p.h. / flower 動画

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p.h./flowerとは音楽グループSEVENTHLINKS」による楽曲である。

読み方は「ペーハー」

p.h.についてはこちら→ p.h.

概要

VOCALOIDが歌唱する楽曲を多数発表してきた音楽グループSEVENTHLINKS」による、2020年発表の楽曲。本曲はVOCALOIDflower」(v flower)がボーカルを担当している。

歌詞中に「化学反応」「溶解」「衡」「自己解離定数」「中性」といった化学関連の言葉が登場すること、そして歌詞中にて「p.h.」が「ペーハー」と発音されていることなどから、タイトルの「p.h.」は本記事冒頭でも触れた「水素イオン数」(pH)を念頭においたものと思われる。

2020年4月に頒布された、名前数字を含む10名のボカロPによるコンピレーションアルバム『Number Compilation Album』(通称「数字コンピ」)の7トラックとして初開された。

このコンピレーションアルバムはそれぞれの制作者が自分たちの名前と合致する番号トラックを担当し、楽曲もその番号にちなんだものになっていた(例えば1トラックは「いちた」による「不思議」、2トラックは「ル果実」による「ロ」、3トラックは「aqu3ra」による「ミッドナイトサン」……)ので、「SEVENTHLINKS」は7トラックとなった。

そして「7」にちなんだ楽曲ということで「pH」をテーマとした楽曲を作成したものと思われる(pHは、7のときにちょうど性でもアルカリ性でもない中性となる)。そう考えると、「SEVENTHLINKS」の名称そのものに由来する楽曲であると言えなくもない。

その後、2020年5月29日には単独でのアニメーションPVYouTubeexitニコニコ動画exit_nicovideobilibiliexit投稿された。

この時のクレジット表記は

Music: SEVENTHLINKSmylist/57764581exit_list
https://twitter.com/SEVENTHLINKSexit

Movie: トキチアキ
https://twitter.com/ikaihcikihsexit

Mix: はるお
https://twitter.com/haluo_haluoexit

Mastering: 中村
https://twitter.com/Nakamura_Ryomaexit

となっている。

本曲のミュージックビデオMV)を手掛けた「トキチアキ」氏はその制作過程について自らのnoteっている。その内容によれば、歌詞に登場する化学の意味が理解できなければ曲を理解できない、という考えから化学を勉強しなおしたとのこと。その上で、歌詞の意味を様々に解釈した結果をMVに反映したという。

関連動画

ニコニコ動画では、この楽曲に関連する動画には「p.h.」のタグが付けられていることが多いが、「p.h.(SEVENTHLINKS)」のタグが付けられている動画もまたある程度存在している。そのため「p.h.」でのタグ検索exit_nicovideoのみ、あるいは「p.h.(SEVENTHLINKS)」でのタグ検索exit_nicovideoのみでは、動画を見落としてしまう。

見落としの検索を行いたいならば、「p.h. OR p.h.(SEVENTHLINKS)exit_nicovideo」と「OR」を用いたタグ検索を行って双方のタグを同時に検索するか、あるいは「p.h.」でキーワード検索exit_nicovideoを行うとよい。

歌ってみた

SEVENTHLINKS自らが下記リンクDropboxにてオフボーカルコーラスあり/なしの双方)や歌詞テキスト開しており、ご自由にお使いください!」ともコメントしているexit

そのため様々な人々が「歌ってみた動画などを制作開している。

踊ってみた

アレンジ

MikuMikuDance

上掲のような「踊ってみた動画からモーショントレースを行うことで、3DCGムービー制作ソフトMikuMikuDance」(略称MMD」)用のモーションデータ制作・配布している投稿者らもいる。

これらのモーションデータを使用して、多数のMMDダンス動画投稿されている。

また、この曲を歌うときの口・唇の動きのモーション(リップモーション)や、

MMDショートPVを簡便に制作できるPVキットなども制作・配布されている。

UTAUカバー

SynthVカバー

音MAD

2021年5月頃からは、本楽曲のサビ部分を用いた二十数~三十数程度の短い音MAD動画ニコニコ動画に多数投稿されている。

これは「第154回音MAD晒しイベント」という音MADイベントへの参加作品として2021年5月15日投稿された、本楽曲を用いた動画作品「どうして許してくれないんですかexit_nicovideo」がきっかけだったようだ。この作品が印的だったため、それに追随する動画投稿者が複数登場した。

関連商品

iTunesSpotifyなど、各種音楽配信サービスでも配信されている。以下のリンク先のページにて利用している音楽配信サービスのバナーを選ぶと、該当サービスでの本楽曲のページに誘導される。

なお配信時のジャンル表示は「サイケデリック / ボーカロイド」となっている[1]

カバーバージョン

また、2020年11月28日からは「水槽」氏によるカバーバージョンも各種音楽配信サービスにて配信されている。

このカバーバージョンの配信はSEVENTHLINKSの協により実現したものであるとのこと。ジャケットMV制作者「トキチアキ」氏による描き下ろしのものとなっている。[2]

関連項目

脚注

  1. *SEVENTHLINKS、「p.h.」を配信開始|THE MAGAZINEexit
  2. *「水槽」氏のTwiiterexitより
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