非公式サッカー世界王者 (Unofficial Football World Championships、略してUFWC)とは、『真のサッカー世界一』の国に与えられる幻の称号である。
現在の世界王者は、2022年12月13日のFIFAワールドカップ準決勝でそれまでの王者だったクロアチアを破ったアルゼンチンである (2022年12月14日時点)。
サッカーの世界ランキングで有名なのは言うまでもなくFIFAランキングだろう。しかし、このランキングには「世界一≠FIFAランク1位」という謎の違和感が存在する。例えば2014年のW杯決勝 (兼UFWC王者決定戦)を戦ったドイツとアルゼンチンは、W杯直前におけるFIFAランクでは2位と5位だった。
その違和感を解決するために (非公式とはいえ)存在するのがこのUFWCというシステムである。ルールは極めて単純明快である。というのも、UFWC世界王者の決め方はボクシングみたいに「世界一を倒したとこが世界一」だからである (※ただし国際Aマッチに限る)。
つまり、たとえどんな弱小国でも、その時のUFWC王者に勝ちさえすれば『世界一』になれるのである。なお、ここでの勝ちには延長戦での勝利 (かつて存在したVゴール方式も含む)やPK戦での勝利も含まれる。引き分けた場合はボクシングと同様に「王者が防衛に成功した」とみなされる。
事実、過去の世界王者の中には、ウェールズや北アイルランドといったヨーロッパ内でもあんまし目立ってないような地域だったり、アンゴラやジンバブエといったアフリカ内ですら上位とは言えないような国だったり、果てはキュラソー島 (王者獲得時の名称はオランダ領アンティル)とかいうほぼ間違いなく「それどこだよ!?」と返されてしまいそうなところが王者になっていた事もあったりする (そして2011年の北朝鮮ときたものだから驚きである)。
『非公式サッカー世界王者』という概念称号が生まれたのは、1967年のことである。当時行われていたEURO1968予選 (兼1966-1967ブリティッシュ・ホーム・チャンピオンシップ)でスコットランドがイングランド (1966年のW杯で優勝して以来無敗←ここ重要)を3-2で破った際、スコットランドのファンの間ではこんなジョークが広まっていたという。
「イングランドはW杯で優勝してから一度も負けたことがない」
→「俺たちスコットランドはその無敵のイングランドに勝った」
→「ってことは俺たちこそサッカー最強国なんじゃね?」
こうしてスコットランドは『真のサッカー世界一』を自称することになった (ちなみにその『世界一』の称号は、1か月もしないうちにソ連に奪われることになる。ファンはさぞかし涙目だったことだろう)。
その後インターネットの普及に伴い、このスコットランド人たちの思いつきがなぜか世界のサッカーファンに広まり、ついには公式サイトが作られるまでになった。
さらに、ファンの発想と行動力は果てしないもので、なんとこのタイトルを世界最古の公式国際試合 (1872年11月30日のスコットランド-イングランド戦)にまで遡らせてしまうことで、本当の意味での世界チャンプの変遷なるものを完成させてしまったのである。
これによると、初代世界王者は1873年3月8日に4-2でスコットランドを破ったイングランドである[1]。ちなみに、最初に述べた1967年のスコットランドの一件も、正しい歴史検証の結果次第では大嘘となる危機ではあったが、正当な王座奪取とみなされたようである。
その後王座がどう移っていくかについてはここで文章で詳しくは説明しないが、2018年7月1日に新王者となったクロアチアまででなんと49か国・地域がタイトルを所有した経験を持つ。FIFAランキング1位になったことがある国と、FIFAワールドカップ優勝経験のある国がそれぞれ8か国しかないのに比べるとその多さが際立って見えてしまう。
約150年間におけるUFWCの歴史の中でも特筆すべき記録としては、2008年〜2010年にオランダが、2020年〜2021年にはイタリアが記録した21連続王座防衛が挙げられる。ちなみに王座を明け渡したのは前者が2010年のW杯決勝、後者はUEFAネーションズリーグ2020-21準決勝で、その相手はいずれもスペインだった。
ちなみに日本は2010年10月8日に親善試合でアルゼンチンを破ってから、2011年11月15日のW杯予選で北朝鮮に敗れるまで15連続防衛を記録している。
先に述べたとおり、初代王者はサッカー(協会式フットボール)発祥の地イングランドであった。1872年11月30日にグラスゴーで行われた世界最初の公式国際試合(スコットランド対イングランド)はスコアレスドローに終わったが、翌年3月8日にロンドンで行われた同カードをイングランドが制し初代王者となった。しかし、すぐ次の試合(といっても1年空いているが)でスコットランドにタイトルを奪われ、以降30年弱の間タイトルは両国間を行き来することになる。なお、先述の公式国際試合以前にも両者による非公式の国際試合が計5戦行われ、イングランドは3勝2分という成績を収めている。
20世紀に入ってからも、1931年から翌年にかけてオーストリアが王者となっていた期間を除けば、1939年までそのタイトルは連合王国内で争われていた。1939年に行われた親善試合でイングランドはユーゴスラビアに王座を明け渡し、以降本格的にタイトルは連合王国を離れることとなる。
その後イングランドは1947年の親善試合でスウェーデンからタイトルを奪還。これを1949年にスコットランドに奪取されるものの翌年奪い返し、三たび連合王国の時代を迎えたかに思われたが、王者として臨んだ1950年のW杯グループリーグでアメリカ合衆国に破れタイトルをアメリカ大陸に流出させている。
