魚座のアフロディーテ 単語


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ピスケスノアフロディーテ

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魚座のアフロディーテとは、車田正美による漫画『聖闘士星矢』及び、関連作品の登場人物である。

概要

ギリシャの聖域(サンクチュアリ)にある十二宮、最後の双魚宮を守る魚座の黄金聖闘士。
通称 天と地の狭間に輝きを誇る美の戦士!

年齢:22歳
身長:183cm
体重:72㎏
誕生日:3月10日生
血液型:O型
出身地:スウェーデン
修行地:グリーンランド
声優:難波圭一
   桐本琢也(聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY)
   津田健次郎(※テンセント社による海外向けのソシャゲ)

魚座の神話に因んでか、その美貌は88の聖闘士の中でも随一と言われ、様々な薔薇を用いて戦う。しかしその美しい見た目とは裏腹に「力こそ正義」という信念のもと、大地を守るためには幼いアテナよりも教皇こそがふさわしいと考え、教皇が簒奪者であることを承知の上で、年の近いデスマスクやシュラと共に教皇に忠誠を誓っていた。アンドロメダ瞬の師匠であるケフェウスのダイダロス(アニメではアルビオレ)を、教皇の勅命により討伐したため、師の敵討ちに燃えるようやく本気を出した瞬によって倒される。

その命を散らす最期の瞬間まで、自身の考えや教皇への忠誠を変えることはなかったが、自身を倒した瞬に対しては「見事だアンドロメダ」と言って果てている。※文庫版以降はこのセリフはカット。

彼の掲げる正義はアテナを守るのが原則の聖闘士としては失格であったが、地上を守る想いは他の聖闘士達と変わりないとされ、原作では彼も含め十二宮の戦いで亡くなった黄金聖闘士達は、真の聖闘士として扱われている。

ハーデス編では、序盤に一緒に行動していたデスマスクが目立ち、彼は空気だったりなんだか疑惑の言動があったような気もするが、ハーデスへの寝返りについてはシオンから否定されており、終盤においては、肉体を失い魂となってもなお、他の黄金聖闘士達と共に地上の愛正義の為に立ち上がり、嘆きの壁の破壊に協力した。

続編の『聖闘士星矢NEXT DIMENSION 冥王神話』(以下ND)でも、時空を超え他の黄金聖闘士達と一緒にアテナを守っており、彼らの姿はアテナや先代の乙女座の聖闘士であるシジマを感動させた。

必殺技

  • 魔宮薔薇(デモンローズ)
    「バラの葬列」と言われる、双魚宮から教皇の間までぎっしりと敷き詰められた赤薔薇。猛毒があり、その花粉を吸いトゲにかすっただけで敵の五感を奪い死に至らしめる恐ろしき魔の薔薇である。
    車田正美が書く『聖闘士星矢EPISODE ZERO』(以下エピゼロ)では、この薔薇の葬列は無かったので、いつも敷かれているわけでは無いらしい。NDでも「バラの葬列」の出現にキャラが驚くシーンがある。
    派生作品の『聖闘士星矢EPISODE.Gアサシン』では、町中にも出現させていた。迷惑である。
  • ロイヤルデモンローズ
    魔宮薔薇と同じく、敵の五感を奪い陶酔のうちに死に至らしめる赤薔薇
  • ピラニアンローズ
    触れたもの全てを砕くピラニアのトゲを持つ黒薔薇。アフロディーテは素手で触っても平気な模様。 
  • ブラッディローズ
    魚座の聖闘士の手から離れたら最後、敵の心臓に突き刺さり、その血によって真紅に染まる白薔薇。NDにて先代の魚座のカルディナーレが使用した時は、黄金聖衣をも貫いていた。
  • ダガーローズ
    NDで先代の魚座の聖闘士カルディナーレが使っていた技。青(紫?)薔薇を大量に投擲し、容赦なく敵を突き刺す。エピゼロにて幼いアフロディーテも使用。なお敵への牽制にはこの薔薇ではなく、赤い薔薇を使用していることがある。
  • その他:
    花霞で姿を消すことが出来る。しかしアンドロメダの鎖の前では分が悪かったようだ。

派生作品の『聖闘士星矢EPISODE.G』では、薔薇というよりはを用いて攻撃や拘束をしている。さらに蔓でアイオリアを守りながら彼に小宇宙を分け与え回復させていた。 

アニメの『聖闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-』では、薔薇だけでなく植物全般に通じており、植物を通じて情報収集をしたり、植物の毒を防ぐ等の能力が描かれている。

