182型電気機関車(DB)

　182型電気機関車(DB)とは、ドイツ鉄道が保有、運行する電気機関車である。

概要

　独SIEMENS社が開発した欧州向けの電気機関車で、元々はドイツの120型電気機関車で提唱された万能型機関車としての役割を果たす機関車として製造された。同タイプの機関車がドイツ以外にもオーストリアやハンガリー等にも存在する。所謂”タウルス”と同型の機関車である。発車する時に音階が鳴る機関車として、一部では有名である。最高速度や出力、対応電源などはオーストリア連邦鉄道所属のタウルスこと1116型電気機関車とほぼ同じである。

　製造当初はドイツ国内及び近隣国への国際旅客列車や国際貨物列車等の運用を前提に作られたが、ドイツ鉄道が方針転換を行い、旅客用と貨物用の機関車をそれぞれ分けて使用するようになった為、万能機関車としての能力を発揮する機会は無くなってしまった。現在ではドイツ鉄道の貨物部門（DB Schenker及びRailion）で貨物運用に就いているが、一部の車両が旅客部門（DB Fernverkehr及びDB Regio）等に貸し出し、売却されたりしている。

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関連項目

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• 101型電気機関車(DB)
• 120型電気機関車(DB)
• タウルス