電(いなづま)は、ソーシャルゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」に登場する艦娘、なのです!
モデルは日本海軍特Ⅲ型駆逐艦(暁型)4番艦<電>、なのです!
1932年、吹雪型駆逐艦の24番艦、特Ⅲ型では4番目、つまり特型駆逐艦の末妹として就役したのが本艦である。
「でん」じゃなくて、「いなづま」なのです!
1934年の演習中、太平洋戦争も始まっていないのに『電の本気を見るのです!』と三歳年上の姉、“深雪”に突貫。あ、あるぇー?……結局、深雪は沈没、電も三ヶ月に渡る風呂入り修理を余儀なくされた。
ちなみに、この数カ月後に駆逐艦長に就任したのが有賀幸作。後に最後の戦艦大和艦長を務める人物である。
太平洋戦争開始時には同じ暁型の姉達とともに第六駆逐隊として栄光の第一艦隊第一水雷戦隊に所属。
1942年初頭、フィリピン制圧戦に参加中『電の本気を見るのです!』と輸送船“仙台丸”に衝突。またか!
そういうわけでまたしばし修理するはめになったが、『電の本気を見るのです!』と復帰参戦した同年3月のスラバヤ沖海戦では撃沈された英国重巡洋艦“エクセター”の乗組員376名を救助。翌日の姉“雷”による“エンカウンター”乗組員救助とともに、後世に美談として名が残る大活躍を見せることとなる。
その後は北でキスカを守ったり南に物資輸送をしたり、再び北洋で船団護衛したり南洋と日本を往復したりと駆逐艦らしく忙しくしていたが、1944年、フィリピン海での船団護衛中、米国潜水艦の雷撃に沈んだ。
ちなみに、“電”という艦名自体は2代目であり、初代は明治時代の雷型駆逐艦の2番艦である。
また、戦後の海上自衛隊においてもその名は引き継がれており、いかづち型護衛艦の2番艦“いなづま”がかつて就役していた。現在でも、4代目となるむらさめ型護衛艦5番艦“いなづま”が就役している(ちなみに7番艦が“いかづち”である)。
……なのだが、実は当代“いなづま”を除く3隻にはある共通点がある。
それは、全て他の船との衝突歴があるという事。
2代目については上記した通りだが、初代“電”は1909年に函館南方で汽帆船と衝突し、沈没している。また、3代目となるいかづち型“いなづま”も、津軽海峡での訓練中に護衛艦“あけぼの”と衝突し、乗員4名が死傷している。
幸いにして2013年8月現在、むらさめ型“いなづま”には衝突歴はない。このままつつがなく、最期までその任を全うし、ジンクスを断ち切って欲しいものである。
暁型駆逐艦代表として初期選択の一隻にも入っている電。最初の艦娘はこの子という提督も少なくはないだろう。
そうでない提督でも、ドロップで手に入れて最初期からの艦娘として愛着を持って育てている例は多いはず。可愛いし。
暁型の四隻で第六駆逐隊を組む任務もあるので、まとめて同じ艦隊として使っている提督もいるだろう。
上記の戦史(というか戦後も)ではかなーり「衝突キャラ」扱いしてしまったが、艦これでの電は戦いを厭う、ちょっと気弱で心優しい子。
戦う相手にすら気を遣い、夜戦開始時には『沈んだ敵も、できれば助けたいのです』と言ってくれるが、その由来はむろん重巡洋艦エクセター救助の一幕である。
「衝突キャラ」としては上位互換な最上がいるということもありほとんど目立たないが、ドック入りの時には僅かにその片鱗を見せていたりする。
やはり彼女のキャラ付けを確たるものにした要因として、壁掛け装飾「なのです掛け軸」の存在。
!すでのな
こんな形の掛け軸をプレイヤーの私室に飾る事ができる(ただし、ゲーム内通貨「家具コイン」と課金による「家具職人」が必要)。
誰が描いたかは明言されてないが、非常に幼げな色使いと崩れた字体から伝わってくる必死さ等が大いに提督に受け、「なのです」の台詞は彼女の代名詞となった。
ちなみに、昔の日本では縦書きが主流で、横書きの際は「縦書きを1文字づつ左へ改行」してゆく手法がとられたため、読み方向が左右逆となる場合が多かった。一方で英語や現代横書きと同じく左から右に読む場合もあった。
最近のアップデートで、「ある暁型駆逐艦が書いた掛け軸」がショップに追加された事から、人気商品でもあるようだ。
ちなみに、初期艦娘選択時にしか画面に表示されていない上、漫画でも今の所触れられていないので多くの提督が忘れがちなのだが、実は長身で素敵な女性を目指して、毎朝牛乳を飲んでいるという設定がある。
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最終更新:2024/04/25(木) 01:00
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