黒衣の大賢者 単語


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コクイノダイケンジャ

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黒衣の大賢者とは、アニメ「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」に登場するカードである。アニメ「遊☆戯☆王ファイブディーズ」では、トルンカという名前の精霊として登場した。これについても本項で解説する。

概要

決闘者王国での遊戯VS城之内戦で初登場。
城之内の「時の魔術師」で時を進めたことにより、遊戯の「ブラック・マジシャン」が年を経て変化した姿。年老いたためか攻撃力はわずか100ポイントとなったが、自分・相手ターンに1度、デッキから魔法を1枚手札に加える(さらにそれを発動できる)効果を持つ。
その効果によって城之内の「千年竜」の攻撃を「魔霧雨」で防ぎ、さらに次の遊戯のターンには「死者蘇生」を発動、「ブラック・デーモンズ・ドラゴン」を復活させて止めを刺した。

このカードはデュエルモンスターズ(M&W)の創造者であるペガサスも知らなかったようで、観戦していた彼も突然「魔霧雨」が発動したときは驚いていた。

また、アニメの遊戯VS闇マリク戦で登場した「神々の黄昏」(読みは「ラグナロク」、後にOCGに登場した「かみがみのたそがれ」と読むほうとは別物)ではこのカードが発動条件に必要な4種のモンスターのうちの1つとして指定されている。そのうち2種を揃えればいいため、劇中ではこのカードで条件を満たすことは無かった。


トルンカその後、続編の続編となるアニメ5D'sで精霊「トルンカ」として再登場を果たす。
カースド・ニードルの呪いによって体が少年化しており、左の絵のような姿になっていた。
精霊世界で龍可と行動を共にすることとなるのだが、精神年齢まで戻ったのか、元々そういう性格なのか、見た目相応の子供っぽい行動や言動が目立っていた。「レグルス」が襲い掛かってきたときも龍可の後ろに隠れていたり、大賢者かどうか怪しくなるような状態である。

龍可、レグルスと協力し、本当に遊戯王かと疑いたくなるようなファンタジーアニメ全開の活躍の末、「猿魔王ゼーマン」を倒すことに成功、それにより呪いが解け、トルンカの姿も元の「黒衣の大賢者」とほぼ同じ姿に戻った。

その後、自らの最後の力で、現実世界でディマクとデュエルを行っている龍亜のもとへ、龍可を送り返した。

一人称は「わし」。語尾に「じゃ」などをつけるのが特徴。ちなみにCVは金田アキ。

このトルンカは、その見た目や口調、正体などから、ニコニコなどでショタジジイと呼ばれることがある。

少なくともアニメDMでは、「黒衣の大賢者」は、「ブラック・マジシャン」が年老いたものであると思われるが、呪いを受けた状態のトルンカが「ブラック・マジシャン」の少年時代の姿であるかは不明。

OCG版

 ゲーム「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ5 エキスパート1」(2001年7月5日発売)に封入されるカードの1つとしてOCGに登場。エキスパート1では、このカードを含む5種のうち3種がランダムで封入される仕組みであった。

効果モンスター
星9/闇属性/魔法使い族/ATK 2800/DEF 3200
このカードは通常召喚できない。
自分の「時の魔術師」のコイントスを当てた時、自分フィールド上に存在する
「ブラック・マジシャン」1体をリリースして手札またはデッキから特殊召喚する事ができる。
この方法で特殊召喚に成功した時、自分のデッキから魔法カード1枚を手札に加える。

※「BEGINNER'S EDITION 1」(2011年発売版)収録のカード(BE01-JP087)による

アニメと異なり、自分が「時の魔術師」のコイントスを当てる必要がある。また、アニメ版の効果はぶっ壊れすぎているためか、単に1枚サーチする効果に変更された。また、攻撃力も変更されている。

サポートカードを駆使して「時の魔術師」、「ブラック・マジシャン」をフィールドにそろえても、そこからさらに確率2分の1(「セカンド・チャンス」込みで4分の3)のギャンブルを成功させなければならないという、運要素の強いカード。

しかし、揃えば強力なカードである。
「時の魔術師」のコイントスを成功させたのならば、相手フィールドはがら空きのはずなので、手札に加えた魔法カードを使えば強力な一撃を決められる。「ブラック・マジシャン」を蘇生したり、相手の魔法・罠を除去したり、状況に合わせたカードを持ってこれるのはありがたい。

だが、失敗すれば大損害になるため、やはり使うには勇気がいる。斎王のような運命力を持っているのでなければ、「セカンド・チャンス」などに頼ることになるのだろうが、そこまでするならほかの勝ち筋を用意することも可能だろう。
また、出すだけであれば「青天の霹靂」でも可能だが、その場合は魔法サーチ効果を使用できない。

決まれば強力だが、それが難しいという、典型的なロマンカードといえる。


かつてのテキストでは召喚条件は「「時の魔術師」の効果成功時~」となっていた。このテキストでは、「天罰」などで無効にされない限り、コイントスを当てようがはずそうが関係ないとも捉えられる(実際は当てなければならない)。また、後半の魔法サーチ効果も、条件が「その時」というあいまいな表現が用いられていた(文脈から考えれば、上に書かれた正規の方法で特殊召喚に成功した時となる。実際の裁定でもそうであった)。また、(このカードに限った話ではないが)自分・相手が省略されていて、非常に分かりにくいテキストだった。
第2期ゆえのあいまいなテキストを長く引っ張っていたが、2011年のBE1リニューアルに伴ってテキストが書き換えられ、現在のテキストとなった。

参考までに、初登場時のテキストは以下の通り。

「時の魔術師」の効果成功時に「ブラック・マジシャン」を生け贄に捧げれば、
手札またはデッキからこのカード1体を特殊召喚可能。
その時、デッキから魔法カードを1枚手札に加え、デッキをシャッフルする。

※「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ5 エキスパート1」封入のカード(G5-01)による

旧BE1(2004年)のテキストも初登場時とほぼ変わらないが、「このカードは通常召喚できない。」と明記されたほか、微妙に表現が変わっている。
「デッキをシャッフルする。」は、現在のテキストには存在しないが、これは効果以前に、ルールとしてシャッフルは行わなければならないものとされているためである(わざわざ表記しないのは「タイミングを逃す」に関する誤解を防ぐため。現在、ルールによるシャッフルのテキストは削除される傾向にある)。

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関連項目

  • 遊☆戯☆王デュエルモンスターズ
  • 武藤遊戯
  • ブラック・マジシャン
  • 遊☆戯☆王ファイブディーズ
  • 龍可
  • 遊戯王OCGカードリスト
  • 遊戯王関連項目の一覧

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