以降は1966年のW杯決勝と1975年の親善試合でどちらも西ドイツに勝利しタイトルを獲得している。2000年にはEURO2000グループリーグ第2戦でドイツに勝利しタイトルを奪取したが、続く第3戦でルーマニアに破れてタイトルを失って以来、20年以上王座に就くことはできていない。直近のタイトル挑戦は2021年7月11日、EURO2020決勝でのイタリア戦で、PK戦までもつれ込み惜敗している。
イングランドがサッカー発祥の地なら、スコットランドはUFWC発祥の地である。スコットランドが初めてこのタイトルを手にしたのは1874年3月7日、ホームであるグラスゴーで行われたイングランドとの親善試合での勝利によるものだった。タイトルが連合王国内に留まっている初期のうちに特に長い期間スコットランドはタイトルを保持していて、(現代までの)通算タイトル保持日数13,003日の記録はは唯一1万日を超えてトップである。
タイトルが連合王国を離れてからは、1949年にブリティッシュ・ホーム・チャンピオンシップ最終戦でイングランドからタイトルを奪取したものの、翌年イングランドに奪還された。
そして1967年、前年のW杯優勝以来無敗の王者イングランドを破りこのUFWCが生まれたことは前述した通りである。
21世紀に入ってからは、2007年に行われたEURO2008予選にてジョージアからタイトルを奪取したが、4日後にはイタリアに奪われている。直近のタイトル挑戦は2018年5月29日に行われた王者ペルーとの親善試合で、0-2で破れている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1903.03.21〜1904.03.12 | 1回 | |
| 2 | 1914.02.14〜1920.03.13 | 3回 | |
| 3 | 1927.10.22〜1928.02.04 | 0回 | |
| 4 | 1933.09.16〜1933.10.14 | 0回 |
アイルランドでは1880年に国内サッカー協会(アイリッシュ・フットボール・アソシエーション, IFA)が発足し、アイルランド全島を統括していた。しかし1921年に島の南側大部分がアイルランド自由国として独立し連合王国から離脱。島内のサッカー協会は2つに分かれることとなった。IFAの本部は連合王国に残った北部ベルファストに置かれており、独立したアイルランド自由国(→現在のいわゆるアイルランド共和国)の協会であるフットボール・アソシエーション・オブ・アイルランド(FAI)が分離する形となったため、それ以前のアイルランドの記録は現在の北アイルランドに継承されている。
“アイルランド”時代の1903年にブリティッシュ・ホーム・チャンピオンシップでスコットランドに勝利し初戴冠。1914年にも同じくブリティッシュ・ホーム・チャンピオンシップで王座に就き、途中第一次世界大戦を挟んで1920年までタイトルを保持した。北アイルランドとなってからも2度王者になっているが、タイトルが連合王国外に渡ってからの戴冠は無い。直近のタイトル挑戦は2021年3月25日、2022年W杯欧州予選で王者イタリアに0-2で破れている。
ウェールズの国際サッカー参入はアイルランドよりも4年早かったが、UFWCタイトル戦勝利はアイルランドよりも4年遅かった。1907年にブリティッシュ・ホーム・チャンピオンシップでスコットランドに勝利し初タイトルを手にし、その後もタイトルが連合王国内にある間は(初タイトルを含めて)7度タイトルを奪取している。
タイトルが連合王国を離れてからのタイトル戦勝利は1988年の一度のみである。直近のタイトル挑戦は2021年6月20日、EURO2020グループリーグで王者イタリアに0-3で破れている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1931.05.16〜1932.12.07 | 11回 | |
| 2 | 1967.10.15〜1968.06.16 | 3回 |
大陸ヨーロッパ最初の王者はオーストリアであった。1931年にウィーンで行われたスコットランドとの親善試合で勝利し王座に就くとそこから翌年にかけて11度の防衛に成功。しかしロンドンで行われたイングランドとの親善試合で破れて王座を明け渡したため、タイトルは再び連合王国内に戻ることとなった。
二度目のタイトルは1967年に行われたEURO1968予選でソビエト連邦に勝利して手にしたものだった。そこから3度防衛するも、レニングラードで行われた親善試合でソビエト連邦にタイトルを奪還されている。直近のタイトル挑戦は2022年9月25日、UEFAネーションズリーグ2022-23グループリーグで王者クロアチアに1-3で破れている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1939.05.18〜1939.06.04 | 0回 | |
| 2 | 1984.06.02〜1984.06.13 | 1回 | |
| 3 | 1995.02.04〜1995.05.31 | 1回 |
現在の継承チームとして見出しにはセルビアの名を挙げたが、UFWC王者としての記録はいずれもユーゴスラビア時代のものである。1990年代に解体が始まったユーゴスラビアであるが、連邦に残った2国が「セルビア・モンテネグロ」に改称、その後モンテネグロが独立したため、ユーゴスラビア時代およびセルビア・モンテネグロ時代の記録はセルビアが引き継いでいる。
王国時代の1939年5月にベオグラードで行われた親善試合でユーゴスラビアはイングランドに勝利し、大陸ヨーロッパ2カ国目のUFWC王者となった。翌月イタリアに破れ王座を失い、以降タイトルは第二次世界大戦終結まで枢軸国を中心に欧州を転々とすることとなる。ユーゴスラビアはその後社会主義連邦時代に1度、連邦時代に1度の王座を経験している。ユーゴスラビア解体以降のタイトル戦はセルビア・モンテネグロ時代の2006年5月27日、王者ウルグアイと1-1で引き分けた親善試合1戦のみで、セルビアとなってからはタイトル戦そのものを経験していない。
