韓国とは、以下のものを指す。
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基礎データ | |
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正式名称 | 大韓民国 대한민국 |
国旗 | |
国歌 | 愛国歌 |
公用語 | 韓国語(朝鮮語) |
首都 | ソウル特別市(Seoul) |
面積 | 98,480km²(世界第107位) |
人口 | 約5000万人 (世界第25位/2012年統計) |
通貨 | ウォン(KRW, ₩) |
正式な国名は大韓民国(だいかんみんこく)。英称はRepublic of Korea (ROK) 又は South Korea。
「韓国」は漢字を使用する日本や中国・台湾などでの通称(略称)。中国は「南韓」と呼ぶ場合もある。なお建国以来政治的に対立関係にある朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)は「韓国」とは呼ばず、「南朝鮮」などと呼ぶ。
1945年の敗戦に伴う日本統治の終了、以降の約3年間にわたるアメリカを中心とした連合国の軍政期を経て、1948年5月10日に朝鮮半島南半部で単独選挙を行い、1948年8月15日に建国を宣言。同年9月9日に朝鮮半島北側で建国した北朝鮮とは反共主義(反共産主義)の立場から建国以来対立しており、特に1950年-1953年にかけて起きた朝鮮戦争により南北分断の固定化が決定的なものとなり、現在に至る(→韓国と北朝鮮の項目も参照)。2008年には建国60周年を迎えた。
面積は関東地方と東北地方を合わせたのと同じくらい。国境については、陸上では軍事境界線(38度線)を挟んで北朝鮮と接しており、海上では日本海を挟んで日本と、黄海を挟んで中華人民共和国(中国)と国境を接している。ちなみに韓国の憲法では実効支配の及ばない北朝鮮地域も含めて朝鮮半島全土を領土としている(そのため北朝鮮の事を「北韓」と呼ぶ)。
首都はソウル特別市で、ソウルを筆頭に特別広域市6、道8、特別自治道1の計16の行政区画に分かれている。人口は日本の1/3強。この人口のうち約1/5を首都ソウルが占める。なお、人口については、各種統計において4800万ないし4900万とされることが多いが、2010年に5000万を突破した。
建国以来共和制を採っており、国家元首は大統領が務めている(半大統領制)。
2017年8月現在の大統領は第19代文在寅(ムン・ジェイン)。2017年5月に前大統領朴槿恵の弾劾・罷免に伴う大統領選挙で当選した。
韓国では日本と同じように野球とサッカーが絶大な人気を誇る。この二つに人気は劣るがバスケットボールやバレーボールも人気があり、野球、サッカー、バスケットボール、バレーボールの四つを含めて韓国四大スポーツと言われている。
韓国の文化は、地理的な理由から中国や儒教の影響を色濃く受けている。本来それなりに文化が存在するのだが、あまり保護を行わないため断絶の危機にあるものがある。
韓国の家庭・宮廷料理(韓食)は、陰陽五行・医食同源を柱とした健康的でおいしい料理と評判で、幅広い世代から人気である。代表的なものとして、犬食・キムチ・ナムル・韓国鍋(チゲ)・トン類など。汁ものが充実しているのが特徴。
食事の作法が日本と少し違い、食器を机から離してはならず、また箸は机に直接置く。食事を終えるときは、「もう食べられないくらいたくさんいただきました」という意思を示すために、少し残す風習がある。
また、金属製の食器を使うが、これは韓国料理がスープ類が多いために木製食器が腐りやすいからであるとも、下記の通り木が少ないため木工技術が発達しなかったとも言われる(その代わり石工技術は比較的発達した)。
…実際は李朝白磁や高麗青磁といった陶器が存在したはずなので、陶器製の匙があってしかるべきなのだが、オンドルなどの燃料などのために木を切り過ぎた結果、陶器の作成が事実上不可能となったのが大きな理由である。
今では行われているが、もともと植林と言う概念が無かったのは現在の北朝鮮でも見られる状況である。
2003年のヨン様ブーム以降、近年の日本では、韓国の大衆文化(韓流ドラマ等)やその出演者(韓流スター)が、中高年の女性達から一定の支持を得た。特に有名なのは冬のソナタだろう。現在ではブームがかなり廃れているが、日本のドラマなどで活躍する韓流スターも少なからず存在する。
→韓流
韓国の公用語は韓国語である。学術界では一般的に朝鮮語と呼称されるが、その呼称を使ってしまうと北側の国名が正しいと認めるようなものという非常に政治的な理由で、朝鮮語を韓国語と呼称している。他にも似たような例で朝鮮半島や朝鮮民族のことを韓半島・韓民族と呼称して利もする。
