【第9回MMD杯本選】未来日記 (sm18642332) [動画記事]

「未来(ミク)日記」（みくにっき）とは、D-2氏によって投稿された動画である。
またこの動画は第9回MMD杯のテーマ「⑨」部門において、見事”存在の証明賞”を受賞した。

概要

ここでは、動画、”【第9回MMD杯本選】未来日記”において12人の「初音ミク」達が置かれている状況を視聴者が理解しより楽しむことが出来るよう、この動画の解説を行う。

動画説明文

圧縮された短いメール「ｼｽﾃﾑ･ﾗﾌﾟﾗｽﾗｲﾝｦﾄﾒﾛ」次の日、3×3の端末とUSBﾒﾓﾘが届く。
「9人のパスを入力せよ」
入力すると12時間後に対象は消滅時間内に端末にﾒﾓﾘを差せば解除
39時間で端末の所有者は強制消滅完遂すれば『次の主役』になれる

最初から中央に誰かのパスが入力済
自分のパスも誰かの端末に入力済
自分のパスは「不明」
未入力の端末にﾒﾓﾘを差すと非表示で登録
この解除には直接入力が必要
端末は相互の位置情報を共有
不正には『罰則』
１列ごとにﾎﾞｰﾅｽ『新機能』か『罰則解除』
この端末は？送り主は？ SYS.La+.LINとはいったい

投稿者コメント（”未来（ミク）日記　解説編”より）

このルールの要点は、実は「次の主役」ではなく、９人抹消して「２人助かる」がカギ。「誰を助けるか」
最初のデッドラインは開始１２時間。それまでに「自分のパスが登録された端末」を見つけて解除が必要。
おそらく１２時間は派手な戦闘はほとんど起こらない。「交渉」と「密約」のターン。
尚、AとBがいたとして、Aの端末にBのパスが、Bの端末にAのが、という状態は無い。必ずひとりズレている。
次のデッドラインは「自分のパスが判明するまでに『非表示』のまま登録された端末」の解除。パスを手動で入力する必要がある。
この解除は自分で「入力」する必要はない。誰が入力しても解除できる。そしてもう１回入力して「登録」することもできる。
そうやって３９時間経過のデッドラインに到達する。ここで９個埋まってない所有者は強制消滅する。
まだ終わりではない。３９時間の時点で「登録」されたパスが１２時間経過で「対象の消滅」を開始する。
つまりまた「解除」が必要なわけだが、３９時間経過以降に「解除」されて、パスが９個以下になると
当然「所有者の強制消滅」が発動する。これが最後のデッドライン。
自分のパスを全て「解除」し、仲間がいればそのパスも全てカブらないように「解除」しなければいけない。
理論的には３人生存できる。誰が生き残るか？

まとめ

12人の「初音ミク」達に届けられた3マス×3マスのパネルが表示された端末とUSBメモリ。
その端末にはUSBメモリを接続する部分がある。

9マスのうち中央のマスには既に、自分以外の誰かのパスが入力され、表示されている。
同様に、自分のパスも他の誰かの端末に入力され、表示されている。
パスが入力されてから12時間で、そのパスに該当する「初音ミク」は消滅してしまう。
そのため生き残るには、端末が届けられてから12時間以内に、自分のパスが入力された端末を探し出し、そのパスを解除しなければならない。

パスを解除するには、パスが入力された端末に自分のUSBメモリを接続すればいいのだが、問題が２つある。
1.自分のパスが分からない
2.自分のパスが入力された端末を誰が持っているのかが分からない

そのため、以下の手順を踏む必要がある。
1.自分以外の「初音ミク」に届けられた端末を見つけ出す。
2.その端末に自分のUSBメモリを接続し、解除されるか確認する。

もし、端末に入力されていた情報と自分のパスが一致していれば、入力は解除され、自分の消滅は防げる。
が、一致しなかった場合、パスは解除されず、それどころかその端末には自分のパスが非表示で入力されてしまう。
自分のパスが入力された端末が見つかるまで、上記の手順を繰り返さなければならない。

これを何度か繰り返して、パスの解除に成功しても、消滅の危機は終わらない。
自分のパスが入力された端末を探すために、自分の手で入力してしまった端末が残っている。
今度はこれらの端末のパスの解除をしなければならない。

最初に入力されていたパスの解除と違い、非表示で入力されたパスの解除は直接入力する必要がある。
自分で入力する必要はなく、誰かに頼んでもいい。また解除後に再度USBメモリを接続して入力することもできる。
自分のパスを端末からすべて解除することで、ようやく”12時間後に消滅”の危機から解放される。

次のデッドラインは39時間後。
39時間以内に、自分の端末9つ全てを、パスで埋めなければならない。

それでもまだ終わらない。
39時間のデッドラインを超えても”パス入力後12時間で、対象が消滅”は有効。
そして39時間後も、パスが9個を下回ると、所有者は消滅してしまう。
生き残っている「初音ミク」達の端末には、9つのパスが入力されている。
その中には、自分のパスが含まれている場合もある。
その場合、解除しなければ自分は入力後12時間で消滅してしまう。
また逆に、自分の端末に入力したパスに該当する「初音ミク」が生き残っている可能性もある。
その「初音ミク」は生き残るため解除しようとするだろうが、解除されれば自分が消滅してしまう。
生き残るために最後の戦いをしなくてはならない。

・・・無理ゲー

新機能と罰則

以下は未来（ミク）日記　解説編　の動画内投稿者コメントで新機能や罰則について触れられていたものである。
ある条件を満たすことで端末に付与される機能のようだ。

３マス埋めて、１列ボーナス（タテ・ヨコ・ナナメ）の『新機能』と　不正による『罰則』
新機能：「カウント」：他人の端末に、自分のパスがいくつ登録されてるかわかる。誰の端末かは分からない。
数の合計だけ。
新機能：「タイマー」：最短の「自分の消滅」までの時間がわかる。誰の端末かはわからない。
複数はわからない。最短だけ。
新機能：「ログ」：他人の端末の移動経路を記録できる。ただし機能獲得以前のものはわからない。
新機能：「ステルス」：他人の端末から１００ｍ離れると、位置情報を送信されなくなる。相手の位置はわかる。
新機能：「カット」：他人の端末の１０ｍ以内に入ると、位置情報を送信されなくなる。相手の位置もわからなくなる。
新機能：「アラーム」：他人の端末が１０ｍ以内に入ると、警報音が鳴る。マナーモードにも出来る。
罰則：「切断」：他人の位置情報がわからなくなる。相手にはわかる。
罰則：「停電」：端末の電源が落ちる。電源にケーブルを差せば起動できる。携帯バッテリー等は互換が無い。
罰則：「弱波」：屋内にいると相手の位置情報が分からなくなる。屋外に出るとわかる。相手が屋内にいるとわからない。
罰則：「誤報」：他人の位置情報に２４人表示される。半分が間違い。
罰則：「誤認」：他人の位置情報が数ｍから数十ｍずれる。