DmC Devil May Cryとは (ディーエムシーデビルメイクライとは) [単語記事]

DmC Devil May Cryとは、カプコンから発売予定のスタイリッシュアクションゲーム。イギリスのNinja Theory と共同開発。発売予定日はPS3版とXBOX360版が2013年 1月17日。PC版も2013年発売予定。

映画化も予定されている。

概要

デビルメイクライシリーズの特徴であるスタイリッシュアクションに、様々な新しい要素や海外のユーザーを惹きつける為「欧米の作風」を取り入れ、生まれ変わったシリーズ最新作。伊津野英昭ディレクターが監修を担当。

今までのシリーズのパラレルワールドという設定になり、キャラクター等の雰囲気が大きく変更されている。
特に主人公ダンテも銀髪でスマートな今までのダンテと比べ黒髪で全体的にワイルドな印象になり、設定も人間と悪魔のハーフから天使と悪魔のハーフに変更された。

システムも見直され、よりスタイリッシュに戦えるように様々な要素が追加され、ボタンの配置なども変更されている。
※以下はその一例。

空中戦が強化された。
スタイリッシュランクが高ければ高いほど、よりスピーディでスタイリッシュな曲が流れるようになった。
戦闘終了するときフィニッシュアングル（キルカメラ？）になる。
ロックオンボタンがなくなった（銃器は今までどおり自動で敵を狙ってくれる）。
デビルトリガーはL3、R3同時押しで発動するようになった。
ディレイコンボ中に武器を変更することで、変更した武器のフィニッシュ技を繰り出すことが出来る。

等々

LIMBO -リンボ-

現実と魔界の中間に位置する物語の舞台。現実世界に潜んでいる悪魔達がダンテを見つけこのリンボに引きずりこむ。天使と悪魔のハーフであるダンテはここで異物と認識され、街自体が形を変えダンテを狙ってくる。ダンテはこの世界の悪魔を倒し、現実世界へ脱出しなければならない。

登場人物

ダンテ

本作の主人公。天使と悪魔のハーフという異様な出自をもつ彼は、幼いころから悪魔の手で運営されていた孤児院や少年院で過ごし、差別され暴力を受け続けていた。このような環境で育ってきた彼は悪魔と弱者を生み出す権力を憎むようになった。
性格は従来のダンテと比べやや悪びれておりFワードを発言したり、邪魔な人間を殴って気絶させたりもした。悪魔に対してもキザな態度を崩さない。
今作のダンテは天使と悪魔の二つの力を持っており、いつでも二つのモードを切り替えながら戦うことができる。

武器

リベリオン

ダンテの父親より授けられた長剣。スティンガーやドライブなど今までの技も出せるスタンダードな武器。

エボニー＆アイボリー

シリーズ皆勤賞のダンテ愛用の白と黒のハンドガン。今までのより一回り小柄になった。チャージショットで次々と敵にはね返る弾を撃てる。

レヴェナント

シリーズ恒例のショットガン。至近距離で高ダメージを与えられるほか、ヌンチャクのように振り回しながら発砲することもできる。

エンジェルモード

L2を押し、エンジェルモードになると空中での回避がエンジェルブーストという長距離を滑空する技になる。また、武器をワイヤーのように伸ばして敵や障害物を掴み、一気に近づくエンジェルリフトという技も使えるようになる。

オシリス

天使の大鎌。スピーディに広範囲に斬撃を繰り出すことができる武器。集団の敵を巻き込みながら攻撃できる。

母親エヴァの武器

オピオン

エンジェルリフトで敵や障害物を掴み、近づくのに使う蛇状の武器。

デーモンモード

R2を押し、デーモンモードになると、敵を自分に引き寄せるデーモンプルという技を使えるようになる。破壊力のある武器が使える。

アービター

破壊力のある連続攻撃を繰り出せる斧。斧の先端を飛ばして攻撃することもできる。

父親スパーダが使っていたもので彼の肖像画から出現しダンテの武器となる。

ハンタークロー

デーモンプールの際に相手を引き寄せるのに使うトゲ付きの鎖。　　障害物を引き寄せ道を作ることもできる。

エリクス

攻撃範囲は狭いが強力な攻撃を繰り出せるガントレット。チャージすることで普段浮かせられない敵を打ち上げられる。

デビルトリガー

ダンテの中に眠る力を解放する。発動すると画面が白黒になり、敵が空中に吹き飛ぶ。発動中はダンテの攻撃力、体力の自動回復などダンテが強化される。またこのときのダンテは銀髪に真紅のコートというシリーズお馴染みのダンテの姿を彷彿とさせる。

キャット

幼いころからジ・オーダーに関わってきた女性。現実世界に潜む悪魔を見分けることができるほか、幽体離脱でリンボに精神だけ入ることができる能力を持つ。

バージル

ダンテの双子の兄。ダンテの悲惨な境遇とは大きく異なり、裕福な環境で育った。彼は在学中に得た膨大な資金を元に、ジ・オーダーという組織を立ち上げ、悪魔の研究をしている。
PVでは仮面を着け、街の市民に「内なる悪魔と向き合え」と助言してるほか、刀を振っているシーンが確認されている。
DLCによるプレイアブルキャラであることが判明。3のようにスピーディーに刀を振るう。

射撃は幻影剣のようだ。

専用のオリジナルストーリーをプレイすることが可能。

DmCに対するファンの不安

パラレルワールド（DMC シリーズではない）なのか、DMCという一連の物語の内の1つなのかが不明だった
パラレルワールド：設定の変化・矛盾があっても、再構築という見方ができる。ダンテの外見についても同様
一連の物語：設定の変化・矛盾があった場合、どう説明をつけるのか(特にダンテの外見)。また過去作や小説で説明されなかった謎(バージルの過去、ネロ出生までの経緯、スパーダの行方など)はどうなるのか
一部ファンによる開発反対の署名運動まで行われた
後に、公式から「DmCは従来のシリーズとは無関係」と発表された
DmCは「ダンテの過去を描く作品」ではなく、「DmCという全く新しい作品」ということになった
しかし、新たに「ダンテである必要がない」「DMCである必要がない」等の声も

ダンテのイメージチェンジについて

新生ダンテについて開発元 Ninja Theory のディレクター、Tameem Ant oniades氏は以下のように語った。

「Devil May Cryの本質はクールさだ。Da nteがクールで、プレーヤーもクールな気分になれて、戦闘やスタイルのシステムも、全てそのためのものだ。でも、 12年前にクールだったからといって、今もクールだとは限らない。現代に Devil May Cryが同じインパクトを持つためには、新しい事をする必要がある」