原作

薔薇を使う能力と、主人公の星矢に「本当にあれが男かよ…」と言われる程の女性的な見た目のせいか、オカマナルシスト的なイメージを持たれることが多いが、原作では特にそのような言動はしておらず、また以外に思うかもしれないが、彼自身から自らの容姿はおろか「美」についても語られたことはない。彼が語ったのは自身の薔薇の能力と「力こそ正義」という考えであり、教皇の命に従い己の正義を遂行するため瞬の語る正義と対立した。ちなみに瞬については「少女のような顔」とか「細腕」等、お前が言うな的なセリフで煽ってる。

薔薇を右手だけではなく左手でも扱っている描写が何度もある。
何気にヘルメットはちゃんと被る派。しかし途中で脱げる。
倒れるたびに薔薇が舞い散っており、彼が亡くなった時は沢山の薔薇が彼の身体を包んでいた。
原作の黄金聖闘士の金髪率は高いが、彼もその金髪軍団の一人である。エピゼロではやや薄めの金髪。

エピゼロでは、デスマスクやアイオロスに「アフロ」と呼ばれていた。既に双魚宮を守る聖闘士として、逆賊の汚名を受けたアイオロスと一番最初に戦っているが、隙を見せてしまいあっさりと逃げられてしまう。アイオロスが守っていた赤子のアテナは、逃亡中に度々その力を見せてきたが、幸か不幸かアフロディーテはその力を目にする機会がなかった。

アニメ

原作において瞬の師匠はダイダロスだったが、アニメではアルビオレというキャラに変更され、アルビオレの討伐もアフロディーテではなくミロが担当。アフロディーテはミロとアルビオレの戦いの最中に闇討ちをし、瞬が途中で真相を知るという原作とは異なる展開となっている。そしてアニメではふくよかなピンクの唇に「ンフ」の声でオカマっぽくなっており、さらに作画冥界三巨頭により、どの回も作画崩壊をしているため、彼の美しさが表現されること能わず、美の戦士ではなく邪神が降臨した。

劇場版の『聖闘士星矢 真紅の少年伝説』では、荒木神の作画により、ようやく彼の美しさが披露されたが、悲しいかな「勝利こそ最高の美であり、敗北は私の最も嫌う醜いもの」と彼の考えは原作とは異なっており、最も崇拝するものは「美しさ」とナルシストともとれる要素が付け加えられた上に、幻とはいえ某白銀聖闘士のように、フルヌードで水浴びをする等、重大なキャラ崩壊を起こしている。

ちなみに劇場版『聖闘士星矢 天界編序奏~OVERTURE~』においても、彼は生まれたままの姿で登場しているため、登場した劇場版2作共にヌードを披露したことになる。美しさは罪。
(この映画において黄金聖闘士は全員スッポンポンなので彼だけがおかしいわけではない。念の為。)

OVA『聖闘士星矢冥王ハーデス編』では、デスマスクと共にシオンの作戦に同意をするような描写や、嘆きの壁の前で瞬に言葉をかける等、アニオリのシーンがいくつか入っている。

派生全般

活躍の有無に関係なく、どちらかといえば派生作品での出番はそれほど多くはない。
ゲームやパチンコも含めた関連作品では、美の戦士の部分が強調されていることが多い。
一部の作品では、教皇への忠誠心の高さが描かれている。
全体を通して見ると原作も含め、基本的に与えられた任務には忠実な性格なのかもしれない。
黄金魂以降の関連作品では、天然や面倒見がよさそうな性格が描かれていることがある。

