「抜錨!鳥海、出撃します!」
鳥海(ちょうかい)とは、艦隊これくしょん~艦これ~に登場する艦娘である。「とりうみ」ではない。
モデルは大日本帝国海軍高雄型重巡洋艦の4番艦「鳥海」。
デザインはパセリ、CV:東山奈央
昭和3年3月26日に三菱造船長崎造船所にて起工。昭和7年に就役し、高雄型4隻で第4戦隊を編成した。書類上は日本で作られた最後の重巡洋艦(最上と利根は書類上軽巡洋艦だったため)。
名前は、秋田県と山形県に跨がり、優美な姿から「出羽富士」の異名を持つ活火山の鳥海山から取られている。
昭和16年に摩耶と同時に近代化改装される予定だったが、太平洋戦争開戦のため実施されず。その後摩耶が補修の際に改装されたのに対して鳥海は最後までそのままで、後期にはレーダーこそ積んでいたものの装備が旧式のものになってしまっていた。これは鳥海の居住性が良く、旗艦任務が多かったために、改装の機会が与えられなかったためとも言われている(三菱造船は客船の設計に定評があった)。
昭和17年にはインド洋の通商破壊作戦に参加し、アメリカ艦とイギリス艦二隻を撃沈している。
7月には第八艦隊(別名・三川艦隊)の旗艦となりソロモン海戦に参加。第一次海戦では被弾して34名が戦死するが、一方的な勝利をおさめアイアンボトム・サウンド(鉄底海峡)を築き上げた艦の一隻となる。艦隊がほぼ無傷なことから再突入を推す声もあったが、戦闘終了後は帰投。その際に加古が沈められてしまった。
第三次海戦では第七艦隊の生き残りを率いて撤退するが、爆撃を受けて率いていた衣笠が沈没、摩耶は中破する。その後は旗艦任務を解かれた。
昭和19年10月にはレイテ沖海戦に参加するが、潜水艦の攻撃を受けて高雄型は鳥海を残して全滅(高雄は大破しその後回収され復旧、他は撃沈)してしまう。鳥海は奇蹟的に無傷だったが、翌々日のサマール沖海戦で駆逐艦と艦載機の攻撃を受け魚雷に誘爆。さらに続く爆撃で大破した。
乗組員は駆逐艦藤波に避難、雷撃によって鳥海を処分したが、この海戦で藤波も沈没。藤波と鳥海の乗組員は一人も帰還することはなかった。戦後、長崎には鳥海と藤波の連名で乗組員の慰霊碑が建立されている。鳥海の名前は海上自衛隊の護衛艦「ちょうかい」に引き継がれた。
なお、作家の丹波文雄はソロモン海戦当時鳥海の乗組員として従軍しており、当時の経験を基に小説「海戦」を執筆した。また、声優の古川登志夫の兄は鳥海の機関砲主を務めており、22歳で戦死したという。
高雄型4姉妹の末っ子。史実で述べたように摩耶と鳥海は改装されなかったため、デザインが高雄および愛宕とは異なる。そしてその史実が原因かステータスまで突出した部分はなく、高雄型最弱となっている(あくまで高雄型では低いだけで、重巡洋艦全体で見れば古鷹型や青葉、妙高除く妙高型より上と高い部類である)。尤も、史実ではむしろ活躍しまくり、姉が大破・撃沈しても無傷で戦闘を続けているのだが。史実と異なり改造(Lv25以上で可能)や近代化改修は可能で、後述するように任務でも必須になる艦なので、彼女を一線で使いたいという提督は是非。ただし、改造してもデザインは変化しないので、高雄や愛宕と同じ姿になるわけではない。
優等生タイプで丁寧な口調で話す、摩耶とは正反対の性格である。高雄型では唯一提督を「司令官さん」と呼ぶ。旗艦任務が多かった史実を反映したのか理知的で戦況を常に計算しており、中破すると計算外のことに狼狽したり、MVPをとると計算通りとしながらも「司令官さんの戦略だから」と言ってくれるなど、非常に真面目でいい子。触った時ですら「これも、何かの任務なのですか!?」と言う。任務ならおさわりOKですか。しかし史実を反映したセリフはあまり多くは……というか、ほとんどない。他の高雄型姉妹についても触れることはない。話題はいくつもある気がするのだが……。一方、自己紹介の「私が鳥海です」でロマサガ3のあのセリフを思い出したという人も。
その性格とは裏腹に、服装はなかなかエロい。摩耶と同じデザインの衣装だが、彼女はスカートを下げておりヘソだしになっている。そして太腿の付け根やヘソの周りがやけに細かく描きこまれており、絵師の気合とこだわりが感じられる。さらに中破時のイラストを見ても下着らしきものがまるで見えず、はいてない疑惑もある。胸は高雄や愛宕と比較すると控えめだが、これまたなかなかのサイズ。さらに絵師が「摩耶と鳥海のセーラー服の青い部分はスク水の生地で出来てる」と発言し、一躍話題となった。
しかしながら中破の際のイラストはアンテナが折れてしまい全身傷だらけで口から血のようなものが流れているという、他の艦娘と比較しても非常に痛々しいイラストである。
また貴重なメガネっ娘でもある。同じくメガネ艦娘の霧島とは声優も同じ東山奈央である。だがメガネが縁なしのため図鑑などで拡大しないと非常に見づらく、気づかない提督も多い(鼻のパーツを絆創膏と勘違いした人も)。
任務(クエスト)では高雄型4姉妹による「第四戦隊編成」や、「三川艦隊編成」「新三川艦隊編成」で必須になる。その後出撃してボスを撃破する任務まであるので、達成したい人はしっかり育てよう。
ニコニコなどでの人気は姉に押され気味。優等生で癖がない性格のためネタ部分がやや弱いか。前述通り史実でのアイアンボトム・サウンド関連の活躍が目覚ましいが、それらも計算づくの勝利だったためか霧島と違い脳筋メガネ扱いを受けることはほとんどない。また鉄底海峡はイベントで舞台になったが、そこでも彼女に関連した話題はあまり上らなかった。
なお、スタッフ本『提督の冬休み。』に掲載されたパセリ氏の書下ろしイラストでは、摩耶が餅を食べている傍らで日本酒を飲んでいる姿が描かれており、地味に(彼女の“姉”達も含め)20歳越え疑惑が浮上している。
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最終更新:2024/04/19(金) 15:00
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