イタリアの初王座はファシスト政権時代の1939年、ベオグラードで行われたユーゴスラビアとの親善試合に勝利して手にしたものである。その後ハンガリー、ルーマニア、フィンランドと、アウェーの親善試合にそれぞれ勝利し3防衛を数えるが、同じくアウェー戦となったスイスとの親善試合で破れタイトルを失った。
共和国となってからは1956年の親善試合(対ブラジル)、1978年のW杯初戦(対フランス)、優勝した1982年のW杯準決勝(対ポーランド)、1987年の親善試合(対アルゼンチン)、1988年の親善試合(対オランダ)、1996年のEURO1996初戦(対ロシア)、2000年のEURO2000準々決勝(対ルーマニア)、2007年のEURO2008予選(対スコットランド)でそれぞれタイトル奪取に成功している。2020年にはUEFAネーションズリーグ2020-21のリーグ戦でオランダに勝利し王座に就いてから、翌年同じくUEFAネーションズリーグ2020-21準決勝でスペインに破れるまで21防衛を記録し、オランダと並ぶUFWC最多連続防衛記録となった。以降のタイトル挑戦は無い。
スイスは1939年にチューリヒで行われたイタリアとの親善試合で勝利し初タイトルを手にした。1940年代にはドイツやスウェーデンから計3度タイトルを奪っている。その後も1970年に親善試合でフランスに、1982年に親善試合でイタリアに、1994年のW杯グループリーグではルーマニアにそれぞれ勝利し王座に就いている。
直近のタイトル挑戦は2021年9月5日、2022年W杯欧州予選で王者イタリアと0-0で引き分けている。
ハンガリーは1940年3月にスイスからタイトルを奪取し初戴冠。1年以上に渡って王座を維持したが、1941年4月にドイツに破れタイトルを失った。しかし直後に王座はドイツからスイスに移り、ハンガリーはそのスイスと同年11月に対戦し勝利したことで王座に返り咲いた。翌年にはまたしてもドイツに王座を奪われるが、さらに翌年、またしてもスイスに移っていた王座を奪還。アウェー戦を3連勝し防衛を続けたが、ホーム・ブダペストで迎えたスウェーデン戦で破れ王座を明け渡した。
その後は1971年のEURO1972予選(対ブルガリア)、2007年の親善試合(対イタリア)、2008年の親善試合(対ギリシャ)でタイトルを獲得している。直近のタイトル挑戦は2010年6月5日に行われた王者オランダとの親善試合で、1-6の大敗を喫している。
ドイツの初戴冠はナチスドイツ時代の1941年、ハンガリーに勝利して手にしたものだった。すぐ次の試合でスイスに破れタイトルを手放すが、翌年再びハンガリーに勝利して王座に就いた。同年中にブルガリア、ルーマニアにそれぞれ勝利し2防衛したものの、スウェーデンに破れタイトルを明け渡した。
ドイツが東西に分断されてから、西ドイツは1958年のW杯グループリーグ第1戦(対アルゼンチン)、1966年のW杯準決勝(対ソビエト連邦)、1974年のW杯決勝(対オランダ)、1976年の親善試合(対チェコスロバキア)、1986年の親善試合(対オランダ)でタイトルを奪取しているが、東ドイツはタイトル挑戦の機会こそあったものの王座に就くことはなかった。
東西ドイツが統一されて以降は、1996年のEURO1996決勝と2000年の親善試合でチェコから、2014年のW杯決勝でアルゼンチンから、2019年にはEURO2020予選でオランダからタイトルを奪取している。EURO2020予選中9月6日にオランダに破れタイトルを失い、以降のタイトル挑戦は無い。
スウェーデンの初戴冠は1942年、ベルリンで行われた親善試合でドイツから奪取したものだった。同年中にスイスに敗北しタイトルを失うが、翌年ハンガリーに勝利し再びタイトルを手にする。翌1944年は試合が無かったが、さらに翌1945年には他の北欧諸国相手に6連勝し防衛。同年中にまたしてもスイスに破れるも翌1946年にはスイスから奪い返し、9防衛した後イングランドに王座を明け渡した。
その後は1958年のW杯準決勝(対西ドイツ)、1969年の親善試合(対ソビエト連邦)、1989年に行われた1990年W杯欧州予選(対ポーランド)、2008年に行われた2010年W杯欧州予選(対ハンガリー)、2013年のキングスカップ準決勝(対北朝鮮)でタイトルを手にしている。直近のタイトル挑戦は2018年6月9日に行われたペルーとの親善試合で、スコアレスドローに終わっている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1950.06.29〜1950.07.02 | 0回 | |
| 2 | 1992.06.04〜1992.06.14 | 1回 |
ヨーロッパ外最初のUFWC王者はアメリカ合衆国であった。サッカーが盛んであるとは言い難い米国であったが、1950年のW杯グループリーグでイングランドを破る大番狂わせを演じ(いわゆるベロオリゾンテの奇跡)、タイトルを欧州外に持ち出した。続くチリ戦で敗北しタイトルを失い、その後約40年に渡りUFWCからは遠のくこととなる。
1992年に米国サッカー協会が主催するUSカップが始まり、米国はUFWCタイトル戦として王者ポルトガルをシカゴで迎え撃つこととなった。このチャンスをものにして王座を奪取、続くイタリア戦も引き分けて防衛に成功し米国はUSカップを優勝したものの、直後に行われたオーストラリアとの親善試合で破れあっさりタイトルを失ってしまった。直近のタイトル挑戦は2010年3月3日に行われた王者オランダとの親善試合で、1-2で破れている。
南米最初のUFWC王者となったのはチリであった。1950年のW杯グループリーグ、最初に訪れたタイトル挑戦の機会であるイングランド戦には破れたものの、先に述べたベロオリゾンテの奇跡でそのイングランドから王座を奪ったアメリカ合衆国に勝利し初タイトルを掴む。しかしグループリーグでの勝利はこの1試合のみで決勝リーグには進むことができず、以降数年間タイトルは南米を渡り歩くこととなる。
