※注意※
以下の内容にはネタバレが含まれますので、先に動画を見ることをオススメします。
ストーリー、考察には記事作成者の主観的憶測が含まれます。ご注意ください。
記事ではくろろ氏がpixivに投稿した小説「紅香奇行[pixiv]」も含めて考察しています。出来れば先にそちらを読むことをオススメします。
6月の湿気が全て ダメにする
チルノの別れのお話。
バンド:レミ街 曲:並行かなた アルバム:フェスタシエスタ Track:No.6
ストーリー
氷づけにされたたんぽぽを、チルノが見つめる。
黒い十字架が無数に立つ丘に、チルノはたどり着いた。十字架の一つにルーミアがもたれかかっている。彼女はチルノに気付いたのか、近づいてくる。
穏やかな表情だった。ルーミアはチルノの頭をなで、抱きしめる。ルーミアの体が、黒い闇に包まれる。それは彼女そのもの。一度膨張された闇は穴を穿たれたように隙間だらけになり、やがて消える。
チルノの前で、彼女の知り合いがどんどん消えていく。
たった一人残されたチルノはたんぽぽを見つめ、泣いて、稜線を見据えた。
空と大地の間隙に、彼女は歩いていく。
考察
この作品についてはいくつか解釈が分かれる。
一つはかさをさすでも言われていた寿命の違いによる別れという解釈、もう一つは「紅香奇行[pixiv]」における異変の結果の一部を見せた動画であるという解釈である。「紅香奇行[pixiv]」においてチルノは異変の重要人物と書かれてあるため、この動画でチルノだけがのこるというのはある程度合点がいく。またくろろ氏のHPには「この動画にはいくつかの伏線がある」と書かれている。何にせよこの動画は「何らかの出来事の一端を見せたもの」である可能性が高い。この動画の伏線、あるいは全体像を担う動画を待ちたい。
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