谷(たに、や、コク)とは、主に山などに囲まれた標高の低い土地のことである。
谷の深いものを峡谷という。
意味、用途
主に使われる意味、用途としては次のようなものがある。
- 山など、標高の高い場所に囲まれた標高の低い土地のこと。山から流れてきた水が一定の場所を流れ、川となり地面が削られてできたりする。
- ↑から転じて、グラフなどが落ち込んでいる(低い)ときに用いることがある。
用途「景気の-」「気圧の-」 - 谷州 - 中国の地名
人名
実在の人物
- 谷譲次(作家)
- 谷佳知(元プロ野球選手)
- 谷亮子(1975年 - ) - 日本の政治家、柔道家、↑の妻
- 谷隼人(1946年 - ) - 日本の俳優
- 谷啓(1932年 - 2010年) - 日本の俳優、コメディアン
- 谷干城(1837年 - 1911年) - 土佐藩士、軍人
- 谷三十郎(新選組隊士)
- 谷文晁(1763年 - 1841年) - 日本の画家
- トニー谷(舞台芸人)
- 谷正倫(1890年 - 1953年) - 中華民国の軍人・政治家
- 谷正綱(1902年 - 1993年) - 中華民国の政治家
- 谷桃子 - 日本のグラビアアイドル
- 谷利(? - ?) - 後漢末の武将
漢字として
谷
- Unicode
- U+8C37
- JIS X 0213
- 部首
- 谷部
- 画数
- 7画
- 意味
- 渓谷、峡谷、溝、谷川、(山に対して)低いところ、という意味がある。〔説文解字〕に「泉の出でて川に通ずるを谷と爲す」とある。
- また極と通じてきわまる、穀と通じて養う、郤と通じて退く、という意味がある。
- 𧮫は別の字。
- 字形
- 諸説ある。甲骨文に口がない形もあり、上部は渓谷の象形、八+八の会意、指事説がある。口については、泉の湧き口、谷の入口、などの説がある。
- 〔説文〕は「水の半ば見ゆるに從ひ、口に出づる」としている。
- 音訓
- 音読みはコク、訓読みは、たに、や、きわまる。名のりに、ひろ、がある。
- 規格・区分
- 常用漢字であり、小学校2年で習う教育漢字である。JIS X 0213第一水準。
- 部首
- 谷は部首である。谷や𧮫に従う字が属する。
- 声符
- 谷を声符とする漢字に、俗、卻、𤞞、浴、郤、欲、裕、などがある。浴、容、欲、裕が従う谷は、渓谷の谷と同体の異なる字であるとする説もある。
- 語彙
- 谷飲・谷口・谷神・谷風
異体字など
関連動画
関連項目
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