その後チリは1957年のコパ・ベルナルド・オイギンス(1955年から1966年まで開催された、ブラジルとチリの2カ国で争われた大会)でブラジルから、1965年に行われた1966年W杯南米予選でエクアドルから、1979年のコパ・アメリカ決勝第2戦でパラグアイから、1982年の親善試合でペルーから、2015年のコパ・アメリカ決勝でアルゼンチンから、2016年のコパ・アメリカ・センテナリオ準々決勝でメキシコから、同じく2016年に行われた2018年W杯南米予選第12節でウルグアイからそれぞれタイトルを奪取している。直近のタイトル挑戦は2017年3月23日に行われた同じくW杯南米予選のアルゼンチン戦で、1-2で破れている。
サッカー大国ブラジルのUFWC初戴冠は1952年、同年から1960年まで3度開催されたパンアメリカン選手権でチリに勝利して手にしたものだった。1956年の南米選手権(対アルゼンチン)、1957年のコパ・ロカ(対アルゼンチン)、1958年のW杯決勝(対スウェーデン)と3年連続でタイトルを奪取。しかし1959年の南米選手権でウルグアイに破れ王座を失ってからはタイトル挑戦こそあるもののなかなか勝利を掴むことができず、次の戴冠は約20年後のチリとの親善試合まで空くこととなる。その後は1998年に親善試合(対ドイツ)とW杯準決勝(対オランダ)の2度戴冠し、2014年にはスーペルクラシコでアルゼンチンを破り王座に就いている。直近のタイトル挑戦は2016年3月25日、2018年W杯南米予選第5節でウルグアイと2-2で引き分けている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1953.03.19〜1953.03.28 | 0回 | |
| 2 | 1957.04.06〜1957.04.09 | 0回 | |
| 3 | 1981.08.23〜1982.03.23 | 1回 | |
| 4 | 1982.03.30〜1982.06.22 | 6回 | |
| 5 | 2017.08.31〜2018.06.16 | 10回 |
ペルーの初戴冠は1953年、南米選手権でブラジルを破り王座を獲得した。その後は1957年の南米選手権(対アルゼンチン)、1981年に行われた1982年W杯南米予選(対ウルグアイ)、1982年のコパ・デル・パシフィコ(対チリ)、2017年に行われた2018年W杯南米予選(対ボリビア)でタイトルを奪取している。直近のタイトル挑戦は2018年6月16日、W杯グループリーグ第1戦のデンマーク戦で、0-1で破れている。
W杯第1回大会優勝国のウルグアイも、他の南米諸国と同様に1950年代に初王者になっている。1953年の南米選手権でペルーに勝利し初タイトル獲得。次いで1958年に親善試合でアルゼンチンから、1959年に南米選手権でブラジルからタイトルを奪取。1981年にはW杯50周年を記念して開かれた大会・ムンディアリート決勝でブラジルを破り王座に就いている。
21世紀に入ってからは2006年の親善試合(対ルーマニア)、同じく2006年の親善試合(対ベネズエラ)、2013年に行われた2014年W杯南米予選(対アルゼンチン)、2015年に行われた2018年W杯南米予選(対チリ)、2016年に行われた同じくW杯南米予選(対パラグアイ)でタイトルを獲得している。同南米予選では11月15日にチリに破れタイトルを失い、以降のタイトル挑戦は無い。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 |
|---|---|---|
| 1954.04.10〜1955.03.02 | 1回 | |
| 1979.08.01〜1979.12.05 | 8回 | |
| 2016.09.01〜2016.09.06 | 0回 |
パラグアイの初戴冠は1954年、ウルグアイとの親善試合に勝利して手にしたものだった。その後は1979年に親善試合(コパ・パス・デル・チャコ)でボリビアから、2016年には2018年W杯南米予選でチリからタイトルを奪取している。同南米予選では9月6日にウルグアイに破れタイトルを失い、以降のタイトル挑戦は無い。
スコットランド、イングランドに次ぐ戴冠回数を誇るアルゼンチン。1955年の南米選手権でパラグアイから初めてタイトルを奪取。翌1956年には一時的に南米を離れていたタイトルをイタリアから奪い返した。その後王座を獲得したタイトル戦は1957年の親善試合(対ペルー)、同じく1957年に行われた1958年W杯南米予選(対ボリビア)、1960年のタサ・ド・アトランティコ(対ウルグアイ)、1978年のW杯決勝(対オランダ)、1986年のW杯準決勝(対ベルギー)、1992年の親善試合(対オーストラリア)、1998年の親善試合(対ブラジル)、2010年の親善試合(対スペイン)、2013年の親善試合(対スウェーデン)、2014年のW杯準決勝(対オランダ)、同じく2014年の親善試合(対ドイツ)、2015年のコパ・アメリカ準々決勝(対コロンビア)、2017年に行われた2018年W杯南米予選(対チリ)、2022年のW杯準決勝(対クロアチア)である。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1957.09.29〜1957.10.27 | 1回 | |
| 2 | 1979.07.18〜1979.08.01 | 1回 | |
| 3 | 1994.04.07〜1994.04.20 | 0回 | |
| 4 | 2017.03.28〜2017.08.31 | 2回 |
