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Windows 7(以下7)とは、マイクロソフトが発売したWindowsOSである。

先代OSWindows Vista、後継OSWindows 8

概要

日本では2009年10月22日に発売された。

的にはVista良版であるため、互換性を示す為にバージョンは6.1となっている。開発コードネームは初期には「Blackcomb」、その後「Vienna」と変更され、最終的に「7」に固まってこれがそのまま製品名となった。

なお「7」の由来は、Windows「1.0/2.0/3.x/4.x(95・98・98SE・Me)/5.x(2000XP)/6.0(Vista)」と数えて第7世代の製品という理由。ただし、上記の通りバージョンは6.1である。

なお、CPUレベルサポートWindows 8.1と同様、Skylakeまでとなっており、後継のKabylakeは動作保外となっている。

MinWinカーネル

MicrosoftWindows開発チームは、「7はVistaを基に良したものであり、新規開発はしていない」としている。
実際、機的には2000NT5.0)を基にしたXPNT5.1)と同様にVista良・拡したものだが、内部的には「MinWin化」が行われており、拡を重ねて複雑化しすぎていた基本構造が大幅に整理されて生品や後継品の開発が容易になっている。

MinWin」は「NTカーネルと最小限の周辺コンポーネント」というような意味で、整理されて新しくなったWindowsの中枢部をす言葉なのだが、発表された当時は「RAM消費量25MB!」というデモの内容(実際に起動していたのはMS-DOSに相当するようなMinWin本体の基幹機のみ。当然ながら単体販売の予定はない)から「Windows NT系とは全く異なる、劇的に軽量化された全新設計のWindows」という誤解が広まった。

実際に要されるスペックは、Windows Vistaとほぼ同じである。

普及状況

初期のWindows XPパソコンの発売から8年経過していたこともあり、初期モデルユーザーの買い換え需要も相まって、リリースから3ヶで全世界9000万本を販売、1年で2億4000万本を売り、歴代最速のペースで普及していった。

その後2014年4月Windows XPサポートが終了することに伴い、2012年より大手企業を中心にWindows 7への買い換えが進んでいった。
2014年6月時点で、世界で他のOSを含めたすべてのシェアの5割超えに達しているexit。 

ただし、Kabylake以降のCPU搭載のPCに至っては動作保外とし、SkylakeのCPUを搭載したPCサポート期限は重要な更新を除いて、2018年7月に短縮され、それ以外は2020年1月である為XP同様のリプレース問題が2018年から発生すると見込まれているが、セキュリティホールバグ修正などがな重要な更新は延長サポートまで継続されるため、大した問題ではないだろう。
その後、マイクロソフトWindows 10へのアップグレードを発売開始から1年間に限って償で行えるとしたため、今のWindows 7搭載のパソコンを使い続けたい場合は、Windows 10乗り換える手も十分考えられる状況となっている。

なお、これらの制限については同一ビルドで向けのWindows Server 2008 R2へはを受けない。

Windows 10への自動アップグレードについて

ITmediaによれば少なくとも2016年5月以降、Windows 10への自動アップグレードが開始された模様。exit
Gigazineによれば、Windows Updateの設定を変更する事で回避可能との事。exit但し、更新プログラムを手動適用しなければならなくなる。アップグレードに関する画面が表示された場合はこちら(@IT)exitこちら(ねとらぼ)exitこちら(121ware)exit及びこちら(FMVサポート)exitを参照。表示されなくても念の為参照した方が良い。なお、Get Windows 10クリックしただけで予約されると言う報告もあるのに注意。
以前はOSが変更される前に意思確認が行われるとのマイクロソフト側の発言exitも有ったのだが、現在はこの方針は撤回しており121wareにおいてもOSアップグレード中に表示されると記述している。

なお、マイクロソフトは回避手順としてコマンドプロンプトを操作する様に発表している。exit

これに付いては2016年3月の時点で既にTwitter上でWindows 10への自動アップグレードが開始されたとの報告が相次いでおり、121wareも自動的にアップグレードされる場合が有るとしていた。exitこの事を扱った@ITの記事内では予約ユーザーに限定されるとしているがexit、予約が自動的に行われるとの記述も有り一貫していない。確かなのは2016年3月に、自動的なアップグレードに翻弄されるユーザーが多発していた事である。また、同記事では非予約ユーザーへの拡大の可性にも言及されていた。

エディション一覧

日本で発売されるもの

エディション名 Vistaとの準拠 概要
Starter なし 低価格PC向け。 OEM販売のみ 機制限あり
Home Premium Home Premium 一般向け。
Professional Business ビジネス上級者向け
Enterprise Enterprise 一般ユーザーには提供されない。大企業向け
Ultimate Ultimate 最上級者向け

7は、Vistaと違い、上位のエディションは、下位のエディションの全機を兼ねえている。
(例えば:Vistaだと、Businessには、エンターテイメント関係の機はない。)

尚、新市場(発展途上国)向けにHome Basicが存在する。

主な機能

■動作
Vistaパフォーマンスの向上と軽量化がされ、起動などが速くなり、全体的に軽くなった。
エクスペリエンス
Windows 7マシンパフォーマンスを測定するツールWindows エクスペリエンス インデックス」が搭載されており、プロセッサ・メモリ(RAM)・グラフィックス・ゲームグラフィックス・プライマリハードディスクの性1.0~7.9スコアで測定できる。(Vistaからスコアの上限を変更)
■表記変更
日本語表記について、内閣告示に基づいた表記に変更した(例えば「コンピュータ」→「コンピューター」など)。
ダウンロード
Windows フォトギャラリーメールムービーメーカー等が、付属ではなくWindows Liveからのダウンロードに変更された。
リモートデスクトップ接続
Ultimate版の場合、リモートデスクトップ接続を使用する際に、操作する側にもAeroが有効になる。なおProfessional版にはこの機はない。Vistaも同様である。
セキュリティーとユーザーアカウント制御
ユーザーインターフェイス
Windows XP Mode
Windows XP Professional SP3仮想マシン環境。Windows 7 Professional以上のエディションにダウンロードという形で提供される。ただし、本来は古い業務用ソフトのためPC買い替えが難しい企業ユーザーのための機であり、あくまでも仮想環境であるため、XPの動作環境100%再現するものではない。
当初は特定の仮想化支援を持ったCPUでないと実行できなかったが、後に仮想化支援なしでも使用できるようになるパッチが公開されたexit。なお、サポート2014年4月8日で終了している。

関連商品

関連動画

関連項目

脚注

  1. *Vistaでは、ソフトウェアが設定変更やシステムフォルダへの書き込みを行うときに手動認を要するUACが話題になったが、ただ有効か効の切り替えしかないという極端なものだった(しかも効にするとタスクバーに表示され続け、警告メッセージも出続けるので非常にウザい)。
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