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概要
1993年に空手団体の正道会館が母体となって旗揚げされた、「ボクシング、キックボクシング、空手、ムエタイなどの選手が手足の打撃を用いて対戦する所謂「立ち技」系格闘技」のイベント。
ヘビー級以上を中心とした「K-1 WORLD GP」(100kg以上はスーパーヘビー級)と、ミドル級を中心とした「K-1 WORLD MAX」、そして2010年に新設されたライト級の全4階級が存在する。
近況
・近年はどうしても悪いニュースが中心となり、K-1は財政難により選手のファイトマネーが支払われない・大会延期などの問題を多発。世界中の格闘技関係者やファイター達から訴えを起こされたり苦情を受けていた。
・それに対してK-1(FEG)側は事態の沈静化のため「(選手たちにはファイトマネーを)支払った」と虚偽ともいえる発表を行ったり、ファイトマネーの支払いを求める選手達からの電話にも一切出ず、メールも無視するなどの対応をして世界中から信用を失いつつあった。
・2010年を最後にTBS系列にてK-1 MAXの放送が打ち切り。
・同年2010年にフジテレビ系列で放送されていたK-1 WORLD GPシリーズも打ち切りとなり、K-1は地上波から姿を消した。
・2010年時点でK-1には判明しているだけで35億円以上の負債があった。
・K-1へ人気選手を大量に派遣しているヨーロッパの巨大なキックボクシング団体【IT'S SHOWTIME】は以前からK-1へ選手の派遣やイベントの共同開催も行っていたが、そういったK-1側の未払い問題や不誠実な対応により、独自に日本で活動するための【IT'S SHOWTIME JAPAN】を設立。独自興行を発表をした。
・それに対し、K-1(谷川貞治代表)側からSHOWTIME側へ選手へのファイトマネー未払い問題について、謝罪の発表が行われるも、同時にSHOWTIMEに出場した選手達に「SHOWTIMEに出るとK-1には出さない」という圧力とも取れる発表をした。
・横暴ともいえるその谷川氏の発表に対し、IT'S SHOWTIMEはK-1の度重なる問題点を露出させると同時に抗議の声明を2011年05月27日に発表。
・K-1の谷川貞治氏はその件と未払い問題に関して、IT'S SHOWTIMEのサイモン・ルッツ代表と電話会談し、謝罪した。
・谷川貞治氏は同月29日にtwitterで「サイモン・ルッツからの疑念は晴らせた」と報告したが、その発言がサイモン・ルッツ氏の耳に届き、ルッツ氏は翌日に改めて「それは谷川氏の嘘であり、事実と違う」という内容の声明を発表。
・内容は、『谷川貞治氏から「ファイトマネー未払いについて1週間以内に前向きな提案をしたい」と言われたが、もしそれが守られない場合には既に着手している法的措置へと動く』というものであった。
・しかしK-1は以前にもSHOWTIME側へ「払っていないファイトマネーを支払うから選手を貸してくれ」という提案をしながら未払いを続け、さらに借りた選手にもさらにファイトマネーを支払わないという行為を繰り返していた過去があり、今回も同様でK-1から一部の選手(主に人気選手)にはファイトマネー支払われたが、多くの選手へは引き続き支払われず、その後も選手達へ未払い分のファイトマネーが支払われることはなかった。
・2012年5月、K-1を経営するFEGが破産。事実上の計画倒産に限りなく近く、関係者や選手達へのファイトマネーや負債・その他支払わなければいけない金は最期まで支払われず、意図的に踏み倒された形となった。
・同年2012年、K-1の創始者である石井和義館長が2011年から計画を進めていた新たな『K-1』を始動。
・石井館長は『国際K-1連盟(FIKA)』を設立させ、アマチュア系の大会を運営。
・プロの大会はFIKAとは別の韓国人投資家が香港で設立した『K-1 Global Holding Limited』が運営することになった。
・しかし、事態は変わらず同年2012年に、K-1に協力していたIT'S SHOWTIMEの代表、サイモン・ルッツは新たなK-1での選手たちの新たなファイトマネー未払い問題を指摘。
・それに対し、K-1側は「サイモン・ルッツが選手の銀行口座を教えてこない」と声明を発表。
・IT'S SHOWTIMEの代表サイモン・ルッツは「『払う用意がある』と言っているが払われていない。私が銀行口座を教えていないなどという嘘まで付いている。調べれば分かることなのに本当に残念だ。」と再度声明を出し、そういった問題の積み重ねからK-1に出場する主力選手を率いているIT'S SHOWTIMEとK-1との関係はさらに悪化した。
・同年2012年にIT'S SHOWTIME代表のサイモン・ルッツはIT’S SHOWTIMEをGlory Sprts International(以下GSI)に売却。
・そのGSIによって開かれるキックボクシング興行『GLORY』が未払い問題などで不信感を強めたK-1出場経験のあるキックボクサー達やヨーロッパを中心に活動していた強豪キックボクサー達を招集し、GLORYが明確な世界一のキックボクシングの団体となった。
・K-1は残った選手たちで2012年に大会を開催するが、FEG体制時のK-1の幹部であった角田信朗氏が、GSI経営・魔裟斗EPによる新体制のK-1の興行を見て、「K-1に何が起こったのか」「K-1の心がない」「創世記から支えてきたスタッフに仁義も通さないこの大会をK-1と名乗るのか…」「今日、僕の中の知っているK-1は幕を閉じました」とブログを更新。
・その後エグゼクティブプロデューサーとなった魔裟斗がわずか半年でEPを辞任。
・新たなK-1は新たに契約した選手や残った選手達でK-1GPを継続するが、かつての勢いは取り戻せていない。
・今後のK-1の展開に注目が集まる。
・2014年5月、消滅した全日本キック連盟の運営会社グッドルーザーが権利を買い取り再びK-1の名称で大会運営をスタートさせる。
記事のある選手
- ピーター・アーツ
- アンディ・フグ
- アーネスト・ホースト
- バダ・ハリ
- セーム・シュルト(元は総合格闘技の選手)
- マーク・ハント(総合格闘技と並行)
- アリスター・オーフレイム(総合格闘技と並行)
- ミルコ・クロコップ(総合格闘技と並行)
- ボブ・サップ(総合格闘技と並行)
- 角田信朗
- 魔裟斗
- 曙太郎
- 長島☆自演乙☆雄一郎
関連動画
ヘビー級KO集
- 1993 - 1995
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