ボリビアの初戴冠は1957年、1958年W杯南米予選でチリに勝利して手にしたものだった。その後は1979年のコパ・アメリカでアルゼンチンから、1994年の親善試合でコロンビアから、2017年に行われた2018年W杯南米予選でアルゼンチンからタイトルを奪取している。直近のタイトル戦は2017年8月31日、同じくW杯南米予選で王者ペルーと対戦し、1-2で破れている。
スペインは1961年にセビリアで行われたアルゼンチンとの親善試合に勝利し初のUFWC王座に就いた。1972年にマドリードで行われた親善試合でハンガリーから、1986年のW杯では準々決勝でデンマークから、2001年にバレンシアで行われた親善試合ではフランスからそれぞれタイトルを奪取している。また、2010年には同年のW杯決勝でオランダを、2021年にはUEFAネーションズリーグ2020-21準決勝でイタリアを破り、どちらも当時相手チームが築き上げてきた連続防衛記録を21でストップさせた。以降のタイトル挑戦は無い。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1962.05.31〜1962.06.07 | 1回 | |
| 2 | 1975.10.30〜1976.11.17 | 11回 | |
| 3 | 1996.06.14〜1996.06.30 | 3回 | |
| 4 | 2000.04.24〜2000.06.03 | 0回 | |
| 5 | 2003.09.10〜2004.03.31 | 3回 |
チェコスロバキアとその後継となるチェコ共和国は、合わせて5回タイトルを獲得している。初タイトルはチェコスロバキア時代、1962年のW杯グループリーグ第1戦でスペインに勝利して手にした。この時は第2戦でブラジルと引き分けて防衛するも、第3戦でメキシコに破れてタイトルを明け渡している。1975年にはEURO1976予選でイングランドに勝利し、そこから無敗でEUROを初優勝するなどして11防衛を果たしている。
スロバキアと分離してからは1996年のEURO1996(対イタリア)、2000年の親善試合(対イスラエル)、2003年に行われたEURO2004予選(対オランダ)でタイトルを奪取している。直近のタイトル戦は2021年6月4日に行われた王者イタリアとの親善試合で、0-4で破れている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1962.06.07〜1963.03.24 | 0回 | |
| 2 | 2016.06.05〜2016.06.18 | 2回 |
メキシコはこれまでに2度王座に就いている。1962年のW杯グループリーグ第3戦でチェコスロバキアに勝利し初タイトルを手にしたが、決勝トーナメントへは進めずタイトルをアメリカ大陸に持ち帰った。2016年にはコパ・アメリカ・センテナリオでウルグアイからタイトルを奪取したが、準々決勝でチリに敗れて王座を明け渡している。以降のタイトル挑戦は無い。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1963.03.24〜1963.03.28 | 0回 |
オランダ領アンティルは、カリブ海に浮かぶ6つ(後に5つ)の島からなる地域で、オランダ王国の自治領であった。アンティルは1963年にCONCACAF選手権1次リーグでメキシコに勝利し王者となったものの、次戦でコスタリカに敗れてタイトルを失った。この時のタイトル保持日数4日は、オーストラリア、韓国と共に最短記録となっている。なおコスタリカとは直後に決勝リーグでも対戦しているが、ここでも0-1で破れている。
オランダ領アンティルはその後2010年に解体され、オランダ本国に編入された島と、単独でオランダ王国の構成国となった島とに分かれたが、後者のうちの1つキュラソー島がアンティル時代の記録を引き継いでいる。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1963.03.28〜1963.09.04 | 5回 | |
| 2 | 2014.06.14〜2014.07.05 | 3回 |
コスタリカはこれまでに2度王座に就いている。1963年にCONCACAF選手権1次リーグでオランダ領アンティルに勝利し初タイトルを手にするとそのまま無敗で優勝。王座を明け渡したのは大会後のコロンビアとの親善試合だった。2014年のW杯では初戦でウルグアイに勝利しタイトルを奪取。無敗で決勝トーナメントへと駒を進めたが、準々決勝でオランダに敗れてタイトルを失った。以降のタイトル挑戦は無い。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1963.09.04〜1965.07.20 | 0回 | |
| 2 | 1993.08.15〜1994.04.07 | 10回 | |
| 3 | 1994.06.26〜1995.01.31 | 0回 | |
| 4 | 2015.06.17〜2015.06.26 | 1回 |
コロンビアの初戴冠は1963年、コスタリカとの親善試合に勝利して手にしたものだった。1993年には1994年W杯南米予選でアルゼンチンに勝利して王座に就くと翌年にかけて10回の防衛に成功している。W杯開催前にボリビアとの親善試合に敗れてタイトルを失うが、W杯本戦グループリーグ第3戦ではスイスに移っていたタイトルを奪還。しかし決勝トーナメントへは進めず、翌年のカールスバーグ・カップで韓国に破れて王座を明け渡した。その後は2015年のコパ・アメリカのグループリーグでブラジルから王座を奪取したが、準々決勝でアルゼンチンに破れた。直近のタイトル挑戦は2017年10月10日に行われた2018年W杯南米予選で、王者ペルーと1-1で引き分けている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1965.07.20〜1965.08.22 | 2回 |
