Lat式ミク(らとしきみく)とは、Lat氏がデザインしたメタセコイア・MikuMikuDanceの3D CGモデリング版初音ミクの事である。
クリプトン公式設定のKEI氏原画絵に沿ったカラーリングでありながら髪やネクタイは短め、腕のナンバーはロットリング(赤い輪)、ウォレットチェーンが市松模様、そしてとてもかわいい姿表情など独自のアレンジが加えられている。
更にアクセサリではヘッドフォン娘であり、赤のキュンキュンメガネなメガネ・キューティでもある。
衣装は標準と白シャツ、下は白に縞、さらにセーラー服も含めたパッケージとなっている。
2011年08月19日、「グッドスマイルカンパニー」よりフィギュア「初音ミク Lat式Ver.」が発売された。
左ver1、右ver2配布紹介の動画。
http://www9.atpages.jp/~mmdaccessory/uploader2/
メタセコ版はLat氏のHPで。
上記左の配布動画は、楽曲制作者「ささくれP」氏制作の初音ミクオリジナル楽曲作品『*ハロー、プラネット。』に対する「まころん」氏の舞踏作品(sm8356042)を、MMD動画制作者「koishi(wsP)」氏がトレスしたモーションを使用した動画作品であり、MikuMikuDance殿堂入り作品となっている。
上記右の配布動画は、動画制作者「ulaP」氏が「Lat式ミク」を基盤に制作した「Lat式改変テト」と「Lat式改変リン」が「Lat式ミクVer2.3」とともに舞踏した動画作品となっている。本作品も、MikuMikuDance殿堂入り作品となっている。
最新は右上のver2.3。当該モデルは、次のサイトよりダウンロード可能である。→ http://bowlroll.net/up/sc?user=_Lat_
下記左動画は、2010年12月9日「Lat」氏本人投稿のVOCALOID-PV作品「Yellow」である。本作品は、「ブレン坊」氏のトレスしたモーションを基盤としている。本作品は同年12月11日デイリー VOCALOID 総合ランキング一位を達成、同年12月14日午前7時過ぎMikuMikuDance殿堂入りとなった。2011年10月04日夜半には40万再生、2012年6月27日夜半には50万再生を達成している。本作品の詳細については、該当動画記事に記載がある。
下記右動画は、「Last Note.」氏投稿のVOCALOID-PV作品『Last Effect』である。この作品では、「館川まこ」氏によるコスチュームデザインを元に、「Lat」氏がモデリングしセットアップした「Lat式ミク」が使用されている。この作品は、「ブラザーP」氏によるDVD作品集『Lies and Truth 2nd』に収録されている。
近時の「Lat式ミク」採用動画の動向について、商業的見地及び本動画投稿サイトへの投稿状況の見地から述べる。
まず、楽曲DVD市場への参入につき、大手レーベル「ポニーキャニオン」社の関与を述べる。
「わかむらP」氏のMMD-PV系の作品『Sweet Devil』(short version)が、65万を超える再生数を得ている。Short versionは、ポニーキャニオン社によるDVD『初音ミクVision(ジャケットイラストレーター:マクー)』に収録されているが、2011年11月5日には、full versionも本動画投稿サイトに投稿された(下左)。当該DVDには、「@まさたかP」氏の作品『【第4回MMD杯本選】Chaining Intention【PV】』もまた収録されているが、この作品は、第4回MMD杯本選総合優勝作品にもなっている。
また、「R.two」氏による「MMD振り付け」作品『【MMD】Nyanyanyanyanyanyanya!【振り付けしてみた】』は、80万を超える再生数を得ており、ポニーキャニオン社によるDVD『VOCALO VISION FEAT.初音ミク(ジャケットイラストレーター:NIL)』に収録された(下右)。このDVDには、「くちばしP」氏による作品『初音ミク(Θ)どういうことなの!?』など、MikuMikuDance動画作品が複数収録されている。なお、作品『【MMD】Nyanyanyanyanyanyanya!【振り付けしてみた】』のモーションは公開されており、そのモーションを基盤とした動画作品が、本動画投稿サイトに多数投稿されている。さらには、本作品は、「Lat式ミク」出演作品の最大再生数を達成しており、それゆえ、オリジナルな「MMD振り付け」作品が、「Lat式ミク」出演作品における再生数首位の地位を占めていることがわかる。詳細については単語記事「第1回MMDにゃにゃにゃ選手権」に記載がある。
