邪神イレイザー 単語

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ジャシンイレイザー

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邪神イレイザーとは、漫画遊☆戯☆王R」に登場するカードである。

概要

かつてペガサスデザインをしながらも、創造をためらったという三邪神の1体。以下のようなテキストを持つ。

THE DEVILS ERASER
★★★★★★★★★
A god who erases another god.
When Eraser is sent to the graveyard, all cards on the field go with it.
Attack and defense points are 1000 times the cards on the opponent's field.
ATTACK ?  DEFENSE ?

相手のフィールドカードの枚数×1000ポイントの攻守になる効果、自身が墓地へ送られるときにフィールド上の全てのカード墓地へ送る効果を持つ。
また、テキストでは触れられてはいないが、としての耐性も一応持ってはいる。


天馬夜行キース・ハワードに手渡したカード
作中で初めて姿を現したのはキースVSリッチー・マーゼット戦であるが、この時は経過が省略されていて、効果の詳細は不明であった。

本格的に登場したのはキースVS城之内戦。
カードヘキサチーフ」で城之内セットカードの発動を封じることで攻撃を上げやすくした後、「スクラップガレージ」で特殊召喚された「モーターシェル」、「モーターバイオレンス」、「モーターカイザル」を生け贄に降臨した。
攻撃3000となり、「ギルフォート・ザ・ライトニング」を戦闘破壊した。

さらに城之内を追い詰め、直接攻撃で決着をつけようとするキースであったが、「墓荒し」(漫画版効果/遊戯王R版表記)でキースの「モーターバイオレンス」をにされ、さらにトークン2体を与えてしまう。
その後、「サモン・キャプチャー」でキースの手札の「デモニック・モーター・Ω」を奪われてしまい、さらにキースの「エンジンチューナー」を利用されて「デモニック・モーター・Ω」の攻撃が上昇、そのまま戦闘破壊された。

しかし、イレイザー墓地へ送られることによって連れ効果が発動、カードだけでなく、キース城之内まで連れにしようとする……。


その後、天馬夜行遊戯とのデュエルで使用。直前にキースが使用してるのだが、いつの間に回収したのだろうか。
レベルレジストウォール」で展開された「エンジェルO1」、「カシモラル」、「レライエ」を生け贄に召喚された。

遊戯の場に「アルカナ ナイトジョーカー」(の融合素材3体。作中のルールでは素材がそのままフィールドに残る扱い)とセットカード1枚があることで攻撃4000となり、「アルカナ ナイトジョーカー」を戦闘破壊した。
遊戯は「ビッグ・シールド・ガードナー」を守備表示で召喚。イレイザーの攻撃2000を上回る守備で防ごうとしたのだが、イレイザーが「軍神ガープ」の生け贄召喚のために生け贄にげられたことで効果を発動、「ビッグ・シールド・ガードナー」とセットカード1枚を墓地へ送った。
その後、夜行は「軍神ガープ」でダイレクトアタック。しかし、イレイザー墓地へ送ったセットカードは……。

ちなみに、OCGで同じようなプレイングを行った場合(OCG版のこのカードはそもそも生け贄では効果が発動しないが)、「軍神ガープ」の生け贄召喚アドバンス召喚)成功後に効果が発動し、「軍神ガープ」まで連れになってしまう。


攻撃名は「ダイジェスティブ・ブレス」(ブレスがブレースと表記されることもある)。

連れ効果を発動するときは、VS城之内戦の場合、切り落とされた首からい血が流れ出て、それにカードが飲み込まれる。

キースからは「相手の出方によってが変化するブザマなモンスター」と言われ、海馬からは「人頼みな」と言われる、のわりにはちょっとかわいそうなモンスター

特定カードの枚数に応じて攻撃が変化する、という点では、「オシリスの天空竜」に類似する。また、連れ効果は、の持つ破壊効果に対抗するものであると考えられる。

ひそかに、遊戯が一度も倒すことのなかった邪神であり、一度も(物理的に)破られる描写がみられなかった邪神でもある。

最も登場が遅い邪神で、サブタイトルでも最後の邪神と扱われている。しかし、としての最高位、またラスボスは「邪神アバター」のほうである。

イレイザーeraser)は「削除者」、「殺者」といった意味。と言うとかっこいいが、「消しゴム」という意味のほうが恐らく一般的。

おまけ

キースVS城之内戦で使用した後、夜行VS遊戯戦で使用しているが、これが同一のものである場合、夜行がどうやってこのカードを回収したのかがよくわからないことになってしまう。

遊戯屋上にいる夜行の元にたどりついたとき、夜行は階段に座ってうなだれていた。R・A計画が失敗したからであるだろうが、R・A計画が決行されたのはキースVSリッチー戦の決着とほぼ同時である(その後、遅くともVS城之内戦より前には失敗している)。失敗した後ずっと屋上にいた場合、それより後に下の階でキースが使用していたこのカード夜行が回収できるタイミングはなくなる。