エクアドルは1965年に、1966年W杯南米予選でコロンビアに勝利して王座に就いた。コロンビアとの第2戦も勝利、続くチリとの第1戦は引き分けで防衛したものの、チリとの第2戦で破れてタイトルを手放した。直近のタイトル挑戦は2017年9月5日に行われた2018年W杯南米予選で、王者ペルーに1-2で破れている。
ロシアはソビエト連邦時代に4度、ロシア連邦として2度王座に就いている。初タイトルは1966年、チリとの親善試合で奪取したもので、タイトルを4年ぶりにヨーロッパへ戻した。その後は1967年の親善試合(対スコットランド)、1968年の親善試合(対オーストリア)、1983年の親善試合(対スイス)、ロシア連邦となってからは1995年の親善試合(対ユーゴスラビア)、1999年に行われたEURO2000(対フランス)でタイトルを獲得している。直近のタイトル挑戦は2018年7月7日、2018年のW杯準々決勝で王者クロアチアと対戦し、PK戦までもつれ込み破れている。
フランスは1969年、1970年W杯欧州予選でスウェーデンに勝利して初の王座に就いた。その後は1977年にパリで行われた親善試合(対西ドイツ)、同じく1977年に行われた1978年W杯欧州予選(対ブルガリア)、1984年のEURO1984グループリーグ(対ベルギー)、1998年のW杯決勝(対ブラジル)、2000年のEURO2000決勝(対イタリア)、2018年のW杯決勝(対クロアチア)、2021年に行われたUEFAネーションズリーグ2020-21決勝(対スペイン)でタイトルを獲得している。直近のタイトル挑戦は2022年6月13日、UEFAネーションズリーグ2022-23グループリーグで王者クロアチアと対戦し、0-1で破れている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1971.05.19〜1971.09.25 | 1回 | |
| 2 | 1977.06.01〜1977.11.16 | 3回 | |
| 3 | 1985.05.02〜1985.09.04 | 2回 |
ブルガリアは、共産党による一党独裁時代に3度のタイトルを経験している。最初の王座は1971年に行われたEURO1972予選でハンガリーを破って手にしたもので、続くノルウェー戦は勝利し防衛したものの、次戦でハンガリーに奪還された。その後は1977年に行われた1978年W杯欧州予選でアイルランドから、1985年に行われた1986年W杯欧州予選でフランスから王座を奪取している。民主化以降は王座の経験は無く、直近のタイトル挑戦は2021年9月2日に行われた2022年W杯欧州予選で、王者イタリアに対して1-1で引き分けている。
オランダの初戴冠は1973年、アムステルダムで行われた親善試合でスペインに勝利して手にしたもので、オランダはこれを1974年のW杯に持ち込み無敗で勝ち進んだものの、決勝で西ドイツに破れタイトルを明け渡した。1978年のW杯では2次リーグでイタリアから王座を奪ったが、決勝でアルゼンチンに奪われた。その後1985年の親善試合(対ブルガリア)、同じく1985年に行われた1986年W杯欧州予選プレーオフ(対ベルギー)、1988年に行われた1990年W杯欧州予選(対ウェールズ)、1990年に行われたEURO1992予選(対ギリシャ)、1998年のW杯準々決勝(対アルゼンチン)、2002年の親善試合(対スペイン)で王座を獲得した。
2008年には親善試合でスウェーデンから奪取した王座を翌年も無敗で守りきり、さらには2010年のW杯にタイトルを持ち込み全勝で決勝に駒を進める。決勝では延長戦でスペインにゴールを奪われ優勝を逃したが、連続防衛回数21回はUFWC初期にスコットランドが記録した20連続防衛を上回り最多記録の樹立となった(後にイタリアも同数を記録)。
その後は2018年に行われたUEFAネーションズリーグ2018-19グループリーグでフランスから、2019年に行われたEURO2020予選でドイツからタイトルを奪取している。直近のタイトル挑戦は2020年10月14日に行われたUEFAネーションズリーグ2020-21グループリーグ第4戦で、王者イタリアと1-1で引き分けている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1977.03.30〜1977.06.01 | 1回 | |
| 2 | 2004.03.31〜2004.05.29 | 2回 |
1921年に連合王国から離脱し新たに発足したアイルランドは、これまでに2度王座を経験している。最初の戴冠は1977年に行われた1978年W杯欧州予選でフランスから手にしたもので、途中挟まったポーランドとの親善試合はスコアレスドローで防衛したもののW杯予選次戦でブルガリアに敗れて王座を明け渡した。2004年にはチェコとの親善試合で王座に就き、ポーランド、ルーマニアと続いた親善試合では防衛に成功したが、次の試合となったロンドンで行われたユニティ・カップでナイジェリアに破れタイトルをアフリカへ渡すこととなった。以降のタイトル挑戦は無い。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1982.06.22〜1982.07.08 | 2回 | |
| 2 | 1989.04.12〜1989.05.07 | 1回 |
ポーランドは1982年のW杯グループリーグでペルーに勝利し初の王座に就いた。1989年には親善試合でルーマニアを破り2度目のタイトルを獲得している。直近のタイトル挑戦は2020年11月15日、UEFAネーションズリーグ2020-21グループリーグ第5戦で王者イタリアに0-2で破れている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1983.11.13〜1984.06.02 | 0回 | |
