※注意※
以下の内容にはネタバレが含まれますので、先に動画を見ることをオススメします。
ストーリー、考察には記事作成者の主観的憶測が含まれます。ご注意ください。
かさをさす
マウスで描かれたシンプルな絵でありながら、氏独特の世界観、そして雰囲気に魅了される。
バンド:レミ街 曲:昨日今日 アルバム:フェスタシエスタ Track:No.2
動画内には背景にチルノのセリフ、あるいは心理描写と思われるものが英語で書かれている。
以下はそれらを抜き出したもの。
英語 | 動画内の時間 |
No.9 | 0:35 |
white lock winter |
0:36 |
I made the bench!! | 0:57 |
By the way,you guys have a body temperature that was missed? |
1:49 |
You guys own. | 1:50 |
Until now you were free, but freedom in the future. |
1:51 |
But freedom is not about other people. |
1:51 |
Together not only lives in a finite time,but like like like,like they love it like hell,seeing anyway. |
1:52 |
And whether such a She walks bare foot to thoughts about other people but today there has been in the rain. person you staying? |
1:53 |
I shed tears in the rain. So that Barenai friend crying. Concerns in mind as a friend. |
1:53 |
Also be the soaked anyway, made myself sit on the bench. The view of the lake, continue to wait for the coming winter. |
1:54 |
ストーリー
雨の中で、チルノとレティは向かい合う。
別れのときなのだろう。レティは姿を消した。チルノは半ベソをかきながら、氷のベンチを作る。
はたから彼女を見ていたルーミアは、チルノの涙に気付いた。しかしチルノは悲しいそぶりを見せず、氷のベンチを誇らしげに自慢した。ルーミアが彼女を気遣うが、チルノはとぼけた様子を崩さない。
ふと、そこにミスティアとリグルがあらわれる。
ミスティアはチルノの様子に気付いたのだろう。ルーミアにそっと合図を送る。それに気付いたルーミアは、無言でうなずき返した。
闇がチルノの周りを覆う。真っ暗ではない、深い黄昏時のような穏やかな闇。
リグルが蛍を飛ばす。ミスティアが歌う。
それはまるでミスティアの歌声が光となって現れたかのような光景だった。
指揮棒を持ったリグルが光の音楽を奏でる。幻想的でゆるやかなこころがチルノにも伝わる。彼女はこらえた涙を一滴流しながら、静かな笑みを作った。
それからしばらく経った。チルノが自分の姿を水溜りに写して遊んでいると、持っているはずのない傘が足元に写りこむ。
何気なく後ろを見と、そこにはレティがいた。
考察
基本的にストーリーはチルノを中心として進む。レティとの別れから始まり、バカルテットの励まし、そして最後の再開と物語は繋がっていく。しかし細かなカット割りの中に書かれてある英語を紐解くと、別の側面も見えてくる。英語の中にはチルノと他のキャラとの寿命の差についても言及されており、また「他の人にばれないよう、雨の中で涙を流す」という文章もある。チルノが泣いているのはレティとの一時の別れを惜しむためだけではない。おそらくいつか来る友達との本当の別れに対して泣いているのだろう。だからこそPVの冒頭でルーミアに元気なそぶりを見せていたのだと思う。それでも友達に会いたい、レティを待っていたいという思いもまた英語の中に書かれている。
そして、その別れ、思いはおそらく「真夏の雪」に繋がっている。
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