魔王軍(ダイの大冒険) 単語

マオウグン

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魔王軍(ダイの大冒険)とは、以下のことを指す。

  1. 魔王ハドラーがに結成した組織。便宜上、この項では「旧魔王軍」と記述する。
  2. 大魔王バーンが結成した組織。本項で「魔王軍」と記述した場合はこちらを指す。

本項では両方について解説する。

1の概要

地上制圧を目論むハドラーが結成した組織。

ホルキア大陸を拠点に据え、地上の人々を恐怖のどん底に陥れていた。
地上に生息していたモンスターや、自らの魔力で作り出した魔物を率いて地上制圧まであと一歩という所まで進めていたが、強国・カール王国の抵抗により計画に支障が出始めていた。

ハドラーはこの状況を変えるべく、当時カール王国の指揮を執っていた王女フローラの誘拐を画策。自らが陣頭に立ち王国を襲撃するも、当時一介の騎士団員だったアバンの奇策と奮闘の前に撤退を余儀なくされる。
これを機にハドラー打倒のために旅立ったアバン一行と実に1年以上(注)も死闘を繰り広げ、最終的には地底魔城におけるアバンとハドラーの直接対決において、ハドラーが倒されたため軍団は壊滅する事になる。

注:厳密には1年以上の中断期間が存在するため、アバン旅立ちから壊滅までずっと戦っていたわけではない。

地底魔城

ホルキア大陸に存在する旧魔王軍の本拠地。

その名のとおり地底深くに存在する城で、その内部は迷路のごとく入り組んだ通路で構成されている。
作中判明している事としては、死火山に囲まれた自然の要塞である事。また、捕らえた人間と魔物を戦わせてその死闘を愉しんだとされる闘技場(コロッセオ)が存在している。

旧魔王軍壊滅後は魔王軍不死騎団の本拠地として使用され、不死騎団壊滅とともに死火山のマグマに飲まれ消滅した。

2の概要

旧魔王軍壊滅から15年後に活動を開始した大魔王バーンが結成した組織。

バーンが地上破壊を目論むと同時に最強の軍団を結成する為に、嘗ての魔王であったハドラーを魔軍司令に据えて、地上の強者達を団長とする六大魔団を攻撃部隊として構成する大規模な組織である。

具体的な結成時期については不明だが、旧魔王軍壊滅直後にバーンが動いていた事や、バランを勧誘した時期が旧魔王軍壊滅から数年程度しか離れていない事が予測される事から、結成そのものは15年かけてじっくり行われてきたものと推測される。魔王軍として本格的に組織作りが行われたのは本作から1年ほど前からのようだが。(注2)

注2:そう推測する根拠としては、倒された直後に眠りについたハドラーが六大魔団結成時には活動していた事や、ハドラーが生み出したフレイザードが誕生してから1年程度しかたっていない事から。

拠点

鬼岩城

魔王軍の前線基地で、ギルドメイン大陸の山中に存在している。

バーンのシルエットを象ったと思われる魔物の顔が特徴的で、魔王軍のエンブレムも同様にバーンのシルエットを基にしたものと思われる。

中盤に初登場を果たしたキルバーンによりこの城が移動要塞である事が判明しており、直立状態の全高は145mという巨体である。岩で出来ている城と思われていたが実はその内側に真の姿が隠されている。

パプニカで開かれていたサミットを襲撃しており、ベンガーナの戦車隊による一斉砲撃にもびくともしない頑丈さと、40門以上の大砲による火力を以って圧倒的な強さを見せている。

ダイの剣の犠牲者(?)第1号で、軽く振るっただけの斬撃で腕が真っ二つに切断された他、中央の間に突入したダイの大地斬により両断され崩壊した。

全高145mの岩の巨人が直立している時点で自壊しそうなものだが、後述するバーンパレスの特殊性も考慮すると、かなり軽量かつ強度の高い素材でできていると見るのが無難だろうか。

大魔宮-バーンパレス-

死の大地に秘匿していた魔王軍の本拠地で、不死鳥を象った形状を持った全長3km以上という凄まじく巨大な浮遊宮殿となっている。

バーンの居城である「天魔の塔」の真下に存在する心臓部の魔力炉が動力源となっており、浮遊性質を持った石と金属の中間素材で構成されている。

全身に40門以上の大砲を備えている鬼岩城とは対照的に、武装はさほど備えておらず、6本の柱「ピラァ・オブ・バーン(バーンの柱)」のみ搭載している。
但し、それ故に強烈な威力を持っており、一度地上へ投下されれば柱を中心に巨大なクレーターが構成されるだけでなく、柱そのものに「黒の核晶」を搭載してある為、地上そのものを吹き飛ばせるほどの威力を有している。

