音楽制作者連盟一斉削除事件とは、2009年1月、社団法人音楽制作者連盟の権利者名義で動画が大量に削除された出来事のことである。
音楽制作者連盟とは何かについては既に記事があるため、そちらを参照願いたい。また本記事中においては「音制連」と略して書かせていただく
2009年1月、音楽制作者連盟という名義で大量の動画が削除された。
削除されたのは主にMr.children(トイズ)、Perfume(アミューズ)などの音制連に加盟しているレーベル所属アーティストの楽曲、映像が使われている動画。とりわけPerfumeの削除が極めて目立った。
また動画の種類もPV、MADなど多岐に渡る。
最初に音制連による削除が確認されたのは1月10日、しかしこの時はまだ本格的な削除ではなかった模様。
しかしその後、削除祭りとも言うべき大量削除が始まった。削除は大きく分けて二回である。
時期:1月13日~18日
ニコニコ動画の歴史に残るであろう大量削除。特に1月14日が最も削除が激しかった模様である。
その削除の激しさは当該日付のニコニコチャートのデイリー再生数がマイナス数値になるという異常事態が物語っている。(http://www.nicochart.jp/static/total.html)
この段階で多くの動画が削除されたが、「ポリ幾三」など一部の人気動画は生き残り、胸を撫で下ろした人も多かった。
時期:1月24日~25日
第一波が過ぎ、安心したのもつかの間、数日の間を置いて再び大量削除が行われ、第一波を生き延びた動画もその多くが削除された。
また今まで削除とは無縁のように思えた「ピッチ変更で●●似シリーズ」にもその手は及び、「雪、無音、窓辺にて。」などキャラソンまでもが削除された。
一番大掛かりな削除が行われたPerfumeを例に取ると削除前に3500以上あった動画は1400近くまで激減した。全体の6~7割が削除された計算である。
また10万再生や50万再生を超えた有名動画にも多数の死者が確認されている。
また今後再び大量削除が行われる可能性も十分に考えられる。
今回の削除では事務所・会社単位ではなく、全て音制連名義による一括削除となった。
この為どの事務所・会社がどれだけ自社の権利物の使用に対する使用を容認してるかが分からない。
この情報は動画投稿者、特にMADなどの作者にとって非常に重要な情報であり、今後のニコニコ動画の文化に大きな影響を及ぼす可能性もゼロではない。
ニコニコ動画の歴史において、記録に残るような大量削除はこれが初めてではないが、過去の大量削除はどれもある程度ジャンルや作品が絞られたものだった
例
しかし今回の削除はジャンルもJ-POPからキャラソンやアニソン、クラシック音楽と多岐に渡り、動画の種類もPVの丸上げやライブ映像、MADなど統一性が無く、広い範囲で削除が行われた。
今回の削除では公開されたから一年以上経過している動画の削除も目立った。中には動画IDが6桁の古い動画もあり、長期間黙認されていたものが何故今頃になって大量に削除されたのか全くもって不明である。
今回の削除では「雪、無音、窓辺にて。」や「God knows...」のピッチ変更など、ニコニコ動画で頻繁に使われており、今まで削除される気配がなかった楽曲使用動画の削除も確認された。
この件に関しては曲の著作権の侵害ではなく、写真や映像(前者は槇原敬之の写真、後者は織田裕二の映像を使用)に関する肖像権の問題から削除された可能性が十分に考えられる。
音楽制作者連盟一斉削除事件に関するニコニコ市場の商品を紹介してください。
音楽制作者連盟一斉削除事件に関するニコニコミュニティを紹介してください。
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最終更新:2025/12/09(火) 23:00
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