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今、世の中で起きていること。
今、⼈々が語り合っていること。
それが、X。
X(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)とは、Twitterの改称後の名称である。
アメリカの企業であるX Corp.が運営している。
2023年7月24日、Twitterから名称、ブランドロゴを段階的に変更し、2024年5月17日にはURLがtwitter.comからx.comに変更。twitter.comはリダイレクトされるようになった。
それに際してツイートを「ポスト」と変更し、Twitter BlueもX Premiumに改称した。
また投稿によって取得したデータはX Corpやテスラ、xAIをはじめとしたイーロン・マスクが保有する企業のLLMデータセットとして利用されている。
個人間ではTwitterの名称を用いるほうが多数派であることや、Twitterの方が認知度が高いということもあり、公的な情報発信の際は「X(旧:Twitter)」のような表記を用いる場合が多い。
Xの歴史は1999年に遡る。
www.x.comは90年代初めにマーセル・デパオリスとデイヴ・ワインスティーンが会社用に取得していたものであり、メールアドレスとして利用していたが、イーロン・マスクがこのドメインを気に入り、現金とx.com のシリーズA資金調達ラウンドの150万株を交換条件にし、買い取りを行った。
その後、世界初のオンライン銀行として設立、翌年3月にはコンフィニティ社と合併。しかし9月にピーター・ティールにCEOの座を奪われコンフィニティ社のサービス名であったPayPalへと名前を変更された。
時が経ち2017年7月5日、マスクは「感情的に大きな価値があるため」と、x.comのドメイン名をPayPalから買い戻し、自身が運営するボーリング社のウェブサイトへリダイレクトされていた。
そして2022年1月にマスクはTwitter株の購入を開始し、4月14日に440億ドルで株式の100%を取得する買収を提案。入札は成功したが一ヶ月後には買収を保留。7月8日に重大な契約違反として買収計画を撤回。
12日にTwitterはマスクを提訴。同年10月にマスクはTwitterを1株あたり54.20ドルで買収することを提案。28日に買収が完了し、翌月8日に上場廃止。非公開会社になった。
2023年7月23日には、twitter.comへリダイレクトし、現在の名前へと名称変更を行った。
翌年5月17日、ついにtwitter.comはx.comに変更される。元来のURLはリダイレクトとなった。
マスク氏の買収後に追加や大きく変更された機能について説明する。なお単なる名称変更は含まない。
X Premium 有料機能。課金制度自体は買収以前から存在したものの、下記の収益化を始めとする多数の機能追加が行われた。
収益化機能 閲覧数に応じた広告収入の分配が行われるようになり、収益化目的で無意味なコメントを連投する「インプレゾンビ」が発生する元凶となった。
認証バッチ 以前は企業公式や著名人などに付与されていた認証バッチが、有料機能の加入を行うことで誰でも購入可能になった。当初はなりすましや詐欺アカウントが認証アカウントと詐称するために使われたが、企業アカウントに金のバッチが付与されるようになってからはインプレゾンビの目標とされるようになった。
おすすめタブ タイムラインの「おすすめ」タブが追加されデフォルトになった。以前からタイムラインにおすすめの投稿を流す機能は存在したが、このタブはフォロー中のユーザーが必ずしも表示されるわけではない。
APIの(事実上)廃止 API利用に高額な費用が請求されるようになり、また取得できる内容にも大幅な制限がかかった。個人開発者はおろか大企業ですら相次いでAPI使用を停止している。
Grok 有料機能の一部として生成AIの提供が始まった。タブの中央を陣取る上に削除には課金が必要、さらに肝心のAI機能自体も微妙と散々な機能。
日本支社の解散 日本国内でのサポートや問い合わせ先がなくなった。
閲覧回数の制限 スパム対策として1日に閲覧できる投稿数が大幅に制限された。TLの読み込みですぐに制限がかかると批判を受けて撤回された。
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最終更新:2025/12/07(日) 19:00
最終更新:2025/12/07(日) 19:00
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