inaphon(石碑の人、石碑P)による初投稿作品である。制作中、デフォ子のあまりの盛り上がりの欠落振りを知って嘆いたという。ちなみに、P名はもちろん同作品からとられているが、タグロックされたわけではなく(現在そのタグも消失)、一般には石碑の人で通っている。
0:23 消える言葉
0:26 朝焼けに乗り
0:29 まだ覚えていた
0:32 欠片と、向こうに
0:35 白い霧が
0:39 鮮やかになり
0:42 目の前の今が
0:46 瞼の奥に
0:52 (のこされたわたしは、どうすればいいの?)
0:59 (もう、あえないだなんて……)
1:03 消えない跡
1:07 在りし日の情景
1:11 道を彩った
1:14 陽射しのように
1:17 目を閉じても
1:21 焼け付いた笑み
1:25 もう一度見せて
1:28 こんなはずじゃ無くて
1:32 今からならそこへ
1:35 追いつける気がして
1:40 駆け出す私を
1:44 許してください
1:48 同じ場所へ行って
1:51 同じように私も‥‥
2:43 (いてくれるだけで)
2:47 (ただ)
2:49 (いてくれるだけで、よかったのに)
2:57 (どうして)
2:58 (いってしまったんだろう)
3:05 (どうして……)
MMDを使用したPVである。デフォ子モデルが公開されて一ヶ月あまりと、日数のそれほど経っていない段階での投稿作品だったので、[MMD]物理演算でダルマおとしと並んで代表的なデフォ子のMMD作品といえる。
なお、このPV撮影の後日談がinaphon最新作ショートムービー「デフォ子の部屋」で語られている。
TOMBSTONE
MUSIC,LYRICS,MOVIE BY INAPHON
POWERED BY SMILEVIDEO
UTAU sm2533801 / sm2655706
http://utau2008.web.fc2.com/
MikuMikuDance sm2420025 / sm2420128
http://www.geocities.jp/higuchuu4/
Metasequoia LE http://www.metaseq.net/
Defoko Model http://www.meisjesbeeld.net/mmd/
Photo Materials http://sozai-free.com/
http://www.ashinari.com/
http://www.yunphoto.net/
Movie Editer Windows Movie Maker 2.1
内容であるが、一般的には「デフォ子の大切な人がいなくなってしまい、それに対するデフォ子の困惑ぶりを描いている」と考えることができる。
ただし、作品名が石碑である。石碑については当該記事を参考にしてもらえればよいが、それによれば慰霊碑、記念碑を広く言う言葉であると言う。しかし、EDクレジットを見てもらえればわかるよう、英語での作品名は「TOMBSTONE」=「墓標」である。
このことを念頭において作品を見れば、デフォ子のもたれかかっている石碑というのは、彼女の大切な人の墓(あるいはその象徴としての石碑)ということになりそうである。そして、デフォ子の大切な人が死んでしまったことへの彼女の困惑と、その人に対する思いを、この魅せるPVは描いていると読み取ることができるのである。ただ、これはあくまで「TOMBSTONE」からの推測であり、公開された時点でこのように解釈することは難しい(これがほぼ決定的となるのは次の作品「ジニア」が公開されてからである)。
また、そういう状況設定から、デフォ子の不幸属性の発端ともいえる。
デフォ子のオリジナル曲としては異例の高速ヒットとなったこの作品。そこには大きく3つの要因があると思う。
そもそもUTAUを使用するに際して、どうしても扱いやすいテトやモモなど他の音源に流れてしまい、デフォルト音声であるデフォ子の宿命なのか、デフォ子のオリジナル曲は少なかった。その中でのオリジナル曲であり、またPVにデフォ子のMMDを効果的に使用したことが要因のひとつとして上げられる。
石碑の投稿翌日の日刊VOCALOIDランキング2009年7月13日#519において、本動画が第5位にランクインした。もちろん日刊ではUTAUは対象外である(VOCALOIDが関与してる場合は対象となる>キ・セ・キ、サヨナラの瞬きなど)。ここで採り上げられたことにより、しかもそれがかなりクオリティの高いデフォ子のオリジナル曲&PVであったことから(ここ重要!!)、日刊から多くの人が流れてきた。これにより改めてデフォ子、さらにはUTAUの良さと可能性が周知されたのである。
ちなみに、日刊たんは自動集計とは言うものの、どうも日刊たんのパパであるrankingloid氏は、不在でない限りはランキング動画を自ら選択しているようである。また、このミスに対して修正版を上げることなく、本来入るべきであった8位の動画を次の日の頭に紹介するという比較的緩やかな対処をしている。…狙ったか?
この日の日刊たんは、コメントでも珍しく「ナイスドジっ子」と書かれた。
デフォ子の大切な人が死んでしまったと解釈することは、前項でも書いたとおり、この動画が投稿された時点では判別しがたい。つまり、様々な解釈ができるわけであり、作品の奥深さに魅了される人が多かったことも要因の一つと言えよう。
この作品の公開後、デフォ子のオリジナル曲が一時増えた。ある意味作者の願いどおり、デフォ子が注目されるようになったと言える。
これまで述べたよう、石碑の本当の意味を教えてくれるのは、inaphonの第2作品である「ジニア」である。まだ見ていない人は是非見よう!
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最終更新:2024/04/19(金) 12:00
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