JR東日本は大変な放送を流していきました β版とは、「魔理沙は大変なものを盗んでいきました」とJR東日本の鉄道素材を組み合わせたMAD動画である。
概要
JR東日本の首都圏各地で使用されている、駅構内や列車内で流れるアナウンス等の素材を用いた音MAD作品。2007年の7月13日に投稿された。
駅構内放送の音源はJR東日本の運行管理システム「ATOS」に対応した放送で、同システムが導入されている山手線、中央快速線、常磐線など首都圏各地の駅で聞くことができる。
車内放送の素材には、E231系・E233系等の新型車両に導入されている自動放送が使用されている。
声の出演
ニコニコ動画での影響
盗んでいきましたシリーズ×鉄道の組み合わせ自体は本作以前にも存在するものの、本作品は使用素材の斬新さやネタ要素の豊富さなどが評価され、多くのニコニコユーザーに注目された。特に「15ドア1両」は本作を象徴するネタの1つとして大きなインパクトを残している。
投稿翌日の7月14日には、総合ランキングにて1位を獲得。再生数も現在までに50万再生を突破、マイリスト登録数も最盛期には8000件を超えていた。
鉄道ファンの間では、本作品をリスペクトした「盗んでいきましたシリーズ×鉄道」の組み合わせが東急田園都市線、東武鉄道、JR西日本、JR東海など各地の鉄道路線に広がり、一連の作品群は「大変な途中下車シリーズ」と総称されるようになった。本作は同シリーズの先駆けとなった動画として認知されており、投稿者に対しても「大変な途中下車本家の人」の呼称が付けられている。
その後、「大変な途中下車シリーズ」のタグは、同様の作風を持つ作品に対しても使用曲に関係なく用いられるようになり、2008年11月21日時点での「大変な途中下車シリーズ」のタグ登録数は885を数える。投稿日である7月13日はシリーズの記念日として扱われており、毎年同日に数多くの鉄道音MADが投稿されている。
しかし、本作品は2012年頃から非公開と再公開を繰り返した後、2013年8月初旬にアップロード者により削除された。
弾幕と空耳
ドアラ
「ドアが」の空耳。中日ドラゴンズのマスコットキャラ「ドアラ」と掛けたもので、鉄道MADにおいても複数の作品に登場している。一方、「ドアが閉まります」が「ドアラしばきます」とも聞こえることから、半数近くの動画でドアラが悲惨な目に遭っているようである。
誰が?ダレガ?ダイヤ乱す?
原曲歌詞の「誰がダレガ can't be alive without you」のパートには、「誰が ダレガ ダイヤ乱す?」という鉄道MAD特有の空耳歌詞が存在する。
これに対して、「答:また○○線か!」「A:また○○か!」と、ダイヤが乱れやすい路線(阪和線・湘南新宿ライン・副都心線など)やダイヤ乱れの原因(人身事故・車両故障など)をコメントで返すのがお約束となった。
上記の3路線は、一度遅れると他の路線にも大きな影響を及ぼす存在としても知られる。これらの路線が遅れると(悪い意味で)楽しいことになるので注意が必要。
関連動画
本作は2013年8月にアップロード者削除されたが、有志による動画版が視聴可能である。
関連項目
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