黒き森のウィッチ 単語


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クロキモリノウィッチ

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黒き森のウィッチ

黒き森のウィッチとは、遊戯王OCGのカードである。現在、禁止カード。

概要

遊戯王OCG初期のパック「Vol.6」(1999年11月18日発売)で登場した効果モンスター。

効果モンスター
星4/闇属性/魔法使い族/ATK 1100/DEF 1200
このカードがフィールド上から墓地へ送られた時、
自分のデッキから守備力1500以下のモンスター1体を手札に加える。

※「BIGINNER'S EDITION 2」(2011年発売)収録のカードによる

フィールドから墓地へ送られたときに守備力1500以下のモンスターを手札に加える(サーチする)効果を持つ。攻撃力1500以下を手札に加える「クリッター」とは対になる存在。

単にフィールドから墓地へ送られればいいので、発動は非常に容易。強制効果ゆえにタイミングも逃さない。
その上、対象は守備力1500以下なので、強力なアタッカーを手札に加えることが可能。そのため、多くのデッキにおいて必須カード扱いであった。
このカードの存在から、守備力1500以下のモンスターを優先してデッキに採用するということさえあった。

このカード1枚ですぐに強力なアタッカーを呼び寄せられる汎用性の高さは強力と判断され、2001年1月15日に準制限カード、2002年5月1日に制限カードとなり、2004年9月1日には禁止カードに指定され、現在に至る。
禁止カードに指定された当時は「混沌帝龍 -終焉の使者-」、「カオス・ソルジャー -開闢の使者-」の2体のカオスが遊戯王OCGの中心となっており、その特殊召喚のコストに利用でき、なおかつ優秀な効果を持つこのカードはカオスデッキでも頻繁に使用されていた。このカードが禁止になったのはカオスデッキ規制の意味もあったのかもしれない。

現在であれば「ダーク・アームド・ドラゴン」などサーチ対象がどんどん増え、シンクロ素材にして効果を使用したり、その他色々と悪用できるので、制限緩和は難しい状態である。まあ、コンマイが何かやらかす可能性も0ではないが。


このカードと対になる「クリッター」は、このカードと同時に禁止指定を受けたが、半年後に制限復帰、その後2013年3月1日に再び禁止指定を受けるまで制限カードにとどまり続けた。これは、このカードは対象が守備力1500以下であるために攻撃力の高いモンスターがサーチ可能であるのに対し、「クリッター」は対象が攻撃力1500以下であるため、直接に攻撃力の高いエースモンスターをサーチできないためでないかと考えられている。

しかし、攻撃力が低くとも効果が優秀なモンスターはたくさんいるし、シンクロ召喚・エクシーズ召喚の登場で、「クリッター」でも間接的に高攻撃力のモンスターを呼び出せるようになってしまった。また、「クリッター」禁止の直接の原因とも言われる「魔界発現世行きデスガイド」など、このカードより「クリッター」と相性のいいカードも多数登場しており、「クリッター」が「黒き森のウィッチ」より一段低いとはとても言えない状態である。


初期のテキストでは、「クリッター」共々フィールド以外から墓地へ送られても効果が発動できた。そのため、エクゾディアデッキで「天使の施し」でこのカードや「クリッター」を墓地へ捨てることで効果を発動し、高速でエクゾディアパーツを揃えるというコンボが流行した。
そのため、フィールド以外では発動できないようにテキストがエラッタされた。当然、変更前のテキストのカードもルール上は変更後のテキストとして扱う。

「音楽家の帝王」、「クリッチー」、「髑髏の司祭ヤスシ」(公式使用不可)の融合素材。
現在このカードが禁止状態であるため、この3体は「未来融合-フューチャー・フュージョン」で融合召喚することはできない。特に「クリッチー」は、もう1体の融合素材である「クリッター」も禁止カードなので、どうあがいても正規の融合召喚は不可能(「沼地の魔神王」などのいわゆる融合素材代用モンスターで代用できるのは1体までなので、素材が2体とも使用不可の「クリッチー」は融合ができない)。一応、「幻想召喚師」のリバース効果によって出すことは可能。

「クリッター」もこのカードも目が3つある。その第3の目でサーチするのだろうか。

効果は強力で現役時代にはお世話になったデュエリストも多いだろう。
遊戯王OCGの中でも比較的人気の高いカード。


余談だが、ドイツには「黒い森」(シュヴァルツヴァルト)が存在する。森は植林されたもみの木が主で、それが黒く見えることからこのような名前がつけられたそうだ。

その他の作品において

アニメDMでは様々なデュエリストが使用している。

ステップ・ジョニーは召喚した後「音楽家の帝王」の融合素材に使用したが、なぜか効果は発動しなかった。

レベッカは2度このカードを使用しており、1回目のVS遊戯戦では「キャノン・ソルジャー」でこのカードを射出することで墓地にカードを溜めて「シャドウ・グール」の攻撃力上昇に一役買った。

2回目のVSレオン戦では通常召喚されてレオンの「かぼちゃの馬車」を攻撃。その後、「シンデレラ」に戦闘破壊されて効果を発動、「ルビードラゴン」を手札に加えた。「シンデレラ」の「ガラスの靴」を腹部に食らう姿はとても痛そうである。
このときのこのカードの攻撃方法は、とび膝蹴り(のようにみえる。少なくとも体当たり)。意外と肉体派らしい。いつの世も肉体派マジシャンはいるものである。

レベッカの祖父、アーサーも双六の回想シーンの中でこのカードを使用している。

ラストデュエル「戦いの儀」では(表)遊戯が使用している。このカードを生け贄に捧げて「デーモンの召喚」を生け贄召喚し、効果を発動するという戦術を披露、「マシュマロン」を手札に加えた。

アニメ5D'sではボルガーがこのカードやジュラルミンケースいっぱいのカードを担保に融資してもらおうと取引をしていた。本人曰く初版物、とのことだが、実際のOCGの初版(Vol.6のもの)はノーマルであり、ここで登場したのはレア。まさか偽物ではあるまいな。

非OCG準拠のゲームDMシリーズでは効果の無いモンスターとして登場。そこでのテキストは「森の奥深くに住んでいる魔女 額の目で真実を見抜く」。
また、ゲームDM4では「黒き森の梟仙人」なるカードも登場しているが、このカードとの関連性は不明。

関連動画

 
 

ニコニコ動画誕生以前から禁止カードであるのでこのカードが登場する動画は多くない。

関連静画

関連商品

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関連項目

  • 遊戯王OCG
  • 遊戯王OCGカードリスト
  • クリッター(遊戯王)
  • レベッカ・ホプキンス
  • 禁止カード(遊戯王OCG)
  • 遊戯王関連項目の一覧

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最終更新:2025/12/07(日) 15:00

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