送中のアニメ作品である。2014年4月6日から放送開始。
概要
「週刊少年ジャンプ」2014年3号で情報が公開された、「遊☆戯☆王ゼアル」(「遊☆戯☆王ゼアルⅡ」)に次ぐアニメ遊☆戯☆王シリーズの第5作(NAS制作でない、いわゆる東映版「遊☆戯☆王」は含まれない)。
そのときは主人公の姿と、主人公が使用すると思しき2体のモンスターの姿が公開された。両手に1枚ずつカードを持つ不思議なイラストであったが、今にしてみるとペンデュラム召喚を表していたのかもしれない。
「決闘革命」を謳っており、5D's以降恒例となった新規の召喚システムとして、今作では「ペンデュラム召喚」が登場。さらに、新たなデュエルのルールとして「アクションデュエル」も登場した。
PVではディスクの両端に1枚ずつカードがおかれ、ディスクに「PENDULUM」(振り子の意)と表示され、そのあとに初期のキービジュアルにあった2体のモンスターが現れるという場面があった。また、遊矢がピンクのカバのような生き物(EMディスカバー・ヒッポ)に乗りながらデュエルする場面もあり、話題となった。
タイトルにあるアーク(arc)は、孤、弓形の意。ペンデュラム(=振り子)召喚から、振り子運動を表したものか。
箱舟を意味するアーク(ark)とはスペルが違う。
アークと略すと前作「遊☆戯☆王ゼアル」に登場した「No.101 S・H・Ark Knight」と紛らわしく、Vと略すとこれまた前作ゼアルのキャラクター「V(ブイ)」と混同し、ファイブと略すと前々作「遊☆戯☆王ファイブディーズ」とかぶるという、略称に困るタイトル。素直に「ARC」「ARC-V」とでも書いてあげましょう。間違っても「AV」などと略してはいけない。
もっとも、V(ブイ)以外はそのように略す例は少ないので、前後の文脈で通じるとは思われる。
ちなみにニコニコ動画でのタグ登録は「遊戯王ARC-V」タグがメジャーになっている。
メインテーマは「勇気を持って一歩踏み出せ!!」。
ストーリー
物語の舞台は日本の海岸沿いにある「舞網市」。
デュエルの技術だけが突出して進歩している。
赤馬零児が社長を務めるレオ・コーポレーション。同社が開発した「質量を持つ立体幻像(ソリッド・ビジョン)」の普及により、舞網市では「アクション・デュエル」が生まれ、世界中で人気を博している。
子供たちはスター的存在であるプロデュエリストに憧れ、主人公・遊矢たちが通う「遊勝塾」や最大手「LDS(レオ・デュエル・スクール)」といった大小さまざまな塾に通い、召喚法やデュエルスタイルなどを学んでいる。そんなある日、遊矢はプロデュエル界の現役チャンピオンとエキシビジョンマッチで戦うことになるのだが・・・・・・?
――Vジャンプ2014年4月号より引用
登場人物
遊勝塾
- 榊遊矢(さかき ゆうや) CV:小野賢章
![榊遊矢 榊遊矢]()
- 本作の主人公。14歳の中学2年生。笑うことでつらい現実から逃げていたが、デュエルをきっかけに困難に立ち向かう決意をする。夢は、父のような、人々を笑顔にする「エンターテインメント・デュエリスト」になること。
緑と赤の奇抜な髪形をしており、まるでトマトのようと評されるが、これまでのシリーズで訓練された視聴者には髪形が地味に見えるという。海産物ではなかった。
- 柊柚子(ひいらぎ ゆず) CV:稲村優奈
![柊柚子]()
- 遊矢の幼馴染で、叱咤激励するパワフルな少女。父が経営する「遊勝塾」で遊矢と共にデュエルの腕を磨いている。「幻奏」モンスターを使用する。ハリセンツッコミが特技。
- 紫雲院素良(しうんいん そら) CV:園崎未恵
- 遊矢の「エンターテインメント・デュエル」に魅了され、遊矢に付きまとう少年。おもちゃをモチーフとしたモンスターの融合召喚デッキを使う。自由奔放、甘いお菓子が大好き、母性本能をくすぐる愛されキャラ。
- フトシ CV:知桐京子
- ぽっちゃり体型の塾生。もっぱら遊矢のデュエルを観戦している。遊矢が素晴らしいプレイングを披露するたびに、その感動を「痺れるぅ~!」という言葉と共に全身全霊をもって表わしている。
