SCP-3975とは、シェアード・ワールド『SCP Foundation』に登場するオブジェクト(SCiP)である。
項目名は『Save the Oreos (オレオを守れ)』。
概要
SCP-3975 | |
基本情報 | |
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OC | Keter |
出現場所 | カナダ |
著者 | ObserverSeptember |
作成日 | 2018年4月8日 |
タグ | オンライン コンピュータ 文書 自己複製 記憶媒体 |
リンク | SCP-3975 |
SCPテンプレート |
実在しないカナダの『オレオ保全局』なる官庁によって行われる、カナダ政府記章が書かれ、「カナダ政府のオレオに対する見解」を述べた物理的またはネットワーク上の公式メディアが様々な場所に出現する現象。
このメディアに書かれている内容はかねがね以下の内容で一貫する。
- オレオは1912年にオービル・リードなる男がトロントのパン屋での勤務中に考案した。
- オレオの相互に連結した三角形でつくられた12個の正方形は当時のカナダの11の州と準州を表している。
- オレオはカナダの誇り、カナダの日にはみんなでオレオを食べよう。
- 国内で販売されているハイドロックスクッキーの全パッケージに、クッキーの摂取が癌を引き起こす可能性があるという生々しい警告ラベルを貼ることを要請する、Leafy Goods (カナダでのハイドロックスの販売業者) への手紙。タバコじゃないんだから……。
なおハイドロックスはこのメディア上で常に非難され、オレオに劣るとされている。ハイドロックスクッキーはオレオの先駆者なんだけどなあ……[1]。
更に「オレオ」を政治的に取り扱うメディアのために内容が時々冗談では済まなくなってしまうことも。
- オレオ関税に関するもの。カナダ政府がオレオ以外の全てのクッキーの輸入に10%の関税をかけつつ、アメリカ合衆国がカナダへのハイドロックスクッキーの輸入を永久に禁止し、オレオが "明確にカナダに起源を持つ国民的クッキー" であることを認める "菓子類・アルミ/スチール関税協定" の提案。カナダはその引き換えとして、アメリカ合衆国へのアルミ・スチールの輸出に15%の関税を恒久的にかけることに同意。不平等条約もいいところでは?
- オレオ党に関するもの。カナダの選挙パンフレットの一部がこのオレオ党なる架空の政党に言及している。オレオ党は先のオービル・リードの子孫とされるオービル・リードIV世の立候補、及び自由党・保守党・新民主党と3党がそのオービル・リードIV世の選挙区で立候補しないであろうこと(実際に3党ともそうした)を伝えている。
- 邪悪なクッキーの焼却キャンペーンに関するもの。このイベントでは、オレオ以外のクッキーを指定の『クッキー炉』に投げ入れて焼却しようと伝えるもの。実際に参加者が各都市で現れた。白いカエデの葉とオレオのイラストが書かれた黒シャツの男が「菓子の浄化をはじめましょう」と叫んでイベントの開始を告げ、その直後消失した。
この「オレオカナダ起源説」と「ハイドロックス批難」を中心としたメディアはオレオをカナダ人のアイデンティティに紐付けようとたくみに扇動してくるうえ、財団の収容下に収まることがなく、更に出現によって起こるイベントでLK-クラス:壊された虚構シナリオを誘引しかねないためKeterに指定されている。
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関連項目
脚注
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