言語学的には南北の朝鮮語は同一言語であるが、言語差が存在しないというわけではない。これは朝鮮半島分断後50年以上も経過し、上記のような例をはじめとして時間の経過で使われる言葉が両国で徐々に変わってしまったから。また韓国では独裁政権が崩壊し、北朝鮮と比較して対外開放的になったため、外来語も韓国語はアメリカ英語由来、北朝鮮の朝鮮語はロシア語由来と大きく異なる。
韓国語の文字体系は、表音文字のハングルである。かつては日本語と同様に、漢字と表音文字による混ぜ書きが行われていた。しかし朴正煕が「漢字を撤廃して民族的アディアンティティを高める」という理由で、ハングルのみの表記を推進した。
この政策により、現在、漢字混ぜ書き文章を書ける韓国人は非常に少なくなった。また同音異義語の意味を判別できない事態が多発している。地名やニュース番組、新聞などを除き漢字は用いられていない。「大韓民國」や自分の名前を書けない韓国人も、若者には多い。ただ漢字を題材とした漫画やゲームの爆発的ヒット、漢字ブームも発生したりしている。
近年同音異義語を解消するため、漢字復活の動きが見られる。2016年には、教科書での漢字表記復活が決定した。45年ぶり。ただ負担増加になることを嫌い、反対論も根強い。
ただし朝鮮半島の漢字は繁体字である。これは戦前の日本が用いていた旧字体に近い。日本や中華人民共和国の漢字と異なり、画数が多く簡略化されていない。これも反対論が根強い理由と言える。
なお「漢字を廃止した国」と繁盛に言われるが、公式には廃止されていない。(北朝鮮やベトナムは完全に廃止)
韓国軍(Republic Korean Armed Forces)は陸・海・空軍の三軍体制で、陸軍は国産のK-1・K-2(予定)戦車、海軍はイージス艦、空軍はF-15EをベースとしたF-15KやKF-16、AWACS機のE-737(2012年までに4機導入)など対北朝鮮などへの牽制ともいえる強力な兵装を備えている。
元陸上自衛隊幹部学校教官の高井三郎は、2009年3月号の「軍事研究」において、竹島を巡って日韓が戦った場合、日本は竹島を容易に奪還できるが、韓国側の奇襲によって対馬を制圧され、竹島との政治的交換を要求されると述べている。制空戦闘機や地上攻撃機の分野では韓国が優勢であり、特に陸上戦力は韓国が絶対的に優勢であるので韓国の奇襲攻撃を阻止するのは難しいという。
その他、整備能力が自衛隊に比べて悪いとも言われている。韓国空軍の稼働率は約6割台と低く、KF-16に至ってはこれまでに10機を事故で損失(特に2000年に入ってから7機)しており、エンジンも共食い整備をしていたなどの杜撰さも露呈させる事態となっていたりする。2006年の総合火力演習では、ヒューズMD500から発射されたTOWミサイルが不発になって地面に落下すると言う事故や、2010年にF-5戦闘機2機が墜落(F-5に至っては7年間に10機墜落している)した翌日にMD500ヘリコプターが墜落するなど、事故率も高い。
本来、現在も戦争状態が継続している北朝鮮に対抗する必要上、地上戦力を主軸とした軍の整備を行っていたのだが、近年は強襲揚陸艦やイージス艦、AIP潜水艦といった海上戦力の拡充に力を入れている。旧式の艦艇や潜航艇程度しか保有しない北朝鮮に対するには的外れともいえる海上軍拡の背景に何があるのか、様々な憶測を呼んでいるが、韓国海軍が大型揚陸艦に「ドクト」なる艦名をつけていることが参考になるかもしれない。
なお、現状では既に北朝鮮との戦闘が行われた場合『先制による指揮系統の壊滅』以外では負ける要素が無い。日本や中国、ロシア相手では話にならないが、旧式兵器(戦車が最高でも60年代~70年代クラス)中心の北朝鮮相手では負けることは無い。だから北朝鮮は技術差を無視できる『核兵器』を持つことに執心するのだが。
…と今まで思われていたが、実態はさほど楽観的に見れない状況であると言える。北朝鮮の長距離砲の射程に首都ソウルがあることがまず第一の弱点。さらに延坪島砲撃事件で北朝鮮が見せた作戦構築及び砲撃能力、持てるリソースを最大限利用して強化した大量の戦車など、こと陸軍力に限って言えばかなり脅威度は高い状態にあり優位性を保ちきれているか微妙である。
さらに、先述した明らかに北朝鮮以外を意識した装備の調達によりかなり予算面に結構な無理が出ており、攻撃ヘリに対し対戦車ミサイルを規定数積むことができない、強襲揚陸艦に積むヘリが用意できないなど装備の供給面などで致命的な問題が多々発生している。また、輸出をねらってかあるいは自国産業のためか、最近は国産兵器の開発・配備にも熱心だがノウハウが足りず設計ミスや性能不足、開発遅延を起こすことも多々ある。また徴兵制の宿命で練度が全体として高いとは言えず、悪い兵器の整備状況とあいまって軍全体の状態はあまりよろしくないと言える。
