CSI:ニューヨーク 単語


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シーエスアイニューヨーク

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CSI:ニューヨークとは、2004年からアメリカで放送されているテレビドラマである。

放送局はCBSで現在シーズン6を放送中。日本ではWOWOWでシーズン5を放送中の他、AXNとテレビ東京でも放送している(テレビ東京はDVD版の製作に関わっている)。

概要

『CSI:科学捜査班』のスピンオフニ作目。舞台は大都市ニューヨーク。セレブと貧困層、白人と移民、インテリとマフィアなど多種多様な人種を抱える街で起きる血生臭い難事件を、CSI(科学捜査班。いわゆる鑑識だが日本のとは異なった存在)が解明していく。イメージカラーは青。
基本的には2つの異なる事件を2チームに別れて解決していく一話完結であるが、時折全員で1つの事件に立ち向かったり、前後編あるいは数話飛ばしで物語が繋がっていることもある。
主要キャストの初登場は『CSI:マイアミ』のシーズン2。その後もNYのシーズン2とマイアミのシーズン4で合同捜査を行うクロスオーバーを行った。

OPテーマ曲はThe Whoの『Baba O'Riley』。シーズン4からは少し曲調が変化している。

シーズン1の頃はCSIラボもモルグも地下の薄暗い中にあったが、シーズン2からビルの高層階に移動。全面ガラス張りになりラボはかなり日当たりと景色が良い場所になった。

登場人物

レギュラー

※人物紹介にシーズン4までの軽いネタバレを含みます。

  • マック・テイラー - ゲイリー・シニーズ(中村秀利)
    • チームの主任でありグレード1捜査官。元海兵隊であり冷静かつ私利私欲を求めない人物。「証拠が全てを語る」「ラボは常に完全でなければならない」ことを第一に考えており、それを乱すものはたとえチームの一員であろうとも容赦なく追求する。意外にもベースが趣味で、毎週水曜日にはジャズクラブで演奏をしている(実際シニーズはバンドを組んでおりベース奏者としても活動している)。同時多発テロで妻のクレアを亡くしており、シーズン1の第一話ではその傷が癒えないまま事件に立ち向かっていく。シーズン3では検死官のペイトンと交際するもシーズン後半からすれ違いが続きシーズン4で破局。だがステラに恋愛について語るところを見る限り、良い付き合いになったようである。また、子供の頃の事件にまつわる怨恨を持ったストーカーに狙われたり、朝食中に銃撃事件に巻き込まれたりと災難も多い。正義感も強いため政治的な敵も多い。イリノイ州シカゴ出身。
  • ステラ・ボナセーラ - メリーナ・カナカレデス(野沢由香里)
    • マックの親友でありグレード1捜査官。知性と行動力と容貌から「自由の女神」とも呼ばれている。私生活面で不幸が多く、付き合っていたボーイフレンドにベッドでの姿を盗撮されネット上にアップされてしまい、関係を絶とうとした彼に監禁され命の危険を感じるレベルにまで暴行されたためやむなく射殺。また偶然聞き込み先で知り合った男に熱烈なアプローチを掛けられ、前述の経験により慎重になり相手を調べた結果実はマックを殺そうとするために足がかりとして交際を持ちかけていたことが判明。エイズに感染しかけたり自宅が火事に合い全焼することなどを経験している。ギリシャ人とイタリア人のハーフでイタリア語のことわざをたまに持ち出す。養護施設育ちの孤児。ネット上ではしばしばその漢らしい姿に対し親しみを込めて「ステラ兄貴」と敬称を付けている。
  • ダニー・メッサー - カーマイン・ジョヴィナッツォ(平田広明)
    • チームのムードメーカーでありグレード3捜査官。元は刑事で、マックに見出されて捜査官になった。その為マックを人一倍尊敬している。シーズン1の頃は手柄を焦る若手捜査官と言った感じだったが、シーズン2から(捜査官としては後輩の)ホークスと(ニューヨークの人間としては後輩の)リンジーが増えたためそのような表現は減った。現場でも軽口を叩くタイプだが、ギャングと繋がりのある過去を持ちどこか暗い一面も見せる。兄のルイとの関係は悪いが、シーズン2で和解し自らの過去からも解放されることになる。シーズン1ではエイデンに恋をしていたが振られ、シーズン2からリンジーに段々と惹かれてゆき後に付き合いだす。スタテンアイランド出身。
  • シェルドン・ホークス - ヒル・ハーパー(楠大典)
    • 元検死官でグレード3捜査官。18歳で大学卒業、24歳で外科の医師免許を取得した天才。病院で救急医療室に務めていたが検死局に移動。シーズン1までは検死官であったが最終話で捜査官への異動願いを提出。受理されシーズン2からは捜査官となった。現在ラボの中では一番後輩である。またシドを手伝い今でも検死作業をすることもある。チームの中では恋愛沙汰が少ないため、中の人としては恋人の一人も欲しいらしい。
  • ドン・フラック - エディ・ケイヒル(土田大)
    • NY市警の殺人課グレード1捜査官。祖父も父も刑事の警察一家の育ち。そのせいか正義感は非常に強く、脅しにも捉えかねないほど厳しい取り調べを行う。警察を愛しているため、警官による不祥事を表沙汰にしようとしたマックと(隠すのが悪いことであると理解しつつも)激しく対立したことがある。シーズン2の最終話で爆破事件に巻き込まれ肋骨が露出するほどの酷い怪我を負い瀕死の状態に陥る。が、シーズン3で見事復活、ヒーローとして女性たちから電話番号を貰いやすくなったと浮かれるほど元気になる。一家のはみ出し者である妹が悩みの種。
  • リンジー・モンロー - アンナ・ベルナップ(園崎未恵)
    • モンタナのCSIから移動してきたグレード3捜査官。シーズン2より登場。怖気づく事なく虫を食べたりする、都会に不慣れなカントリーガールで、ダニーには「モンタナ」と呼ばれからかわれていた。実は未解決の殺人事件の唯一の生存者かつ目撃者であり、そのことが長い間トラウマとなっていた。シーズン3ではその事件も解決が近付き証人としてモンタナにしばらく帰ることになる(その間アンナは出産)。前述のトラウマのため恋愛にも積極的では無かったが、事件解決後からダニーとの仲が急速に縮まる。
  • シド・ハマーバック - ロバート・ジョイ(稲葉実)
    • 元シェフの検死官。いわゆる在野の天才。シーズン2より登場。独特のセンスのジョークを言い、長々と関係ない話をしてしまう傾向がある。下ネタも豊富であり、3Pの話やSMの話などを不意に始めて周囲の人物たちを苦笑させたりドン引きさせてしまう。ただし自身の知識と検死官としての能力が高いことを自負しており、自分に対して検死が間違っているのではないかという疑問を投げかけたアダムに対して堂々とした態度で応対した。クリックリーダーという中央で分離して首から下げられるタイプの老眼鏡を使用している。食物アレルギー持ちで死にかけたことがある。シーズン5よりレギュラー昇格。
  • アダム・ロス - A.J.バックリー(後藤敦)
    • ラボの研究員。気弱な性格であるがIT方面にはめっぽう強い。シーズン4のセカンドライフが絡んだ事件では今まで見せたことの無い生き生きとした姿を見せてマックを苦笑させたほど。普段ラボで調べ物をしているときは音楽を聞きながらノリノリでしていることが多い。時折マックのことを「ボス」と呼ぶ。アリゾナ州フェニックス出身。シーズン5よりレギュラー昇格。

