遊☆戯☆王真デュエルモンスターズ封印されし記憶とは、高橋和希による漫画「遊☆戯☆王」及び、TCG「遊戯王OCG」を元にしたゲーム作品である。発売日は1999年12月9日。ハードはPS。
闇遊戯の謎に包まれた過去を描くというコンセプトで製作。古代エジプトを舞台に繰り広げられる名も無きファラオ(主人公)と謀反を起こした神官長ヘイシーン(ジャファー)、神官セト(社長の前世)との戦いを描く。
遊戯王のゲーム作品としては唯一エジプトを舞台にしており、陰謀や裏切りなどシリアスな作風が特徴。音楽は古代エジプトらしいものが大半で、特に戦闘BGMは高い評価を受けている。スタッフの間でも同様なのか後のGB作品ではその多くがリメイクされて使いまわされた。
シナリオは原作者の高橋和希が担当。遊戯王にて「バトルシティ編」「王の記憶編」を描く前の作品である為、実際の漫画内容とは異なった部分が非常に多い。シナリオに関しては完全なオリジナルである。
キャラクターにおいてはイシズ・イシュタールのプロトタイプとも言うべき「イシズ・ナオミ」が登場。神官長ヘイシーンも、後の神官長アクナディンの元となったと見られる。(どちらも作中でのポジションがほぼ同じである為。)
遊戯王を原作としたゲーム作品の中でも最高の難易度を誇るゲームとして有名。
「生け贄召喚」といった高レベルモンスターを召喚する為のコストが存在せず、対戦相手は容赦なく強力カードを使用し、初期デッキはそれに対して脆弱。普通にストーリーを進行させるだけでは、まずまともなデッキは構築できない、クリア不可。パスワードによる強力カードの入手も大量のコスト(スターチップ)が必要となり、実用性が皆無といった仕様である。
難易度が高いというよりもゲームバランスが崩壊してしまっていると言った方が適切で、それが為に「無理ゲー」「詰みゲー」「鬼畜ゲー」など様々な評価を戴くに至る。
この鬼畜のようなゲームをまともにプレイする方法が一つだけ存在する。
それはポケットステーション(以下ポケステ)の使用である。ポケステのあるなしでは難易度に天と地ほどの差があると言っても過言ではない。何故ならポケステにリモコンの赤外線を照射する事によって、強力なカードを簡単かつノーコストで入手する事ができるからである。二つあれば通信融合機能を用いて、青眼の究極龍、ゲート・ガーディアンなどの最強カードを確実に入手する事ができ、安定したゲームバランスでプレイする事ができる。
ポケステ無しでのゲームクリアは可能であるが、その難易度が鬼畜レベルである事は前述の通りである。ゲームクリアの必須術としては特定のモンスター同士による融合術、フリーデュエルでのカード集め、初期デッキでサンダーボルトが出る様に粘る(サンダーボルトとブラックホールどちらかがランダムで入手可能な為)などが挙げられる。
限定版では特製ポケットステーションとストラップが同封。要するにこれを使えという事だったのだろうか?だとすればスタッフはポケステ無しではクリア困難だという事を見越していたのかも知れない。
なお、ポケステは現在生産終了しており、入手は困難となっている。その為、ポケステを用いた打開策を取るにも難しい状況となっている。
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最終更新:2025/12/07(日) 21:00
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