| 2 | 1992.02.12〜1992.06.04 | 1回 |
ポルトガルはこれまでに2度王座を経験している。最初の戴冠は1983年に行われたEURO1984予選でソビエト連邦に勝利して手にしたものだった。1992年にはオランダとの親善試合で2度目のタイトルを獲得している。直近のタイトル挑戦は2008年10月11日、2010年W杯欧州予選で王者スウェーデンと対戦し、スコアレスドローに終わっている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1984.06.13〜1984.06.16 | 0回 | |
| 2 | 1985.10.16〜1985.11.20 | 0回 | |
| 3 | 1986.06.22〜1986.06.25 | 0回 | |
| 4 | 1989.08.23〜1990.01.17 | 3回 |
ベルギーは1984年のEURO1984グループリーグで、ユーゴスラビアに勝利し初戴冠。その後は1985年に行われた1986年W杯欧州予選プレーオフでオランダから、同W杯準々決勝でスペインから、1989年の親善試合でデンマークからそれぞれ王座を奪取している。直近のタイトル挑戦は2022年12月1日、W杯グループリーグ最終戦で王者クロアチアと対戦し、スコアレスドローに終わっている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1986.06.13〜1986.06.18 | 0回 | |
| 2 | 1989.06.14〜1989.08.23 | 1回 | |
| 3 | 2018.06.16〜2018.07.01 | 2回 | |
| 4 | 2022.06.03~2022.06.10 | 1回 |
デンマークは1986年のW杯グループリーグで西ドイツに勝利し初戴冠、1989年にはデンマークサッカー協会100周年を記念した3カ国大会が行われ、スウェーデンに6-0で大勝し王座に就いている。21世紀に入ってからは2018年のW杯グループリーグ第1戦でペルーから、2022年にはUEFAネーションズリーグ2022-23グループリーグ第1戦フランスからタイトルを奪取している。直近のタイトル挑戦は2022年9月22日に行われたUEFAネーションズリーグ2022-23グループリーグ第5戦で、王者クロアチアに1-2で破れている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1989.03.29〜1989.04.12 | 0回 | |
| 2 | 1994.04.20〜1994.06.22 | 4回 | |
| 3 | 2000.06.20〜2000.06.24 | 0回 | |
| 4 | 2005.11.16〜2006.05.23 | 2回 |
ルーマニアはチャウシェスク政権末期の1989年に行われたイタリアとの親善試合で勝利し初タイトルを手にした。民主化後は1994年に親善試合でボリビアから、2000年のEURO2000グループリーグでイングランドからタイトルを奪取。2005年には親善試合でナイジェリアに勝利してタイトルをアフリカから離し、翌年のキプロス国際トーナメントで2防衛したが、続くウルグアイとの親善試合で破れてタイトルを南米へと受け渡した。以降のタイトル挑戦は無い。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1990.01.17〜1990.11.21 | 4回 | |
| 2 | 2007.10.17〜2008.05.24 | 5回 |
ギリシャは1990年にアテネで行われたベルギーとの親善試合で勝利し初戴冠。2007年にはEURO2008予選でトルコを破り王座に就いている。直近のタイトル挑戦は2014年6月29日、W杯決勝トーナメント初戦で王者コスタリカと対戦しPK戦で破れている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1992.06.14〜1992.06.18 | 0回 |
オーストラリアは1992年にフロリダ州オーランドで行われた親善試合でアメリカ合衆国に勝利し、オセアニアで初のUFWC王者となったが、4日後にブエノスアイレスで行われたアルゼンチンとの親善試合で破れタイトルを南米へ受け渡した。
オーストラリアは2006年にオセアニアサッカー連盟からアジアサッカー連盟に移籍したが、アジアのチームとしてのタイトル獲得は無い。直近のタイトル挑戦は2018年6月21日、W杯グループリーグ第2戦で王者デンマークと対戦し、1-1で引き分けている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 1995.01.31〜1995.02.04 | 0回 |
韓国は1995年のカールスバーグ・カップでコロンビアに勝利し、アジア最初のUFWC王者となったが、4日後に同カップ決勝でユーゴスラビアに破れタイトルをヨーロッパへ戻した。直近のタイトル戦は2011年8月10日に札幌で行われた親善試合(キリンチャレンジカップ)で、王者日本に0-3で破れている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 2000.02.23〜2000.04.24 | 1回 |
イスラエルはアジアに位置しながら政治的な理由から欧州サッカー連盟に所属している。2000年に行われたロシアとの親善試合に勝利し初戴冠。続くジョージア戦を引き分け防衛に成功したが、チェコとの親善試合で破れ王座を明け渡した。直近のタイトル挑戦は2001年6月6日に行われた2002年W杯欧州予選第8節で、王者スペインに1-1で引き分けている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 2004.05.29〜2004.06.20 | 2回 | |
