シーカー(seeker)とは
端的にまとめると「探す人や物」である。
この記事においては主に(2)について記述する。
単語として
極端に言えば「探す」を意味するシーク(Seek)+erで構成される単語。
「探すってサーチ(Search)では?」と思った方もいるかもしれない。私もです。
類語のSearchとは異なり、Seekは物理的に形のないものを探す場合に用いられる。
(人生の目標、解決策、方法・真実・情報など)
Seekの例は、身近なものではフォルダ検索時やブラウザのシークバーなどで活用される。
単語の意味通り、(物理的に形のない)情報の探索に用いられる。
概要
ミサイル先端の目標捜索装置のこと。カメラセンサーのようなもの。
ミサイルの目線ではその熱源や反射波といった情報を受け取り、画面上では点などに見える。飛翔中においてはカメラの中央にそれを捉えるよう翼をパタパタ動かして姿勢制御・進路変更をすることで結果的に命中する。
<注意点>
あくまで誘導方式のひとつであるため、全てのミサイルの先端にカメラがある訳ではない。
そこまで柔軟な頭は持っていない
「“敵戦車や敵の航空機に飛んで行け”と指示すれば良いじゃないか」
「敵は航空機や戦車…実体のある物理的な物なんだからサーチャーじゃダメなの?」
…と思ったあなた、だがちょっと待ってほしい。
現在、人間の脳のような柔軟な人工知能(AI)は登場していないため、「あの敵を追尾しろ!」と言っても、ミサイル(コンピュータ側)は分からない。前述のような基準を用意する必要がある。
結果的に「赤外線が見えるだろ?」or「レーザーの反射した光が見えるだろ?」
→「それを中央に捉えるように翼を動かせ」といった具合になるのである。
騙されることもある
特性を敵に逆利用され(欺瞞とも)、飛翔するミサイルの波長を検知して偽の熱源(フレア)をバラまく、過剰な赤外線を照射してカメラの認識位置を誤認させる、レーザーを検知して煙幕を展開する…といった対抗手段もあるため万能ではないが、赤外線誘導に関しては最初期より使い勝手や信頼性向上といった進歩が著しく、また点ではなく形で捉える赤外線画像誘導が登場するなど割と賢くはなっているため、比較的低速・低空を航行する戦闘ヘリなどの脅威となっている。
ただし一度目標を見失ってしまうと大抵はそのまま外れてしまうし、旋回して再度捜索追尾しようにも推進用の燃料が尽きてしまう、一定時間後は安全のため自爆する[2]など割とシビアであるため、欺瞞対策も含めた高い計算能力が必要である。
過去から現在に至るまで技術の進歩と共に追う側・追われ側(追尾方式・欺瞞および妨害方式)は互いに進歩しあっているため、いたちごっこな部分もある。
その他、詳しい誘導方式・対抗手段の詳細については ミサイル の百科項目を参照して頂きたい。
その他も含めてかなりマニアックだが。
関連項目
脚注
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