巨大な外観とは裏腹に通路は全て一本道で構成され、侵入者を確実に挟み撃ち出来るように造られているなど、バーンの用心深さがここにも現れている。また、耐久度がずば抜けて高くハドラーの黒の核晶が爆発しても床が抉れる程度の被害しか受けていないほどである。

ちなみに、バーンが所有している建造物は他にもあるとされており、少なくとも魔界に7つの宮廷を所有している事が明らかになっている。

六大魔団

先述したとおり地上の強者と側近であるミストバーンを加えた6名を団長とした魔王軍の攻撃部隊で、種族別に構成されている。6名である理由は、魔王軍が使用する六芒星魔方陣に由来しているものと思われる。

ここでは、六大魔団の大まかな概要を記述する。軍団長については個別の記事を参照のこと。

百獣魔団

団長:獣王クロコダイン

ライオンヘッドや暴れザルなどの動物系モンスターの他、ポイズントードなどもこちらに編入されている。作中ではネイル村のある魔の森を本拠に据えロモス王国攻略を担当していた。

アバンの使徒と最も早い段階で戦っており、ロモス城総攻撃の際にクロコダインが戦死した為壊滅している。

不死騎団

団長:魔剣戦士ヒュンケル

ミイラ男やがいこつ剣士といったアンデッド系モンスターで構成された軍団で、作中ではハドラーの居城だった地底魔城を本拠地に据え、パプニカ王国を壊滅させホルキア大陸をテリトリーとしている。

アバンの使徒とは2番手で戦っており、地底魔城内の闘技場の決戦でヒュンケルが敗北。改心した事に加え、乱入してきたフレイザードが死火山を噴火させた為に地底魔城ごとマグマに飲まれ壊滅した。

氷炎魔団

団長:氷炎将軍フレイザード

フレイムやブリザード、さらには爆弾岩といった魔法生物で構成された軍団で、作中ではオーザムを壊滅させた後ホルキア大陸攻略を担当していた。

作中では3番手でアバンの使徒と戦っており、バルジ島に於いてフレイザードが倒された為に壊滅。
フレイザードが所持していた「暴魔のメダル」が彼の墓標代わりとなっている。

超竜軍団

団長:竜騎将バラン

ドラゴンやヒドラといったドラゴン系モンスターで構成された軍団で、六大魔団の中でも別格に強い軍団となっている。その強さは城塞王国と言われ難攻不落だったリンガイアを1週間で、更には強国であるカール王国を僅か5日で壊滅させたほどである。

アバンの使徒とは4番手で戦っており、息子であるダイとの死闘の末バランが魔王軍を離脱した為に壊滅した。

魔影軍団

団長:魔影参謀ミストバーン

シャドーやガスト、さまよう鎧などのガス生命体、または暗黒闘気により制御されている戦士で構成されており、作中では超竜軍団が引き継ぐまでの間カール王国を攻略中だった。

アバンの使徒とはパプニカ王国でのサミット中に襲撃、戦闘を繰り広げている。さまよう鎧は物語終盤にも登場しており、クロコダインとヒュンケルの処刑会場を護衛していた。

妖魔士団

団長:妖魔司教ザボエラ

魔法使い系のモンスターやサタンパピー、バルログなどの悪魔系モンスターで構成されており、作中ではベンガーナ王国を攻略していたらしい。

アバンの使徒とはバルジ島と死の大地付近の氷河で戦っているが、共に決着には到っていない。主力部隊がヒムに蹴散らされて以降登場しておらず、軍団自体がどうなったかについては定かではない。ザボエラの性格から考えて見捨てられてそうではあるが…。

ちなみに、偵察や通信を担当している悪魔の目玉もこの軍団に編入されているモンスターである。

 

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関連項目

  • ダイの大冒険関連の記事一覧
  • 魔王
  • 大魔王バーン
  • ミストバーン
  • キルバーン
  • ハドラー
  • クロコダイン
  • ヒュンケル
  • フレイザード
  • 竜騎将バラン
  • ザボエラ
  • マキシマム(ダイの大冒険)
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