夜行キースの持っていたイレイザーを回収したとするならば、夜行キース敗北以後にキースの元へ行き、イレイザーを回収し、遊戯屋上にたどりつく前にすばやく戻り、うなだれ遊戯を待ち構えなければならない。
遊戯キースのいた地点から移動したのはVS城之内戦開始前であり、遊戯は恐らく寄りせずに屋上に向かっているであろうから、遊戯がよほどの方向音痴か、あるいは夜行がとんでもない抜けを使いでもしない限り、遊戯の到着までに回収するのは難しい。夜行屋上にいてかに取りに行かせたとしても、遊戯より後にキースのいる地点を出発し、遊戯より先に屋上夜行の下にたどりつかなければならないため難しい。

そもそも、R・A計画が失敗し呆然としているはずの夜行突然屋上からビル内に戻り、邪神を回収して素屋上へ行き、階段に座って遊戯を待っているなどという不自然行動をとった場合、屋上居合わせたウィラーメットあたりが何らかのリアクションを示してもいいものである。

キースのものと夜行のものが同一のカードだとすると、時系列不自然な点があるため、同じ邪神カードが複数枚存在し、キースとは別に夜行も所持していたのかもしれない(邪神が各1枚しかないという描写はなく、一度破かれたはずの「邪神ドレッド・ルート」が後に使用されていることから、ドレッドルートは複数枚あった可性が高く、イレイザーが複数枚あっても不自然ではない。アバターに複数枚存在することを示唆する描写はない)。
邪神パワーでいつの間にかデッキに入っていました、という考え方もできなくはないが。

OCG版

Vジャンプ 2007年3月号」(2007年1月20日発売)でOCGに登場。

種類 効果モンスター
基本情報 10/闇属性/悪魔族/攻?/守?
効果
このカードは特殊召喚できない。
自分フィールドモンスター3体をリリースした場合のみ通常召喚できる。
(1):このカードの攻撃・守備は、相手フィールドカードの数×1000になる。
(2):自分メインフェイズに発動できる。このカードを破壊する。
(3):このカードが破壊され墓地へ送られた場合に発動する。
フィールドカードを全て破壊する。

ではなく、闇属性悪魔族となった(当時は公式使用可属性族のカードは存在せず、既存の属性・種族にあてはめてしまうのは止むを得なかったのかもしれない)。また、連れ効果は破壊され墓地へ送られたとき限定になり、自らを破壊できる効果が追加された。

3体生け贄(リリース)という重いコストが必要となるが、攻撃が不安定であり、扱いにくい。極端な話、相手フィールドに攻撃1000以上のモンスター1体だけしかいない場合、それで戦闘破壊される。また、全体除去も持っているが、強制的に発動し、自分フィールド上も巻き込む諸刃の剣のような効果になっている。

このカードを使用するなら、ロックをかけて相手フィールドカードを貯めさせ、高攻撃を出せるようにしたい。「心鎮」などでカードを溜めさせたり、「おジャマトリオ」などで相手フィールドカードを増やして攻撃をあげ、なるべくなら一撃で決めたい。相手がペンデュラム召喚を積極的に利用するデッキであれば、性質上ペンデュラムゾーンは埋まりやすいので、較的安定して2000以上の攻撃が得られる。もし、このカードフィールド上に出た後に3000以上の打点を得られたら、下がる前に「反転世界」で数値を固定してしまうのも一

同条件でこのカードより安定性のある「邪神ドレッド・ルート」なども使用できるので、どれを採用するかはよく考えたい。こちらは相手フィールドカードがたくさんあるときの爆発や、ロック突破への利用ができることが利点。


自身の効果による理論上の攻守の最大値は13000(モンスターゾーン魔法ゾーンフィールドゾーンペンデュラムゾーンをすべて埋める)。

フィールド以外で破壊されても効果は発動する。「神の宣告」などで召喚自体が効にされた場合や、「連鎖破壊」などで手札から破壊されても効果は発動する。そのため、「炎王 ヤクシャ」などの効果で動的に破壊することで、効果を発動するという芸当もできる。

「3体を生け贄にげた場合のみ」通常召喚できるとテキストに記されているので、「死皇帝の陵墓」でリリースなしで召喚することはできず、「レベル変換実験室」などで仮にレベル4以下になったとしても、リリースなしでの召喚はできない。また、「アドバンスフォース」を使ってレベル5以上1体だけをリリースすることも不可能。ただし、「ダブルコストン」や「始帝王(闇属性宣言済)」を2体分のリリースとして使用することは可

自壊効果は自分のターンメインフェイズにしか発動できない。しかし、1ターンに何度でも発動可なので、「光と闇の竜」の効果を限界まで使用させることができる。また、「天罰」などで自壊効果を効にして破壊された場合でも結果として破壊はされるので、全体除去は発動する(自壊効果と全体除去は別の効果である)。
自壊からの全体除去効果を使わせないためには、「エフェクト・ヴェーラー」などで破壊せずかつ永続的に効化する必要がある(それでも何らかの方法で破壊された場合の全体除去は防げない。防ぐなら「スターライト・ロード」など)。

デメリットなどでなく、単に自身を破壊するだけというしい効果を持つ。類似効果を持つモンスターには「おとぼけオポッサム」が存在する。

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