「hinoP」氏によるモーショントレス作品『ねこみみスイッチ』が、55万を超える再生数を得ている(下左)。本作品は、「Lat式ミク」が舞踏主体として主演するモーショントレスダンスPV作品の中で、最大再生数を達成している。本作品のモーションは公開されており、多数の派生動画作品が本動画投稿サイトに投稿された。
また、同氏によるMMD-DMC2参加作品『【MMD-DMC2】 WAVEFILE 【モーション配布】』の公開モーションは、2011年7月に開催された「第一回底辺カメラワーク撮影会」における公式モーションとして採用され、多数の動画作品が本動画投稿サイトに投稿された。2012年6月には、Full versionが投稿されており、モーションも公開されている(下右)。
「ラジP」氏、「ブラザーP」氏のコラボレートした「MMD振り付け」作品『Heart Shooter』もMikuMikuDance殿堂入り作品となっている(下左)。
本作品は、2011年北米ロサンゼルスで開催された「Anime Expo(アニメエキスポ)」における「MMDワークショップ」にて紹介され、好評を博した(下右)。この作品は、「ブラザーP」氏によるDVD作品集『Lies and Truth 2nd』に収録されている。
第7回MMD杯では、「Lat式ミク」を採用した動画が複数、「MMD杯受賞作品」となっている。「フォトジェミック」分野における作品『怪談 牡丹灯籠』も「MMD杯受賞作品」となっている(下左)。本作品においては、「ででP」氏の開発した「牡丹燈籠ミク(和服っぽいLat式改変ミク)」が使用されている。
「わさびP」氏がモーションを担当し、「ussyP」氏が演出を担当した作品『【第7回MMD杯本選】Heart Beats PV』は、第7回MMD杯準優勝作品となっている。本作品では、「Lat式改変あぷミク」が使用されている(下右)。本モデル開発にあたっては、「M2gzb」氏、「ぼへぼへP」氏、「X68000」氏、「アラン・スミシー」氏など複数の開発メンバーが関与している。この作品は、「ブラザーP」氏によるDVD作品集『Lies and Truth 2nd』に収録されている。
@まさたかP作品をさらにタグで検索→@まさたかP
6666AAPのアレンジデザインによるLat式ちびミク。
Lat氏は以前から3Dキャラ制作を行っており、自身のWebSiteや三次元CG@七葉にて活動していたが初音ミク登場にみっくみくされモデリングを開始、メタセコ版を発表していた。
→ファイル保管庫@七葉のnh0144.zip(2007.12.30) →投稿記事
配布ではMikotoデータも添付するなど二次利用への配慮があり以前からニコニコ動画にも使用されていた。
(Mikotoとはメタセコのデータにボーンとモーションを追加編集できるフリーツール)
氏自身もミク楽曲を制作発表しており、そのPVにモデルが登場している。
→ Latさんの公開マイリスト
三次元CG@七葉主催『第三回 季節展 2008秋』では白シャツミクが入賞するなど、以前から人気の高かったモデルである。
その中で2009年5月にMMD版制作がニコニコ動画で告知され
→【MMD】オリジナルミクをMMDで踊らせてみた
翌6月に正式発表配布となった。
白シャツモデルのWhite版とNomal版の二体構成とし、メガネやヘッドホンやステージのアクセサリも収録されており、容姿のかわいさも相まって魅力あるモデルデータとなっている。
ヘッドホンとメガネは表情データに組み込んであり、表情その他の設定でON/OFFする。
このモデルデータは、画面を通して鑑賞(2D出力)されることを考慮し、顔などポリゴンを裏返しに貼るという構造になっている。
これにより輪郭出しがきれいになり、3Dシステムのトゥーンレンダリング機能だけに頼らず自らシェーディングのような効果が得られる。
3Dの写実的で硬質な要素を抑え、漫画的な輪郭黒線や横口の表現を実現している。
詳しいデータ構造解説は掲示板#25~#28あたりをどうぞ。
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最終更新:2025/12/08(月) 08:00
最終更新:2025/12/08(月) 07:00
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