以下ネタバレ注意

  • 聖闘士星矢EPISODE.G
    教皇の命令により、冥府への道を閉ざすため、極秘で薔薇を敷き詰めた道を作っていた。戦闘においてはギガースの鉄槌攻撃を一輪の黒バラで受け止めたり、この世界には彩りが足りないと白薔薇を真紅に染めようとしていた。(補足すると原作の彼は血は見たくないと言っており、白バラも瞬戦まで使用してなかったりする。)何故か敬語キャラになっている。「美」について語ることが多く、一見するとナルシストのような発言をしているが、「己の信じるものに命をかける者は須らくみな輝く」「賢明に生き死ぬ者に美しくないものなどいない」等、彼が語る「美」とは表面的なものではなく、生き様について語られている。
  • 聖闘士星矢EPISODE.Gアサシン
    本作のヒロインである吉乃の護衛の一人として登場。目立たないように女装をしていたが、目立ちまくっていた。しかし女装のせいで女とは戦わない敵に女と勘違いされて戦闘を回避。別の敵との戦闘で女装を解く際には服を弾き飛ばし、吉乃の前で半裸タイツ姿となるが、彼の美しさの前では特に問題はなかったようだ。女装時の体型は力技でカバーしたことがコミックの背表紙に描かれている。
  • 聖闘士星矢 セインティア翔
    教皇の命令により城戸沙織を攫うが、すぐに教皇によって異空間に飛ばされた沙織を日本まで送り届けることになった。その際にアテナである沙織と会話をし、チャンスがあったにも関わらず自身の命を狙う教皇と戦わなかった彼女の性格の甘さを指摘。「この世に戦いがある以上、力こそが正義。何者をも倒せない者は何者をも守れない」「地上を守る聖闘士として信じられぬものに忠誠を誓うことは人々を裏切ることになります…それだけは絶対に出来ない」と彼のスタンスを語っている。一方で別れ際に「どうか見せてください。あなたがいかなる神なのか」とも言っており、その場に毒を持たぬ一輪の薔薇を残し去っていった。
  • 聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY
    キャラクターの年齢設定が変更され、彼は25歳と黄金聖闘士の中ではアイオリアに次いで、二番目に若い年齢になっている。教皇の簒奪については知らなかったようで、十二宮が次々と星矢達に突破される中、アテナが聖域にいると信じ、安全な場所に移動させるように進言中、もはや正体を隠す気のないサガに不意打ちで異空間にぶっ飛ばされ死亡。その出番は数分とあまりにも短かった……。何気に彼が打ち付けられた地面は、薔薇の形をしており、彼の肩には幾度か冥界のフェアリーが意味深に止まっていたが、残念ながら続編が無いためこの蝶の伏線は回収されていない。
  • 聖闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-
    薔薇を咥えたまま紅茶を飲む、自分で美の戦士だと町中で自己紹介しようとする等、ナルシストに加え天然のような設定が追加されている。しかしながら裏では敵の情報を集めており、ユグドラシルという巨大樹が深く関わる本作において、植物と通じる彼の能力は大きな役割を果たすことになった。

星座カースト

……お察しください。詳しくは星座カースト制度の記事で。

魚介コンビ

ハーデス編にて、アフロディーテと行動を共にした蟹座のデスマスクとは、派生作品やファンによるネタ等で底辺魚介コンビとしてセットで描かれることが多く、ニコニコでもこう呼ばれていることがある。

エピゼロでも幼い頃から年の近いデスマスクとつるんでいるような姿が描かれ、『聖闘士星矢DESTINY』では、死後も二人仲良くコキュートスの氷に隣り合うように埋められていた。何気にサガもすぐ近くで埋まってた。あの状態でも会話は出来る模様。

余談

OVA『聖闘士星矢冥王ハーデス編』のHPにあるキャラクター紹介等、アニメ関連の設定画の中には、顔が隠れた屈強な体格と浅黒い肌のアフロディーテとは似ても似つかない、魚座の聖闘士が紛れている事がある。彼の名は魚座のライディーン!様々な大人の事情で暫定的に生まれた魚座の聖闘士なのだ。

魚座とは、ギリシャ神話の愛と美を司る女神アフロディーテ(ローマ神話ではビーナス)と、その息子であるエロス(キューピット)が、怪物テュポンから逃げる際に魚に変身し、互いに離れないように紅いリボンで結んだ姿を星座にしたものである。そして薔薇はこの女神アフロディーテと共に誕生したと言われ、女神アフロディーテを象徴する花でもある。なので魚座なのに薔薇とか関係無いじゃんとか言わないように。

女神のアフロディーテ(ビーナス)は、アテナと同格のオリュンポス十二神の一柱であるが、神話ではアテナとはとっても仲が悪い。そんな女神の名前をアテナの聖闘士(しかも男)が名乗るとは……。

魚座は双魚宮の名前でも示すとおり、2匹の魚の姿であるが、劇場版『聖闘士星矢 最終聖戦の戦士たち』において、終盤の天空に黄道12星座が浮かび上がるシーンでは、リボンが途中から途切れて1匹しか描かれていなかった。もう一匹は一体何処へ…?

同作者の漫画『リングにかけろ』において、ビーナスという名前のキャラが出ている。(こちらも当然のように男)フィニッシュブローはライトニング・プラズマ!! 彼もまた、天と地の狭間で輝いているようだ。
さらに同作品には、ナポレオン・バロアというキャラもいるが、こちらも某ベルばらから出てきたような見た目に薔薇。さらに顔にホクロ付きである。フィニッシュブローの一つはロイヤル・デモン・シード!!

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関連項目

  • 聖闘士星矢
  • 黄金聖闘士
  • 星座カースト制度
  • 魚座のカルディナーレ
  • 蟹座のデスマスク
  • 双子座のサガ
  • アンドロメダ星座の瞬
  • 聖闘士星矢 黄金魂 -soul of gold-

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