宇宙世紀 改暦セレモニー記念演説(機動戦士ガンダムUC)動画

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西暦最後の日 12月31日 初代地球連邦政府首相 リカルド・マーセナスのスピーチ 

地球宇宙に住むすべてのみなさん、こんにちは。
わたし地球連邦政府首相リカルド・マーセナスです。
間もなく西暦が終わり、々は宇宙世紀という未知の世界に踏み出そうとしています。
この記念すべき間に、地球連邦政府初代首相として”みなさん”にりかけることができる幸福に、まずは感謝げたいと思います。
わたし子供の頃、首相大統領りかけるのは自民と決まっていました。
国家とは民と領土の統治機構であり、究極的には自の安全保障のためにのみ存在するものでした。
いま、人類の宿願であった統一政権を現実のものとした々は、旧来の定義における国家の過ちを摘することができます。
人間がひとりでは生きていけないように、国家もそれ単独では機し得ないことを知っています。
ことに地球危機という課題に対して、旧来の国家はなんら有効な解決策を示せませんでした。
二十世紀末葉から摘され始めた人口問題、資の枯渇、環境破壊による熱汚染……。
いまや後戻りの許されないこれらの問題を解決するには、々ひとりひとりの意識革が不可欠だったのです。
国家、一民族に帰属する“”ではなく、人類という種に帰属する“”。
この観点に立たない限り、々は今日という日を迎えられなかったでしょう。
前身機関の設立か五十年あまり、人類宇宙移民計画とともに歩んできた地球連邦政府歴史は、決して坦なものではありませんでした。
国家民族宗教……これらのを取り払い、人類が本当にひとつになるためには、まだまだ多くの試練を乗り越えなければならないことも事実です。
しかしいま、々はスペースコロニーという新しい生活の場を手に入れました。
間もなく始まる宇宙世紀とともに移民も本格化し、多くの人が宇宙で暮らすことを当たり前とする時代が来るでしょう。
これは人の重さに押しつぶされそうな地球を救うべく、人類が一丸となったことのかしい成果です。

西暦と呼ばれた時期が、人類が人類たるアイデンティティ確立した揺籃期とするなら、宇宙世紀はその次をす時間となることでしょう。
々は産児制限によって人の数を減らすのではなく、人口に見合った間を外に開拓するを選びました。
小さくなった"揺り籠"から這い出した赤子は、成長をしなければなりません。
々は宇宙移民計画を実現する過程で、共通の的のためならひとつに結束できると世界明しました。
では、その次は?
宇宙世紀 ユニバーサルセンチュリー
字義通りに訳せば「普遍的世紀」ということになります。
宇宙時代の世紀であるなら、ユニバースセンチュリーとするべきでしたが、々は敢えて用法違いと思われる「普遍的(ユニバーサル)」を選び、新しい世紀の名前としました。

わたしはかつてのアメリカ合衆国で生まれ、ドイツで幼年期を過ごし、フランス少年時代を過ごしました。
学生時代はアジアで暮らし、妻はアラブヨーロッパハーフです。
わたしの両親も似たようなもので、祖先を振り返ると、実に三十以上のの血が混じり合い、いまのわたしが形作られていることがわかります
あらゆる色の肌、あらゆる民族の血がわたしの中で息づいているのです。
その「普遍的」な出自から、地球連邦政府初代首相の栄誉を授かることにもなったのですが、このような背景を持つ方は他にも大勢おられるでしょう。
二十一世紀から本格的に始まった通信技術の発達、相互依存経済による世界の並列化が、血と肌の混合を推し進めたのです。
連邦政府立による化と、世界標準の制定によって、この傾向は今後ますます加速することと思います。
それはもう、なんら特殊なことではありません。

宇宙で人が暮らすということ。
そのために、全人類が一丸となって移民計画を推進してきたことも、また然りです。
この奇跡を、特殊な事例にしてはならない。
人類はひとつになれるという事実を普遍化し、互いを拒絶することなく、憎しみ争うことなく、一個の種として広大宇宙と向き合ってゆく。
ユニバーサルセンチュリーという言葉には、そんな々の祈りが込められています。

わたしはどのような宗教にも属していませんが、無神論者ではありません。
高みをすため、自らのめとするため、己の中により高次な存在を設定するのは、人の健康な精活動の表れと信じています。
西暦の時代、それはの言葉としてさまざまにられてきました。
人はどのように生きるべきか。
いかにして世界と向き合うべきか。
モーゼが授かった十の例を持ち出すまでもなく、それらに対する教えはあらゆる宗教に伝えられています。
人間の言葉ではなく、人と契約の説話として。
いま、の世紀に別離を告げる々は、契約更新の時を迎えようとしています。
今度は越者としてのではなく、々の内に存在する――より高みに近づこうとする心との対話によって。
宇宙世紀契約は、人類がその総意から生み出したものであるべきでしょう。

