首斬り破沙羅とは、SNKのゲーム『サムライスピリッツ』シリーズの登場人物である。
概要
流派 | 本能のままに剣を振るう |
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武器銘 | 罪人殺 |
出身地 | 丹波 |
生年月日 | 明和二年(1765年)一月十八日 |
命日 | 天明八年(1788年)四月一日 |
身長 | 五尺九寸 (177cm) |
体重 | 十三貫目 (48kg) |
血液型 | A型 (生前) |
好きなもの | 愛してるよ…篝火… |
嫌いなもの | 憎い…奴が… |
特技 | 鬼を狩ること |
「鬼」と化した壬無月斬紅郎に殺された青年の亡霊。元は山中の隠れ里に住む心優しい青年であり、村で一番の狩りの名手だったが、村長の娘・篝火との祝言の夜に斬紅郎に襲われ村は壊滅。強い恨みの念によって蘇った破沙羅は、見境なく人を狩る殺人鬼と化して斬紅郎を追っている。
愛用の「罪人殺(とがびとごろし)」は三枚の刃を持つ輪が鎖の先で回転する珍妙な武器で、戦闘中は直接斬りつけるほか、ヨーヨーのように扱って離れた相手も斬り裂ける。
『天草降臨』では斬紅郎を狩ったことで人間性を多少取り戻し、死を迎えるために自身を蘇らせた天草四郎時貞を追う。エンディングでは天草と彼が蘇らせた斬紅郎を討った後、篝火の霊に「恨みをもったまま死んだ人が、貴方にすがっているの」と告げられ、現世に残ることを決意する。しかし、直後に何者か(恐らくは羅将神ミヅキ)に封印されてしまい、想いが果たされることは無かった。
『零』では『天草』で天草と斬紅郎を狩った後に時空を彷徨っており、本来存在しない(まだ生きている)過去の時代に現れた。これによって正史の時系列は『零』『2019』(「初代」)『斬』『天草』の順だが、破沙羅のストーリーのみ『斬』『天草』『零』『2019』と繋がるというややこしいことになっている。
パラレル設定の『天下一剣客伝』のエンディングでは、タイムスリップした破沙羅が生前の破沙羅夫妻を「鬼」から救い、篝火と共に成仏を果たす。歴史が変わって『斬』が成立しなくなるものの、正史にしてもよさそうなハッピーエンドとなっている。
篝火
破沙羅の妻。ゲーム内ではデモの他に破沙羅が大技を使った時や勝利ポーズにも出現する。特に勝利ポーズでは破沙羅の腕の中で白骨化し、彼が悲痛な慟哭を挙げるパターンが印象に強い。
『零』のエンディングでは、死の間際に錯乱した破沙羅が彼女を絞め殺す光景を破沙羅に見せ、鬼も天草も斃した破沙羅が成仏できずに戦い続けるのは他ならぬ彼女に突き動かされてのことだと判明する。『天草』のエンディングでは尻切れトンボながらダークヒーローに落ち着くかと思われる終わり方だったため、旧SNK倒産を挟んでこのような展開になったことは物議を醸した。
『2019』の公式サイトでは当初は破沙羅が篝火を殺したことを事実のように記載していたが、後にその記述が削除された(おかげで一人だけ紹介文が薄い)。ゲーム内のストーリーでは破沙羅自身はそれが事実ではないかと疑っているものの、真相は不明となっている。
『零』では破沙羅に助けを求め、『2019』では静御前の成仏を目にして涙するなど、篝火の人格は残っており救済を望んでいるようだが…。
担当声優
性能
トリッキーなキャラクター。遠距離斬り攻撃のリーチは非常に長い反面、動作が長く隙も大きい。弾速が非常に遅く相手を追尾する「鵺魂」や罪人殺を投げつけ空中の広い範囲をカバーする「地刺し」で相手の動きを制限し、本体に見せかけたダミーを飛ばす「影騙し」、影に潜り込んで移動する「影吸い」などで相手を翻弄できるが、攻撃力や防御力は高くない。
- 初登場の『斬』では通常技も必殺技も性能が低く、一部の技が破沙羅にだけ2ヒットして場合によっては即死する現象もあり、総合的には最弱と言われている。
- 『天草降臨』では前作の永久連続技を解消するために背面から一部の技を当てるとやられ判定が無い状態で高く浮く仕様があるが、破沙羅だけやられ判定がある状態で浮かされ永久連続技を食らうバグ、通称「バサラウィルス」がある。他にも立ちのけぞりが異常に長いなどバサラ専用連続技が多く存在し、理不尽な弱キャラとなっている。
- 『零』では各技の性能が見直され、『零SP』では伝統的に弱キャラだったことを鑑みて意図的なアッパー調整がされている。
関連動画
関連静画
関連項目
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