p.h./flowerとは音楽グループ「SEVENTHLINKS」による楽曲である。
読み方は「ペーハー」
VOCALOIDが歌唱する楽曲を多数発表してきた音楽グループ「SEVENTHLINKS」による、2020年発表の楽曲。本曲はVOCALOID「flower」(v flower)がボーカルを担当している。
歌詞中に「化学反応」「溶解」「平衡」「自己解離定数」「中性」といった化学関連の言葉が登場すること、そして歌詞中にて「p.h.」が「ペーハー」と発音されていることなどから、タイトルの「p.h.」は本記事冒頭でも触れた「水素イオン指数」(pH)を念頭においたものと思われる。
2020年4月に頒布された、名前に数字を含む10名のボカロPによるコンピレーションアルバム『Number Compilation Album』(通称「数字コンピ」)の7トラック目として初公開された。
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https://twitter.com/SEVENTHLINKS/status/1250745981928267777
このコンピレーションアルバムはそれぞれの制作者が自分たちの名前と合致する番号のトラックを担当し、楽曲もその番号にちなんだものになっていた(例えば1トラック目は「いちた」による「一不思議」、2トラック目は「煮ル果実」による「ロニ」、3トラック目は「aqu3ra」による「ミッドナイトサン」……)ので、「SEVENTHLINKS」は7トラック目となった。
そして「7」にちなんだ楽曲ということで「pH」をテーマとした楽曲を作成したものと思われる(pHは、7のときにちょうど酸性でもアルカリ性でもない中性となる)。そう考えると、「SEVENTHLINKS」の名称そのものに由来する楽曲であると言えなくもない。
その後、2020年5月29日には単独でのアニメーションPVがYouTubeとニコニコ動画とbilibiliに投稿された。
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https://twitter.com/SEVENTHLINKS/status/1266327778103750657
この時のクレジット表記は
Music: SEVENTHLINKS(mylist/57764581)
https://twitter.com/SEVENTHLINKS
Movie: トキチアキ
https://twitter.com/ikaihcikihs
Mix: はるお
https://twitter.com/haluo_haluo
Mastering: 中村涼真
https://twitter.com/Nakamura_Ryoma
となっている。
本曲のミュージックビデオ(MV)を手掛けた「トキチアキ」氏はその制作過程について自らのnoteで語っている。その内容によれば、歌詞に登場する化学用語の意味が理解できなければ曲を理解できない、という考えから化学を勉強しなおしたとのこと。その上で、歌詞の意味を様々に解釈した結果をMVに反映したという。
ニコニコ動画では、この楽曲に関連する動画には「p.h.」のタグが付けられていることが多いが、「p.h.(SEVENTHLINKS)」のタグが付けられている動画もまたある程度存在している。そのため「p.h.」でのタグ検索のみ、あるいは「p.h.(SEVENTHLINKS)」でのタグ検索のみでは、動画を見落としてしまう。
見落としの無い検索を行いたいならば、「p.h. OR p.h.(SEVENTHLINKS)」と「OR」を用いたタグ検索を行って双方のタグを同時に検索するか、あるいは「p.h.」でキーワード検索を行うとよい。
SEVENTHLINKS自らが下記リンク先Dropboxにてオフボーカル音源(コーラスあり/なしの双方)や歌詞テキストを公開しており、「ご自由にお使いください!」ともコメントしている。
そのため様々な人々が「歌ってみた」動画などを制作・公開している。
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https://twitter.com/suisoh_/status/1269601733547708416
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https://twitter.com/TOKU_MIX_/status/1298205982124843010
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https://twitter.com/wolpis_kater/status/1334437470520356864
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https://twitter.com/sukosuko_sukoya/status/1393160512926470152
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https://twitter.com/nekomataokayu/status/1413468416455761926
上掲のような「踊ってみた」動画からモーショントレースを行うことで、3DCGムービー制作ソフト「MikuMikuDance」(略称「MMD」)用のモーションデータを制作・配布している投稿者らもいる。
これらのモーションデータを使用して、多数のMMDダンス動画が投稿されている。
また、この曲を歌うときの口・唇の動きのモーション(リップモーション)や、
MMDショートPVを簡便に制作できるPVキットなども制作・配布されている。
2021年5月頃からは、本楽曲のサビ部分を用いた二十数秒~三十数秒程度の短い音MAD動画がニコニコ動画に多数投稿されている。
これは「第154回音MAD晒しイベント」という音MAD界隈のイベントへの参加作品として2021年5月15日に投稿された、本楽曲を用いた動画作品「どうして許してくれないんですか」がきっかけだったようだ。この作品が印象的だったため、それに追随する動画投稿者が複数登場した。
iTunesやSpotifyなど、各種音楽配信サービスでも配信されている。以下のリンク先のページにて利用している音楽配信サービスのバナーを選ぶと、該当サービスでの本楽曲のページに誘導される。
なお配信時のジャンル表示は「サイケデリック / ボーカロイド」となっている[1]。
また、2020年11月28日からは「水槽」氏によるカバーバージョンも各種音楽配信サービスにて配信されている。
このカバーバージョンの配信はSEVENTHLINKSの協力により実現したものであるとのこと。ジャケットはMV制作者「トキチアキ」氏による描き下ろしのものとなっている。[2]
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最終更新:2024/04/25(木) 16:00
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