現在、韓国の対北朝鮮のドクトリンは、戦車は道路、山に歩兵を配備し、砲爆撃や対戦車障害、地雷などで北朝鮮の機甲部隊のほぼ全てを撃破。それを生き残った戦力を地上部隊で撃破する、というものになっている。山に歩兵を配置するのは山から浸透してくる北朝鮮の歩兵部隊に対処するためである。
因みに後述するが、韓国の周辺事情の関係で海上封鎖されてしまえば事実上補給が出来ない事態に陥る為、おおっぴらに言っているように日本と戦争になれば圧倒的不利である事に間違いはない(何せ最大の補給ルートが日本だからである)。
→ 韓国軍
韓国(歴史)の項で触れた通り、朝鮮戦争により分断国家となっている2国であるが、解り易く言えば大韓民国は共和制国家、北朝鮮は社会主義国家であると言う点が代表的な違いであるといえる。それに関連して大韓民国では1980年代後半から発展をし国民の殆どは所得が一般国並となっているが、北朝鮮は中国の都市戸籍・農村戸籍のような身分制度があるが故に、所得が低く貧しい生活を強いられている国民が数多ある。
朝鮮戦争直後、双方とも焦土となってしまったのだが支援してくれる東側諸国と『陸続き』であり『社会主義』であった北朝鮮は復興が早く、一方西側諸国とは事実上の孤島状態で海からしか援助が得られない『資本主義』の韓国では復興が遅れ、1970年代までは北朝鮮は発展し韓国は最貧国近辺をうろついていた。これが北朝鮮への帰国事業に大きく影響する。
韓国は国交が開けた日本から得られた援助(日韓基本条約による賠償金)を元に軍事政権が強行に工業化を進める。これが漢江の奇跡といわれる成長に繋がる。一方北朝鮮は中ソ双方の経済力衰退や対立によって援助が減り、また日本製の工場が寿命を迎えるなどブレーキが掛かってしまう。双方とも援助が元で国を成長させたが、援助が主体の北朝鮮と自立を目指した韓国では目的が違うため1980年代後半にはその差は一方的となってしまう。
もう一言言ってしまえば、ある程度基本的な自由が保障されている大韓民国とは違い、北朝鮮では金日成・金正日・金正恩といった金一族が長らく独裁統制を行っており、報道規制など自由も束縛されている為、逆らえば銃殺刑か強制収容所行きと言った人権無視の行為も横行している。なお、高層ビルもあまりなく、電力エネルギーや国家予算、軍事規模の面においても差が付いている状態とも言える。
ちなみに、韓国と北朝鮮は国際法上では未だに戦争中。国連軍と北朝鮮軍の間で休戦協定こそ結ばれてはいるが、終戦しているというわけではないので広義では戦時下である。(当時の韓国政府が北を対等に扱うのを嫌って、協定に署名したのは国連側の責任者だから休戦と言っていいのか微妙)
大日本帝国時代、いろいろあって朝鮮半島全域を日本の領土としていたことがあり、列強(ロシア)と直接国境を接する地域であったこともあって、朝鮮半島の半島の近代化、とりわけ国境からほど近い北部(現在の北朝鮮の実効支配地域)を推し進めてきた歴史がある。
しかし朝鮮戦争による戦災で焦土になった影響で焦土と化したばかりか、日本統治時代に半島と本国(当時の言葉でいうと外地と内地)での待遇にすくなくない差があったことや日本人として育てるという皇民化政策が採用されたせいで現地文化がやや蔑ろにされたことに対する反感、なにより初代大統領の李承晩が教条主義的な反日主義者だったことで、朝鮮戦争後も反日感情が吹き荒れ、当時の雰囲気はほぼなくなっている。
現在、経済面では良好な関係を築いているが、政治面では歴史認識の違いでもめることがよくある。
韓国起源説とは、主に朝鮮民族の優位性を主張する為に韓国人が主張している文化・物などの起源の一説の事である。起源説リスト等の詳細はWikipediaに詳しいのでこちらを参照されたい。
これに関連する語でウリジナルという言葉があるが、こちらは類似製品の事を指す。
韓国の現代文化を語る上で李博士(イ・パクサ)氏は欠かせない。
ベトナム系米国人による韓国コント。よく韓国人の特徴を捉えており、
どの国民に対しても韓国人がブレていないことがよくわかる。
『本当はヤバイ!韓国経済』(著:三橋貴明)は韓国国内事情だけでなく、国際経済のルールと、『ルールを破った国』がどうなるかを理解するのにうってつけの良書である。とくに経済学部生は(経済学部なんてどうせヒマなんだから)一読されることをお薦めする。
『韓国の妄言』(著:別宮暖朗)も、韓国人および盲目的親韓派の日本人の、荒唐無稽な主張を切り崩すのに有効である。
『ニッポン日記』(著:マーク・ゲイン)下巻には、アメリカ統治下の朝鮮の様子が記されている。一応今でも新刊を買えるのだが、何故か第三章『朝鮮』は丸ごと削除されている。
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最終更新:2024/04/20(土) 11:00
最終更新:2024/04/20(土) 11:00
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