金沢市 | |
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面積 | 467.77km2 |
市役所所在地 | 広坂 |
人口 | 約45万人 |
市長 | 山野之義 |
金沢市は、石川県の県庁所在地である。中核市に指定されている。
地理的には能登半島の印象が強い石川県であるが、金沢市は半島部ではなくその南の付け根の辺りに位置しており、県内区分では加賀地方に属する。
長い歴史を持つ都市で、かつて「加賀百万石」と呼ばれた加賀藩・前田家の居城、金沢城の城下町である。江戸時代には江戸(東京23区)・京(京都市)・大坂(大阪市)に次ぐ、人口第4位の都市であった。近代以降は学都・軍都として栄えた。第二次世界大戦では中小都市にまで空襲の被害が出たものの、金沢市には空襲の被害が全くなかった。このため、古くからの風情あふれる街並みを現代にも残している。
人口はおよそ45万人で、地方都市としては中規模であるが、中部地方とは山地によってやや隔絶されており、
東北、近畿とも距離があるため、富山、石川、福井の3県で「北陸3県」と扱われることが多い。金沢市はその中心に位置するため各種の施設や企業の本社、支社が比較的多く、付近の都市と比べて都会的になっている。
ニコニコ動画的には、2009年11月28日には、ニコニコ動画(9)の全国ツアーである「ニコニコ大会議2009-2010」が、更に2011年1月30日には、「ニコニコ大会議2010-11 全国ツアー ~ありがとう100万人~ in 金沢」がそれぞれ、市内柿木畠のホールで開催された。また、2012年にはニコニ公式キャラバンでニコニコ技術部オフが開催された金沢市民芸術村にニコニコカーが訪問した。
市民の多くが住む大半の区域は、市内を流れる2つの大きな川(犀川・浅野川)によってつくられた平野と河岸段丘で成り立っている。後述の兼六園や金沢城公園はその河岸段丘の1つである小立野(こだつの)台地の端に位置している。海岸部は鳥取ほどではないが、長く大きな砂丘が広がっている。残りは山林である。犀川の源流部にある犀滝は、道なき道を徒歩で1日がかりで行ってようやくたどりつくほど、山深いところにあるが、ここも金沢市域である。
気候は、年間を通して降水・降雪量の多い、典型的な日本海側気候であり、冬は太平洋側よりも雪が多く降る。
しかし、同じ北陸地方の県庁所在地である富山市や福井市と比べても、積雪量はそれほど多くはない。
年間雨日数全国1位の石川県というだけあって、1年を通して、日照時間が全国的に低く、曇天模様の日が多い。「弁当忘れても傘忘れるな」を地でいく天候である。
小春日和の日には医王山や大門山、白山連峰(獅子吼高原)の美しい雪景色が見ることができる。
かつて「金沢の街は、曲がり角が たんとあるがや。」と言いながら、外人が小回りのきく軽自動車で狭いクランクを曲がり、細い路地を駆け抜けるという某軽自動車会社のCMがあったように、今でも中心市街地には自動車の通行が難しい道路が多くある。
これは城下町として整備されて以来、第二次世界大戦の空襲の被害を全く受けなかったからである。基本的に、金沢城公園が街の中心になっており、そこから放射状に道が伸びているため、道の構成そのものもちょっとわかりづらい。
自動車社会に入るようになって、ようやく片側2車線の幹線道路が整備されたものの、中央分離帯が無い、1車線分の間隔が狭い、変則的な交差点がある、交差点の右左折レーンが多い…などと、他の都市以上に特徴的な道路交通網である。金沢市民ですら、慣れるまで時間がかかるほどである。週末や連休などに、市内の運転に慣れないペーパードライバーなどが市中心部を自動車で回るのは時間の無駄である。
一方で、郊外部ではより高規格な道路が次々とできているものの、他の都市と同様、住宅地やロードサイド店が多いことなどから渋滞が各所で多くみられる。
公共交通機関としては、かつては路面電車が走っていたが1968年に廃止され、今ではバスが主体である。金沢駅や武蔵ヶ辻、香林坊、兼六園下といった中心市街地各所から放射線状にバス路線が伸びている。
また、観光やコミュニティ用に循環バスやシャトルバスが整備されており、兼六園シャトルやふらっとバス、城下まち 金沢周遊バスがその例である。
鉄道は先述の通り、路面電車が廃止されたが、北陸鉄道の浅野川線と石川線がある。JRは北陸本線と七尾線があり、サンダーバード、北越、はくたかなどの特急列車が運行されている。なお、敦賀駅まで北陸新幹線の建設が決定しており、2015年4月までには金沢駅までが開業する予定となっている。開業したときの並行する部分の北陸本線は、第3セクターへの経営分離が決まっている。
金沢城・兼六園などがある、古くから賑わってきた地域。が、最近ではキャパシティが限界を迎えている。
かつては田んぼばかりの地域だったが、バブル期以降再開発が激しくなった地域。本来、バブルが続いていれば後述の50m道路沿い一帯が大繁華街になっていたと思われるが、現在ではむしろバブルの傷跡を多く残す。
しかし、北陸新幹線の開業が確定し間近に迫った現在、かつて駅の東側に存在した施設が移転してきたり、新たな商業施設の建設が決まったりと、再開発が活発化してきている。
市中心部から見て、浅野川を挟んだ北側。ひがし茶屋街や、松井秀喜が在籍していた星稜高校、市内北東端の町、森本地区がある地区で、金沢城のちょうど北側に面している。
金沢市街地の東端~南端、医王山系の山々に沿う様に作られた新たな環状線は、2006年に全線開通し山側環状と呼ばれ、市内のアクセスを飛躍的に効率化した。
この道路に沿った地域は、今までは文字通り最果てのような場所だったが、開通と同時に一気に人が集まるようになり注目を浴び、活発な再開発が行われ始めている。
西金沢駅や北陸自動車道金沢西IC、西武緑地公園などがある地区。それなりに市街地ではあるが開発が既に成熟しており、郊外に当たる。
詳しくは 若い力 の項を参照。
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最終更新:2024/04/19(金) 08:00
最終更新:2024/04/19(金) 08:00
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