互助交通とは、東京を拠点に営業するタクシー会社である。有限会社の旧法人と株式会社の新法人がある。
概要
旧法人の互助交通有限会社は1955年に創業。本社を錦糸町にほど近い墨田区江東橋に置き、江東区南砂にも南砂営業所を置いていた。
所属無線組合は城東地区の相撲部屋、個人宅への配車で他の無線組合・大手グループを大きく突き放す強さを誇った東京相互無線。相互無線がチェッカーキャブ無線へ事実上統合された際はチェッカー無線への加盟を選択した。
大の日産党であり、Y31セドリック営業車・NV200タクシーを愛用。Y31の生産終了後も丁寧にメンテナンスを行い、時には状態の良い中古車を購入して整備して使用していた他、セドリックの後継車としてE12形ノートe-Powerも導入していた。また法人タクシーとしては珍しく、ロンドンタクシーを営業車として保有していた。プロ生ちゃんラッピングタクシーやイグザインタクシー、ニコニコ超会議への出展などで馴染みのある人も居るのではないだろうか。
2021年5月、東京地区最大手のタクシー事業者である日本交通のホームページへ『「互助交通」80台の営業譲受申請を行いました。』というタイトルのプレスリリースが掲載される。プレスリリース掲載からしばらく互助交通サイドから何の発表もなかったが、7月16日を以てロンドンタクシー・各種ラッピングタクシーの運行を終了し、同時に休業に入ることが告知され予定通りに営業を終了した。
その後営業権譲受の認可が当局より降り、互助交通(有)の有していた営業権は日本交通関連会社のワイエム交通へと譲渡され、本社はワイエム交通錦糸町営業所、南砂営業所は同社南砂営業所となり、日本交通グループの行灯・決済システムを装備したトヨタ・ジャパンタクシーで再スタートを切った。
置き換えられた営業車のうちノートは乗務員指導車になった模様。
NIHON KOTSU GROUP
会社名のローマ字表記 <日本交通の社章>
とのみ表記され、本来社名が表記される部分が空欄になっていた。
2021年11月末頃から
NIHON KOTSU GROUP
GOJYO KOTSU <日本交通の社章>
と表記された車両が登場。12月には互助交通株式会社の法人登記が行われ、16日にワイエム交通から錦糸町・南砂営業所が分社化。互助交通株式会社として営業を開始したが、南砂営業所は2022年1月に閉鎖された。
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関連項目
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