準レギュラー

  • ジェニファー・エンジェル - エマニュエル・ヴォージア(高森奈緒)
    • CSI捜査官。シーズン3より登場。ホークスと一緒に捜査することが多い。
  • ケンドール・ノヴァック - ベス・ボール(田中晶子)
    • ラボの研究員。シーズン4より登場。アダムとはライバル関係にあるが、いつの間にか一線を超えていたらしく恋人同士のようである。
  • ブリガム・シンクレア - ミケルティ・ウィリアムソン(銀河万丈)
    • NY刑事局の局長。警察組織を自分の政治的な道具として扱っており、その意に反し正義に基づく行動をするマックを目の敵にしている。シーズン3でマックが長年追い続けてきた殺人犯をビルから突き落として殺害した疑惑が浮かんだときに、マックを警察から追い出して自分の評価を上げるために様々な工作を行う。だがそれに気付いたマックが「政治的な攻撃には政治的な反撃で」と切り札を用意し裏をかいて阻止。その後は多少マックに対する態度は軟化している。
  • リード・ギャレット - カイル・ガルナー(山中真尋)
    • クレアの息子でありマックにとっては血の繋がりの無い義理の息子。クレアが若い頃に産んだ子で養子に出されており、クレアが9.11で亡くなっていたことも知らずに自分の産みの親に会うためにニューヨークにやって来る。お互い唐突の出会いだったためその後の関係には乗り気でなかったが、後にジャーナリスト見習いとして再会する。

過去の登場人物

  • エイデン・バーン - ヴァネッサ・フェルリト(甲斐田裕子)
    • 元グレード3捜査官。友人の関わった事件を早期解決することを考えすぎて証拠の捏造(というか入れ替え)を起こしかける。理性が働き未遂に終わったがマックに発見され、彼の主義に反するのとエイデン自身同じ過ちを繰り返さない自信が無くなってしまいCSIを退職。独自に事件に関わるため私立探偵の資格を取得、友人の事件の犯人を追い詰めたが逆に待ち伏せされ撲殺される。更に誰だか判別がつかないほどに燃やされてしまうが、殺される間にも関わらずラボの捜査能力を信じて冷静に確実な証拠を残す。見事犯人は逮捕されるが、エイデンを失ったことにチームはショックを受ける。ダニーに告白されていたが「好みじゃない」と振っている。ブルックリン出身。入れ替わりで配属されたのでリンジーとの面識はない。またエイデンが得意としていた顔面復元はダニーの得意な技術となっている。
  • ペイトン・ドリスコル - クレア・フォラーニ(五十嵐麗)
    • 元検視官。シーズン3より登場。マックの恋人であったが、亡くなった妻を忘れられないマックとの関係は順調には進まない。そしてシーズン4で別れを告げる手紙を送ることになる。その頃はお互い愛し合っている状態ではあったが、ロンドンに家族も仕事もあるペイトンとニューヨークを離れられないマックでは関係が長続きすることはないと考えて分かれることにしたという内容の手紙であった。
  • スタントン・ジェラード - カーメン・アルジェンツィアノ(浦山迅)
    • NYPDの内部調査官であり警視。シンクレアの小判鮫のような立ち回り。CSIメンバーを見下している。シーズン4で自分の娘が事件の重要な鍵を握ることになるが、その娘のために裏付けの取れていない犯人を自ら射殺してしまう。その後は不明。

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関連項目

  • 海外ドラマ
  • CSI:科学捜査班
  • CSI:マイアミ

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