この首相官邸の名前、〈ラプラス〉のをについてはご存じの方も多いでしょう。

十八世紀のフランスに生まれた物理学者の名前です。
ラプラスは、過去に起こったすべての事を細大もらさず――原子一個の動きに至るまで――分析することで、未来全に予測できると考えました。
この考えは、のちに量子力学の発達によって否定され、いまでは未来全に予測する術はないことが明されています。
々は、その経緯を逆説として受け取り、この首相官邸〈ラプラス〉の名を冠しました。
未来にはあらゆる可性がある」という意味を込めてのことです。

ご承知の通り、地球上のステーション首相官邸を置くことについては、さまざまな議論がありました。

交通の利便性や警備上の観点からすると、確かに望ましい選択とは言えません。
しかし、々は宇宙世紀に踏み出そうとしているのです。
この宇宙こそが人類の新たな生活の場となるのです。
その途上に立つ者として、地球宇宙の狭間に身を置かねばわからぬこともあると思い、わたし首相権限でこれを押し通しました。
西暦の最後の日、セレモニーとともに宇宙世紀章を発表するのであれば、その舞台はここを置いて他にないとも考えました。

今日、ここには地球連邦政府を構成するあまりの代表が集い、吟味に吟味を重ねた宇宙世紀章にサインをしました。
間もなく発表されるそれは、のちにラプラス章と呼ばれ、人と世界の新たな契約として機することになるでしょう。

地球連邦政府の総意のもと、そこにの名はありません。
人類の原罪についても言及されていません。
これから先、もし最後の審判が訪れるとしたら、それは々自身の心が招きよせた破局となるでしょう。
すべては々が決めることなのです。

いま、々のの前には広大辺な宇宙があります。
あらゆる可性を秘め、絶え間なく揺れ動く未来があります。
どのような経緯でその戸口に立ったにせよ、新しい世界過去の宿業を持ち込むべきではありません。
々はスタート地点にいるのです。他人の書いた筋書きに惑わされることなく、内なるでこれから始まる未来を見据えてください。
現在、グリニッジ標準時二十三五十九分。間もなくです。
この放送をお聞きのみなさん、もしその余裕があるなら、わたしと一緒に黙祷してください。去りゆく西暦もがその一部である人類の歴史に思いを馳せ、そして祈りをげてください。

宇宙に出た人類の先行きが安らかであることを。
宇宙世紀が実りある時代になることを。
々の中に眠る、可性という名のを信じて――

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宇宙世紀UC0100  1月1日 宇宙世紀100周年記念式典において UBC記者 レアード・バウアー地球連邦政府 ジョンバウアー議員ののスピーチ

私は、民間放送局の一記者 レアード・バウアーというものです。私のような何の権威も持たない人間宇宙地球住む皆様にりかけるのは、大変恐れ多いことですが私のジョンバウアーの強い要望により、記者ではなく1人の人間としてこの演壇に立たせて頂きます。

宇宙世紀の始まりから100年、宇宙世紀0079に始まった1年戦争から20年余り地球宇宙に住む人々の争いは多大な犠牲者を出した現在に至って、なお終局を迎えません。

今から、ちょうど100年前のの日、地球連邦政府初代首相リカルド・マーセナスは宇宙世紀開始を祝して全人類に向けて記念演説を行いました。
彼は、その演説中に自らが多くの民族の血が混じった普遍的な出自を持つ事を述べるなど、その生い立ちの多様性もあってか非常にリベラルな思想の持ちでした。
この考えは、地球統一政府実現を夢見る多くの人々の心をひきつけ、依然多くの課題を残しつつも統一政府は成立し人類は名上1つとなって宇宙と進出していきました。
その一方で、この考えを否定する者も少なからず存在していました。
そんな人々には彼は非常に危険な人物に捉えられこれが宇宙世紀最初の悲劇に繋がっていきました。

彼はこの演説直後に後にラプラス事件と呼ばれる、テロ事件によって命を絶たれ、新しい時代のための連邦政府代表団の総意であるラプラス章は異なる形で、後世へと伝わることになりました。

