一般的な略称は高校。学校教育法第50条により、中学校における教育の基礎の上に、心身の発達及び進路に応じて、高度な普通教育及び専門教育を施すことを目的とする学校となっている。簡単に言うと中学校卒業後の最も多い進路となっている。高等学校という名称であるが、行われるのはあくまで後期中等教育である。
修業年限は全日制は3年。定時制や通信制は3年以上(4年が多い)となっている。
高等学校は義務教育ではないので、進学する義務はない。とはいえ、企業の多くは高卒以上の学歴を要求してくるため、高校へ進学する者は非常に多いが、近年においては高卒であっても定職に就かない(または就けない)若者が増加しており、社会問題の一つとなっている。
入学できる者は、学校教育法第57条において中学校またはこれに準ずる学校(特別支援学校の中学部など)を卒業した者若しくは中等教育学校の前期課程を修了した者、または文部科学大臣の定めるところにより、これと同等以上の学力があると認められた者である。
全日制は一般的な課程で多くの学校はこれである。小学校や中学校と同じで、朝に登校し、夕方に下校するスタイル。授業は週5(学校によっては週6)で1日に4~8限(1コマ45分~90分(100分?))ある。
定時制は主に中卒の労働者を対象に夜間(昼間もあり)に開講している課程である。近年は諸事情により全日制に通えない者のためにも利用されている。そのために三部制や四部制なども導入されている。しかし勤労学生の減少や通信制高等学校の増加により学校(というよりもその課程)の統廃合が進んでいる。
通信制は通信教育による課程である。毎回課題(レポート)が出され、それを提出する他、スクーリングと呼ばれる登校して教員による直接指導を受けたり面談を行う機会が月一回程度ある。従来の学校に合わなかった若者や高校に進学できなかった者が高校の教育を得られる機会の場として利用されている。自分のペースで勉強できるが、逆に言えば時間管理など自分の意志がないと学業の継続が難しいという側面がある。
学科は普通教育を行う普通科の他、専門的な教育を行う専門学科、普通教育と専門教育の両方を行う総合学科の3つに分けることができる。
などがある
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このほか、特別支援学校のみに設置される学科や、特定の学校独自の学科(私立学校に多い)なども存在する
漫画やアニメ、ライトノベルなどの主要な舞台の一つに挙げられるのがこの高等学校である。
主な読者・視聴者は主人公たちと同程度の年代(中高生など)であり、またそれ以上の年齢層でもほとんどの人が経験しているために共感を得たりしやすいというのが理由の一つとして考えられる。
なお、あまり作中に詳しくは描かれない事がほとんどだが、共学で全日制普通科の(ような)学校であることが多い。
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最終更新:2024/04/18(木) 14:00
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