| 2 | 2005.10.08〜2005.11.16 | 0回 |
アフリカ初のUFWC王者はナイジェリアだった。ナイジェリアは2004年にロンドンで行われたユニティカップでアイルランドに勝利してタイトルを手にし、タイトルをアフリカに持ち込んだ。これによりUFWCタイトルは、6大陸全てのサッカー連盟へと渡ったことになる。その後タイトルはアフリカ内の数カ国を巡り、2005年に行われた2006年W杯アフリカ予選でナイジェリアはジンバブエから王座を奪い返したが、同年中に親善試合でルーマニアに破れタイトルをアフリカから手放した。以降のタイトル挑戦は無い。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 2004.06.20〜2005.03.27 | 7回 |
ナイジェリアによってアフリカに渡ったタイトルを次に手にしたのはアンゴラだった。2004年に行われた2006年W杯アフリカ予選第2節でアンゴラはナイジェリアに勝利し王座に就くと同予選やCOSAFAキャッスルカップで7防衛に成功したが、2005年にW杯予選第6節でジンバブエに破れタイトルを明け渡した。同年8月13日に行われたCOSAFAキャッスルカップ準決勝でジンバブエとの再戦の機会を得たが、1-2で破れている。以降のタイトル挑戦は無い。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 2005.03.27〜2005.10.08 | 8回 |
アフリカ3カ国目の王座はジンバブエ。2005年に2006年W杯アフリカ予選第6節でアンゴラからタイトルを奪取し、同予選やCOSAFAキャッスルカップで8防衛に成功(COSAFAキャッスルカップは優勝)。W杯予選最終節でナイジェリアに破れ王座を手放し、以降のタイトル挑戦は無い。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 2006.09.27〜2006.10.18 | 0回 |
野球が盛んなベネズエラであるが、サッカーでもこのUFWC王者を経験している。2006年9月に親善試合でウルグアイに勝利しタイトルを奪取、翌月の親善試合でウルグアイに敗北しタイトルを奪還された。タイトル保持日数21日であった。直近のタイトル挑戦は2016年10月6日、2018年W杯南米予選第9節で王者ウルグアイに0-3で破れている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 2006.11.15〜2007.03.24 | 1回 |
ジョージアは2006年、トビリシで行われたウルグアイとの親善試合に勝利しUFWC王座に就いた。翌年のトルコとの親善試合も勝利し防衛に成功するが、次戦となったEURO2008予選でスコットランドに敗れてタイトルを手放した。以降のタイトル挑戦は無い。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 2007.09.12〜2007.10.17 | 1回 |
トルコは2007年に行われたEURO2008予選第10節でハンガリーに勝利しUFWC王座に就いた。続く第11節でモルドバと引き分けて防衛したものの、第12節でギリシャに破れタイトルを手放した。直近のタイトル挑戦は2021年6月11日、EURO2020グループリーグ初戦で王者イタリアと対戦し、0-3で破れている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 2010.10.08〜2011.11.15 | 15回 |
日本は2010年、さいたまで行われたアルゼンチンとの親善試合(キリンチャレンジカップ)で勝利し初めてタイトルを手にした。その後翌年のAFCアジアカップを無敗で優勝するなど15防衛を果たしたものの、2014年W杯アジア3次予選第5節で北朝鮮に破れ王座を明け渡した。直近のタイトル挑戦は2014年10月14日にシンガポールで行われた親善試合で、王者ブラジルに0-4で破れている。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 2011.11.15〜2013.01.23 | 12回 |
北朝鮮は2011年、2014年W杯アジア3次予選第5節で日本に勝利し王座に就いた。北朝鮮は翌年のAFCチャレンジカップを全勝し優勝。さらにEAFF東アジアカップ予選も無敗で終え12防衛を果たしたが、明けて2013年のキングスカップ準決勝でスウェーデンに破れタイトルを失った。以降のタイトル挑戦は無い。
| 国・地域名 | タイトル保持期間 | 防衛回数 | |
|---|---|---|---|
| 1 | 2018.07.01~2018.07.15 | 2回 | |
| 2 | 2022.06.10~2022.12.13 | 9回 |
クロアチアは2018年のW杯決勝トーナメント初戦でデンマークにPK戦の末競り勝ち、初めてUFWC王者となった。この時は決勝でフランスに破れタイトルを失っているが、2022年にUEFAネーションズリーグ2022-23でデンマークに勝利しタイトルを奪取。無敗のまま2022年のW杯にタイトルを持ち込み勝ち進んだが、準決勝でアルゼンチンに破れ王座を明け渡した。以降のタイトル挑戦は無い。
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最終更新:2025/12/08(月) 04:00
最終更新:2025/12/08(月) 04:00
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