権現坂道場
- 権現坂昇(ごんげんざか のぼる) CV:大林洋平
![権現坂昇]()
- 遊矢・柚子の友人。彼らをはじめとする遊勝塾の塾生と行動を共にすることが多いが、遊勝塾の塾生ではなく「権現坂道場」の跡取り。「超重武者」デッキを使用した「不動のデュエル」を信条としている。
LDS(レオ・デュエル・スクール)
- 赤馬零児(あかば れいじ) CV:細谷佳正
![赤馬零児]()
- 大企業「レオ・コーポレーション」の2代目社長。天才的な頭脳を持ち、15歳でプロデュエリスト認定を受けるほどの超エリート・デュエリスト。ペンデュラム召喚に興味を示している。
極東エリアのデュエルチャンピオンではない。
- 沢渡シンゴ(さわたり しんご) CV:矢野奨吾
- LDSの生徒。取り巻きを従えて、自分が選ばれているという発言やクズカード呼ばわりなど、典型的な小悪
党。カードは全てパラレルレア(デュエルターミナル仕様)。気障なところもあるが、時折取り巻きに突っ込まれたり、柚子にすらけなされたり、なかなか格好良くは決められない。
しかし、デュエルに負けても取り巻きから見放されないあたり、人望はあるらしい。
名前について、電子番組表で「真吾」と表記されたことがある。
- 志島北斗(しじま ほくと) CV:花江夏樹
- LDS・エクシーズコースの生徒。沢渡が襲撃された事件を好機に遊勝塾を乗っ取ろうとした零児の母・日美香が送り込んだ3人の刺客の1人。プライドは高いようだが、遊矢に敗れたという汚点を真澄に突かれてその度に意気消沈している。「セイクリッド」デッキを使用する。
- 光津真澄(こうつ ますみ) CV:清都ありさ
- LDS・融合コースの生徒。沢渡が襲撃された事件を好機に遊勝塾を乗っ取ろうとした零児の母・日美香が送り込んだ3人の刺客の1人。対戦相手の柚子が何かしら迷いを抱えていることを見破っていた。宝石商の娘であり、それにちなんで宝石がモチーフの「ジェムナイト」デッキを使用する。
- 刀堂刃(とうどう やいば) CV:高梨謙吾
- LDS・シンクロコースの生徒。沢渡が襲撃された事件を好機に遊勝塾を乗っ取ろうとした零児の母・日美香が送り込んだ3人の刺客の1人。他の2人を「行儀のいいだけの奴ら」と評しているだけに、彼らと比べると言動が荒っぽい。「X-セイバー」デッキを使用する。
スタッフ
- 原作:高橋和希 スタジオ・ダイス(週刊少年ジャンプ)
- キャラクター原案:三好直人
- 監督:小野勝巳
- シリーズ構成:上代務
- デュエル構成:彦久保雅博
- キャラクターデザイン:横田明美
- メインモンスターデザイン:反田誠二
- モンスターデザイン:長森佳容、牧内ももこ、高橋成世
- コンセプトデザイン:宮崎真一
- 総作画監督:原憲一
- 音楽:中川幸太郎
- ナレーション:山路和弘
- アニメーション制作:ぎゃろっぷ
主題歌
オープニング曲
- Believe×Believe
- 作詞・作曲:フジノタカフミ、編曲:MEG.ME、アーティスト:超特急
エンディング曲
- One Step
- 作詞:大森祥子、作曲:小野貴光、編曲:玉木千尋、アーティスト:P☆Cute(白咲るり、闇津ますみ)
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関連チャンネル
関連コミュニティ
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関連項目
- 遊戯王
- 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
- 遊☆戯☆王デュエルモンスターズGX
- 遊☆戯☆王ファイブディーズ
- 遊☆戯☆王ゼアル
- アクションデュエル
- ペンデュラム召喚
- それズルじゃん!
- 一人でやってるよ〜
- 遊戯王関連項目の一覧
- アニメ作品一覧
外部リンク