30 MINUTES MISSIONSとは (サーティーミニッツミッションズとは) [単語記事]

30 MINUTES MISSIONSとは、バンダイスピリッツから展開されている量産型ロボットプラモデルである。

概要

所謂ロボットプラモデルのひとつ。フレームアームズやダンボール戦機のように「ロボットとカスタマイズパーツを組み合わせて自分だけのロボットを作ろう!」というコンセプトのプラモデルである。

特筆すべきは

量産型ロボット
簡単な組み立て
カスタマイズ性
低価格

をコンセプトに据えていることである。

量産型ロボットの楽しみ方と壁

これまで様々なロボット作品を彩ってきた量産型ロボット。主役のようなヒロイックな機体より、地味でも堅実な量産機にロマンを感じるファンも多く、商品化の機会も多い。さて、そんな量産型ロボット商品の楽しみ方には、大きく二つのタイプがある。

量産型らしく複数並べたい
改造やディティールアップでエース機や狙撃型/近接型を作りたい

1については、単に複数買えばよいだけの話である。商品によってはセットで販売されていたりもする。
2もロボットプラモデルの王道ともいえる楽しみ方。模型誌の作例やコンテストなどで頻繁に見られる題材である。

とはいえ、これらの楽しみ方には重要な壁がある。
1の壁は、当たり前だが複数分のお金がかかることと単純に複数作るのが面倒ということである。人によっては両腕作るのでさえ面倒だと感じるのに、2体3体作るのは億劫。買ったはいいが1体作るだけ満足して残りは積んでしまう...なんてことも。
2は個人のセンスと技術の問題。なかなかカッコいい改造ができない、頭に浮かんでもいざ形すると微妙...なんてことも。

30 MINUTES MISSIONSはこれらの壁に着目し、量産型ロボットを気軽に遊びつくせるような商品として企画されている。

デザイン

簡潔に言えば「ゴーグル顔の角ばったロボット」や「モノアイの無骨なロボット」のようないかにもどこかでみた量産型チックなデザインをしている。さらに複数のカラーバリエーションをラインナップするなど量産型のお手本といえる展開をしている。好きな色を買うのもよし、複数カラーを混ぜるのもよし。

デザイン画シンプルなこともあり、可動範囲も広い。

簡単な組み立て

ランナーのパーツ配置に工夫が施されており、頭は頭、胸は胸で一か所にまとまっている。これによりいちいちパーツを探すという手間が削減された(ダンボール戦機やHG AC リーオーなどで培われた技術)。腕や足は左右で同じパーツを用いているため、片方作ればもう片方はよりスムーズに作ることができる。合わせ目もモールド化され目立ちにくい。

カスタマイズ性

前述したとおり、複数のカラーバリエーションをうまく混ぜるだけで簡単なカスタムができる。また、オプションアーマー(装甲)やオプションウェポン(武器)なども展開されており、これらを組み合わせることで近接機/狙撃機/指揮官機などを作ることができる。また、各所に3mm穴が設けられており、そこに装甲や武器を接続することもできる。3mm穴/軸はメーカーを問わず多くのプラモデルの基準と言えるサイズなので、シリーズの枠を越えた改造も容易である。