「だれかの心臓になれたなら」は、「ユリイ・カノン」氏が手掛けるGUMIのVOCALOIDオリジナル曲。
「だれかの心臓になれたなら」は、2018年2月12日発表。作詞・作曲・編曲は「ユリイ・カノン」氏である。
「シアトリカル」と作中で使われているように、まさに演劇要素が詰め込まれた歌詞である。歌詞を読むだけでその情景がそのまま目の前に浮かんでくる秀逸な描写である。
2018年9月13日20時55分、VOCALOID伝説入り(100万再生)達成。
「こんな世界」と嘆くだれかの
生きる理由になれるでしょうか
これは僕が いま君に贈る
最初で最期の愛の言葉だ
街も人も歪み出した 化け物だと気付いたんだ
欲動に巣食った愚かさも 全てがこの目に映る
シアトリカルに手の上で誰も彼も踊らされる
生まれた意味だって知らぬまま
形骸化した夢は錆びついてしまった
「愛をください」
きっとだれもがそう願った
「愛をください」
そっと震えた手を取って
「愛をください」
心を抉る 醜いくらいに美しい愛を
「こんな世界」と嘆くだれかの
生きる理由になれるでしょうか
いつか終わると気付いた日から
死へと秒を読む心臓だ
ねえ このまま雨に溺れて
藍に融けたって構わないから
どうか どうか またあの日のように
傘を差し出し笑ってみせてよ
もしも夢が覚めなければ姿を変えずにいられた?
解けた指から消える温度
血を廻らせるのはだれの思い出?
雨に濡れた廃線
煤けた病棟 並んだ送電塔
夕暮れのバス停 止まったままの観覧車
机に咲く花 君の声も
何もかも最初から無かったみたい
死にたい僕は今日も息をして
生きたい君は明日を見失って
なのに どうして悲しいのだろう
いずれ死するのが人間だ
永遠なんてないけど
思い通りの日々じゃないけど
脆く弱い糸に繋がれた
次の夜明けがまた訪れる
どんな世界も君がいるなら
生きていたいって思えたんだよ
僕の地獄で君はいつでも絶えず鼓動する心臓だ
いつしか君がくれたように
僕も、
だれかの心臓になれたなら
by ユリイ・カノン - 動画記事ナビ | |
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最終更新:2024/04/25(木) 08:00
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