彼の演説は、後の宇宙世紀の行く末を知る人間から見れば、到達不可能な理想を掲げているように映るかもしれません。
ですが、数々の困難を乗り越えながら、彼を含む代表団は世界統一政権というひとつの理想を約50年の年をかけて実現してきました。
この実績と未来への強い希望が、このような演説をさせた原動なのだと私は考えました。

かつて、宇宙移民も全て善意から始まっているとった人がいます。私は統一政府がただ人の善意だけで成り立ったとは考えていません。統一政府の成立当時から現在に至るまで、格差・宗教民族は、厚く重く存在しており統一政府という巨大組織に関連する利権争いも熾なものでした。

ですが、それでも統一政府実現の根幹を支えたのは、多くの人が支持した「地球と人類を守る」という1つの共通的だったのです。
リカルド・マーセナスはその代弁者として首相という形で歴史の表舞台に立ちました。
彼は、首相官邸を宇宙地球の通過点、地球上に置くことで宇宙世紀に踏み出す人類の先頭に立ち新しい時代の水先案内人になろうとしました。

彼は未来と人の可性についてる一方、人の普遍性についても多くをっています。
親から様々なものを受け継いだ子供社会の営みの中でやがて自己を確立していく。
そして、それをまた次の世代に受け継いでいく。
この人類の普遍的な活動を地球という揺り籠から出て行った人類にもどうか繰り返して欲しい。
そんな、彼や地球統一政府代表団が未来の人々に思いを馳せ、希望を託したのが失われたラプラス章なのかもしれません。
この演説章は人の数だけ存在する多く考えの一つであり人類全体に、その意見を押し付けるものではなく、同氏もそれを望んでいなかったでしょう。

西暦の時代ある政治家は、会議の議場で自らの信念をこのようにりました。
Peace and Happiness through Economic Prosperity and Democracy
(訳:経済的繁栄と民主主義を希する先に、平和と人々の幸福がある。)

リカルド・マーセナスがしたのも、世界平和と人々の幸福だったのではないでしょうか。

歴史が示しめしている通り、人類が誕生して以来、”争い”そのものが人の”普遍性”であるかもしれません。
それを踏襲するように宇宙世紀という新しい時代に入っても人は、"争い"をやめることが出来ませんでした。

これまで、人は宇宙で、地球で数多くの戦乱を経てきました。
世界から争いを最小化し平和と人々の幸福をいかに実現するか…簡単に答えは導き出せません。
そして、今なお答えは出ていません。ですが、1歩1歩行動していくしかないのかもしれません、今までの人類がそうであったように。

残酷な数多くの戦乱を経た宇宙世紀100年を迎える今だからこそ、あの時の彼のように人類の行く末に思いを馳せ、これからの時代が安らかで実りある事を願い祈りをげましょう。

々の中に眠る、可性という名のを信じて――

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宇宙世紀UC0100  サイド3 ジオン戦没者慰霊において 地球連邦政府大統領 レイニー・ゴールドマン

皆さん……々は戦争やイデオロギーの対立により多くの命を失いました

ですが彼等の死は決してムダなものではありません

後(のち)に続く世代に教訓を残す事はできたのです

それでもなおも過ちが繰り返されるのは…々が愚かだったためです

次に続く世代がニュータイプより聡明な人々)である事を期待します

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宇宙世紀 改暦セレモニー記念演説(機動戦士ガンダムUC)

1 ななしのよっしん
2013/03/17(日) 19:19:36 ID: c9jyfxzyUz
ピーチのところ、多分二十世紀末だと思うけど、末が葉になっていますね。
2 ななしのよっしん
2013/03/17(日) 19:23:14 ID: c9jyfxzyUz
連投失礼、見直したら世紀末葉 になってます。失礼しました。
3 UBC 広報部
2013/03/20(水) 18:23:30 ID: bEqvxI1003
ありがとうございます。訂正します。
4 UBC 広報部
2013/03/20(水) 18:28:55 ID: bEqvxI1003
こちらも確認致しました。誤りしということですね。本記事お読み頂きありがとうございました
5 ななしのよっしん
2016/04/23(土) 00:20:40 ID: rVx/Xl8jTA
地獄への善意で敷き詰められている」
6 hiroki-
2016/05/01(日) 20:35:35 ID: dWBXPJtGlf
link先の録音音ってなんの特典か知ってる人教えてください!
7 ななしのよっしん
2016/08/28(日) 19:16:32 ID: KQ9oGxnnKh
ことに地球危機という課題の
ことには不要

西暦と呼ばれた時期ではなく
西暦と呼ばれた時間

の世紀に別離を告げる々はではなく
の世紀に別れを告げる

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