電子戦隊デンジマンとは、1980年から1981年まで放映されたスーパー戦隊シリーズの第4作目である。
あらすじ
長年に渡って数々の惑星を滅ぼしてきた『ベーダー一族』が地球に侵攻して来た。
3000年前、滅ぼされた惑星の一つ『デンジ星』。
僅かに生き残ったデンジ星人らは『デンジランド』と『ダイデンジン』を地球へ送り込みベーダー一族への切り札とした。
そして現代。
ベーダー一族の襲来を察知したデンジランドのシステムが起動。
長年の眠りから目覚めたロボット犬・アイシーは生き残ったデンジ星人の末裔である5人の若者を選び出し
『電子戦隊デンジマン』を結成した。デンジマンとベーダー一族の戦いの火蓋が切って落とされた。
概要
初めて巨大ロボが登場した「バトルフィーバーJ」に続き、スーパー戦隊シリーズの基盤が改めて形作られる作品である。
バラエティに富んだ登場人物、コミカルかつ残虐な敵組織・ベーダー一族、軽快な展開ながらも
重みがあるストーリーが特徴的である。また、後年の作品に比べ一般市民が犠牲になる展開が多い。
唯一スーパー戦隊シリーズの作品間で世界観が繋がっている作品である。 (デンジマン→サンバルカン)
見よ!電子戦隊デンジマン!!
デンジマンの5人はデンジ星人の末裔である。「デンジスパーク!」の掛け声でデンジリングをかざし変身する。
変身前の5人は普段アスレチッククラブで講師、インストラクターとして働いている。
- デンジレッド / 赤城一平 (演:結城真一)
デンジマンのリーダー。空手とボクシングに秀でている武道家。
毎回OPでリョウ・サカザキばりの氷柱割りを披露したり、黒人格闘家をKOしている。
リーダーらしく冷静沈着で頭の回転が速い。堅物に見えるがユーモアを解す所もあり。
デンジレッド時においてもその高い格闘能力を生かして戦う。
- デンジブルー / 青梅大五郎(演:大葉健二※スーツアクターも兼任)
デンジマンのサブリーダー格。元サーカス団員。ひょうきんな性格。本作のギャグ要員。
あばよ涙。よろしく勇気!アンパンが大好物であり、ロッカーにアンパンが溢れ出す程溜め込んでいる。
デンジブルー時はアクロバティックな技でベーダーを翻弄する。
- デンジイエロー / 黄山純(演:津山栄一)
IQ200を誇る天才大学生。 毎回OPで実験中に爆発するドジっ子。乗馬と料理が趣味。
ベーダー怪人の弱点やベーダーが引き起こす怪現象の分析を行う事もある。
頭脳派であるが、デンジイエロー時においてはパワーファイターと化する。
ハンマーパンチやプロレス技等でベーダーを圧倒する。
- デンジグリーン / 緑川達也(演: 内田直哉 )
元・刑事。クールで寡黙な性格であるが、いざ熱くなると中々止められない。
元刑事という経歴が光っており、情報収集能力と射撃能力はデンジマンのメンバー中、トップクラス。
デンジグリーン時においてはスピンキックが得意技である。
- デンジピンク / 桃井あきら (演:小泉あきら)
デンジマンの紅一点。元テニスプレイヤー。才色兼備で明朗快活な女性。
好意を寄せていたコーチをベーダーに殺害されている。
毎回OPで水泳シーンを披露している。ある回ではビキニ姿も披露するよ!
デンジピンク時においては他の4人と比べパワーが低いながらも
反射神経が優れており、合気道等でベーダーに対抗する。
- アイシー (声:京田尚子)
デンジ星の科学力で作られたロボット犬。 デンジマンの司令官的存在である。
単独でデンジタイガーやダイデンジンを操縦する事が出来、デンジマンの窮地を救った事もある。
食べ物の味ににうるさい一面も。最終話は・・・・。
デンジマン、その戦力
- デンジランド
デンジマンの秘密基地。滅亡寸前のデンジ星人により3000年前の地球に送り込まれた。
普段の5人が働いているアスレチッククラブと地下のシューターで繋がっており
短時間で行き来する事が出来る。
- デンジマシーン
デンジレッド専用のバイク(サイドカー)。オートコントロール機能が搭載されており
単独で動く事が出来る。これによりデンジレッドの窮地を救った事がある。
- デンジバギー
レッド以外の4人が運転するバギー。機関砲が装備されている。
- デンジタイガー
巨大戦闘機『デンジファイター』を格納している母艦。デンジランドより出撃、雷雲の中から現れる。
- ダイデンジン
『デンジファイター』が変形することで「ダイデンジン」となる。
武装は巨大な鉄球ゴッドクラッシュじゃなかった、「デンジボール」、「デンジ剣」。
頻度は低いがダイデンジンブーメランを使用する事もあった。
必殺技は「デンジ剣・電子満月斬り」。ベーダー怪物を一刀両断する。
敵組織『ベーダー一族』
デンジ星やその他数々の惑星を滅ぼしてきた異次元人。地球人と価値観が逆転しており綺麗な物を嫌い、汚い物を好む。
ベーダー怪物を使ったり、様々な作戦を企て、地球をヘドロに満ち溢れた汚れた星にしようと企む。
- ヘドリアン女王 (演:曽我町子)
ベーダー一族の最高権力者である女王。強大な超能力や呪術が武器。
コミカルな一面を持ち合わせている一方で凶悪な性格でもある。
自分が全宇宙で最も美しいと信じている。ちなみに3サイズはB98W98H98。
次回作:「太陽戦隊サンバルカン」でも敵幹部の一人として太陽戦隊に立ちはだかる。
- ヘドラー将軍(演:香山浩介 (現:藤堂新二))
ベーダー一族の戦闘司令官。元・格闘技世界チャンピオン。
作戦の陣頭指揮を取る。戦闘能力も強大でデンジマンやバンリキ魔王と対等に渡り合える。
変装には定評があり、女装姿を披露したこともある。
- ミラー(演:美川利恵 )、ケラー(演:湖条千秋 )
女スパイ。作戦行動において頻繁に人間態に変装する。
ミラーは水晶玉、ケラーはヘドリアン女王を護る盾に変身する事が出来る。
- ベーダー怪物
作戦行動の際に卵から生み出される。名称は動物や道具等の名称+ラー。
(例:ムササビラー、デンワラー、サメラー・・等。ハンバーガーの怪人、ハンバラーなんていうのもいる。)
CVは大部分のベーダー怪物を飯塚昭三が演じている。
- 戦闘員「ダストラー」
卵から生み出される。武器は大鎌。
-
ベーダー戦闘機
大群で襲い掛かるが毎回例によってバッタバタ撃墜されていく。
- バンリキ魔王(演:大前均)
当作品における第三勢力の人物。37話から登場。ベーダー一族の乗っ取りを企む。
その強大な力はデンジマンが5人がかりで挑んでも敵わなかった程。
単独で巨大化することも可能で、ダイデンジンと互角に渡り合えた。好物はベーダー怪物の卵。珍味じゃ!
- バンリキモンス(声:飯塚昭三)
バンリキ魔王の相棒の怪物。終盤でダイデンジンを行動不可能に追い込んだ。
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本編は権利者に「抹殺せよ!」の一言で削除される事が予想されるので以下の動画にて雰囲気を味わえるかと・・・。
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関連項目
- 特撮
- 特撮作品一覧
- スーパー戦隊シリーズ
- バトルフィーバーJ(前作)
- 太陽戦隊サンバルカン(次回作)
- 渡辺宙明(本作において音楽を担当)