zoomeとは、高画質・高音質(H.264・AAC)でアップロード可能であり、吹き出しコメント機能がある動画投稿サイトのことである。
読み方は「ズーミー」であり「ズーム」でも「ゾーマ」でもない。
アッカ・ネットワークス社が2007年1月30日に開始した動画共有サイトサービスである。2008年6月2日にzoome株式会社を設立し事業を移管した。2008年10月31日に全株式をITmediaが取得し同社の子会社となった。
アッカ・ネットワークス自体はNTTコミュニケーションズ(NTT東西とは別会社)とも提携していたが、2008年イーアクセスの子会社となり、2009年6月に吸収合併された。
2010年7月30日、アイティメディア、オウケイウェイヴとの業務提携契約締結をおこなったとの発表をした。
zoomeが急成長、発展を遂げたのは皮肉にも他動画共有サイトからのユーザー流出というのが大きい。ニコニコ動画では削除戦争に疲れたユーザーが流れ、YouTubeでも高画質を求めたユーザーが流れた。
また高画質の代名詞でもあった「Stage6」の閉鎖を受け、その受け口ともなったのも要因の1つであろう。
ただzoome側も著作権などに関しては使用ユーザーからは寛容であり、受け入れやすいという評価を得ており、ユーザーの意見をできるだけフィードバックしていることも好評に繋がっている。
また、zoomeはSNS(ソーシャルネットワークサービス)の一面もあるということも特徴である。H.264/HE-AACの高画質動画を上げたものをそのままzoome内の日記などに貼り付け、日記でも動画でも広くコメントや交流ができるというものある。
また有名なmixi内にある「コミュニティ」と同様に「サークル」というものがあり、自らサークルを作り、動画に関して意見交換もできる仕組みになっている。
最近では「zoomeへ引越しする」といった動画投稿者が見られるが高画質で容易にあげられる利点だけ考えてもそれは納得できるものである。
ちなみにzoome運営はイオシス、アイマス動画などの動画も比較的容認している。要望の対応の速さに定評があるようだ。
2010年8月1日より仕様が変更され、原則「動画投稿するにはzoome+へ申し込まなければできない」とされた。事実上の完全動画投稿有料化である。
ただし以前と同じようにSNSなどは一般会員でも利用できるが有料化にともなってzoome離れを危惧する声が上がっている。
ニコニコ動画より高画質で動画を投稿できると利用していた人にも、動画投稿有料化によって利用し難い状況であることは間違いないかもしれない。
2011年7月21日に、同年8月31日を以ってzoomeを閉鎖することが公式ウェブサイトおよび公式Twitterアカウントにて発表された[1]。
突然の閉鎖発表に、zoome利用者からは困惑の声が出ており、移住先の検討に迫られた。
他の動画コミュニティサイトとしては、「かぐらづき」や「Sprasia」があり、Sprasiaにおいては「zoomeからの移転をご検討いただいている皆様へ」というインフォメーションを掲載した[2]。
そして2011年8月31日を以ってzoomeは閉鎖された。動画完全有料化からわずか1年での出来事である。
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最終更新:2024/04/24(水) 09:00
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