飯田正人とは、最高位戦日本プロ麻雀協会に所属したプロ雀士である。
プロデビューは、1981年の第6期最高位戦BIIリーグ。第7期にBIリーグ、第8期にAリーグと連続昇級した。
以後2010年まで28期連続Aリーグを維持、2011年は体調管理の為、特別休場。2012年復帰予定としたが、遂に復帰は叶わなかった。
2012年5月18日に大腸癌により、永眠した。満63歳。最期のテレビ対局は第6回モンド名人戦決勝戦。結果は見事優勝。
「大魔神」「ミスター最高位」などの異名を持った。その異名通り最高位戦では無類の強さを誇り、通算10期の最高位獲得により「永世最高位」の名誉称号を唯一人所持していた。
手役よりも良型を優先し、リーチをかけてツモ和了を目指す重厚な雀風で知られた。モンド麻雀プロリーグの対局でも三色同順を狙わず、解説の土田浩翔からは「三色の神様は微笑まない、平和の神様は微笑む」と評された。好きな手役は四暗刻、国士無双。
攻め時・ヤメ時の判断力には定評があった。守備面で特に有名なのが第5回モンド21王座決定戦、最終戦の南4局(対戦相手:土田浩翔 佐々木寿人 和泉由希子)における、和泉のホンイツ仕掛けに対する飯田の一索(和泉の待ち牌)止めであろう。この試合自体は和泉の大逆転ツモにより飯田が優勝を逃す結果となったのだが、誰もが切って放銃と思っていた一索をビタ止めする脅威の受けは、その後の和泉の大逆転と並び称される名シーンとされる。MONDO TVにより公式に当該局の動画が無料公開されているので必見。
飯田の対局はMONDO TVの有料動画に多く残っているが、無料動画として前に述べた一索止めの映像がある。
話題になった小島武夫の九連宝燈、そのとき解説席に座っていたのが飯田であった。
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最終更新:2024/04/26(金) 01:00
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