TVアニメ「DYNAMIC CHORD」The Four Seasonsとは、日本コロムビアより発売された、アニメ版「DYNAMIC CHORD」の劇中歌、劇伴を収録したアルバムである。
概要
アニメ版「DYNAMIC CHORD」完結後のバレンタインデーである2018年2月14日に発売された、初音源化となるEDテーマ4「アクシデンタルデート」を始め、作中のクリスマスライブで発表された各アーティストの新曲4曲に加え伝説の追いピアノを含むサウンドトラックを収録したアルバム。
ジャケットは各バンドのヴォーカルが冬の街を歩いているアニメスタッフ書き起こしのイラストとなっている。レオンの帽子がキユーピーマヨネーズっぽいと一部で話題になった。
収録曲解説
エンディングテーマ第4弾
アクシデンタルデート/[reve parfait]
[reve parfait]による第4弾エンディングテーマ。作詞はKnight(香椎亜貴)、作曲はBishop(百瀬つむぎ)。
ED映像ののっしのっし歩きとフォトショ詐欺きれいなレヴァフェが印象に残りがちな一曲。歌詞の方も一見かわいらしい恋の歌だが、「そのWHITE PEACH触れたい」などレヴァフェらしい下ネタ独特の世界観も忘れてはいない。
何より締めの「今日という日ずっと忘れないよ」という歌詞は一挙の締めくくりにピッタリのフレーズである。
クリスマスライブ発表曲
本編12話のクリスマスライブにて発表された各バンドの新曲。それぞれ冬やクリスマスというテーマに沿いながら本編11話までに繰り広げられた各バンドのエピソードを意識した歌詞が散りばめられているので、本編よろしく季節最高な各シーンを回想しながら聴いてみるのもいいだろう。
GIFT/KYOHSO
KYOHSOのクリスマスライブ新曲。作詞はYORITO、作曲はTOKIHARU。
「俺の叫びを気づいてくれた お前の声が聞こえる」「わかるだろこの歌 お前に捧ぐ」などなん病幼女に思いを馳せたような歌詞が印象的。歌唱中のヨリトさんの指差しポーズはコメントで「ヨリトレインの車掌」だとされている。
PURPLE RED SKY/Liar-S
Liar-Sのクリスマスライブ新曲。他のLiar-Sの曲と同じく作詞作曲ともに珠洲乃千哉が担当。
雪景色と朝焼けを歌ったライアーズらしいエモーショナルさあふれる一曲。だがサビの「パープルレッドスカイ」が「パープルですかい?!」と聞こえるとしてネタにされる一曲でもある。
SILENT NIGHT/apple-polisher
apple-polisherのクリスマスライブ新曲。作詞 NaL(天城成海)、作曲はUK(青井有紀)。
聖歌隊にいた成海の歌声を活かし、厳かな聖夜のイメージを全面に押し出した曲。だが鉄板をパンチしたような独特のパーカッションが注目され、土壌おじさんがパンチしているという認識のもと「土壌パンチ」という通称がついてしまった。サビの「ほぉ~~~~んりぃ~~ない」にも注目。
Dear my・・・/[reve parfait]
[reve parfait]が作り上げたクリスマスライブの新曲。作曲はKing(香椎玲音)で、Knightがライブ前日に歌詞を書き上げた。
禅寺での修行で浄化されたルシファーこと亜貴による今までのレヴァフェの死の世界観とはうって異なった、OPテーマの「元カノへの恨み節」とは真逆の「元カノに今でも好きだと伝え、感謝する」歌詞が最大の見所である。コメントでは「今君のこと考えてた」という歌詞に対して「俺も」「私も」「おいどんも」と視聴者からの応答が書き込まれるほか、「本当の」が「トントロ」に空耳されたり、レオンが歌い上げる「愛してるー」の「ルー」も弾幕化している。
劇伴集
トラック6から15は兼松衆作曲による劇中で使用されたBGM集である。なお、何曲か本編で使用されたのにも関わらず収録されていない曲もある。(例えば1話の水フォンデュ大学構内を映し出すシーンの曲、村祭りの村のヤケクソ太鼓お囃子曲など)
spring
意味は「春」。しかし意外なことに春編では2回しか流れていない。
5話冒頭のレヴァフェのお参りシーンや10話冒頭の八雲の自宅シーンなどで流れる。静かなメロディから始まる、穏やかな日常というイメージの曲。バックのベースがまた雰囲気を引き立てる。
metropolis
意味は「大都市」。
ドラムのイントロから始まる明るい印象の曲で、4話の時間差着水レヴァフェが湖で遊ぶシーンの他に、3話のチャリパクシーンや9話でわさげ畑に向かうアッポリのドライブシーンなど疾走感のあるシーンでもよく流れる。
night air
ピアノとバイオリンが奏でる優雅な印象の曲。9話のいろんな土壌と環境で、あなた達だけの音楽が生み出されてるんでしょのシーンが最も印象的である。
summer
意味は「夏」。
静かながらリズミカルな旋律が奏でる爽やかな雰囲気の日常の曲で、1話の「まあまあ良かったよ(評価:B)」のシーンで流れることで有名。他にも11話の八雲のもとに向かうレヴァフェのドライブシーンなどでも流れる。
sonatina
ピアノクラシックの形式を表すソナチネ(sonatine)が曲名の由来だろうか。
その名の通りピアノのみで奏でられる悲しげな曲で、3話で意味深なセリフを残しながらむき身アイスを手に入れたレオンの前から消えていくヨリトさんの回想など、やはり悲しい、寂しいシーンで流れることが多い。
fall
7話で成海が事故るシーンなどで流れる、哀愁溢れる曲。間抜けな特徴的なピアニカの旋律から通称「ダイナミックピアニカ」。
fallはアメリカ英語で「秋」という意味だが、「落ちる、失敗する」という意味もあるので成海が事故で怪我をするシーンとかけたネーミングだろう。
gloomy days
意味は「憂鬱な日々」。
フルートの音色から始まる静かな曲で、曲名通りどこか鬱々とした印象もある。主に3話冒頭のダイナミックウィスキー投げうさげを手にバルコニーに佇むヨリトさんのシーンなど淋しげなシーンで流れることも多い。
winter
意味は「冬」。
鈴の音から始まるイントロとストリングスの音色が特徴的な、季節タイトルのBGMの中ではあまり使われない方の曲。11話のレヴァフェの責任転嫁シーンなどで流れる。
carousel ride
「メリーゴーランドに乗る」という意味。
通称、なん病幼女のテーマ。3話におけるしつこいほど繰り返されるなん病幼女の回想で毎回流されたため、この曲=なん病幼女というイメージが定着した、オルゴールのようなイントロとバイオリンの旋律によるクライマックスが印象的な曲。他にも11話のレヴァフェが結束力を高め、八雲さんと再開するシーン、そして12話のラストなど感動するシーンで流れがち。
DYNAMIC PIANO
当初は単なる効果音の一種だと思われていたこの曲が劇伴として収録されたインパクトは大きく、ニュースサイトでも取り上げられるほどの話題を呼んだ。また、この収録によってタイトルがDYNAMIC PIANOというド直球なものであることが判明し、さらなる笑いを誘った。
関連動画
動画に使われたダイナミックフォントこと創英角ポップ体もネタにされた。オチに是非注目されたい。
関連チャンネル
関連リンク
- 日本コロムビア公式サイト
- アニメ版「DYNAMIC CHORD(ダイナミックコード)」音楽まとめ-レッドの独り言 -アニメ版で使用された楽曲、BGMのまとめ
関連項目
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