くのいちとは、戦国無双シリーズに登場するオリジナルキャラクターである。CV永島由子。
真田幸村に付き従う女忍者。名前の由来はもちろん「くノ一」で、基本的に「くのいち」と表記されている。本名不明。無双シリーズでも数少ないオリジナルキャラクター。元々真田家に属していたのかどうかは曖昧にされており、武田家が健在の時は武田軍として登場することが多い。敗退時に「実家に帰らせていただきます」というセリフがあるが身寄りはいないらしい。戦国無双1での設定年齢は15歳。「戦国無双2」で一旦リストラされたものの「戦国無双3」で復活した。
そのモチーフには諸説あり、ゲーム中でも関連書籍でもくのいちが何者かは明確に言及されていない。
苦無(くない)二刀流で戦い、素早い動きとふざけた言動で敵を翻弄する。性格は根はまじめだが態度は非常に軽く、おちゃらけている。口癖は「にゃはん」など。真田幸村に好意を持っているが、身分の差などもあって引け目を感じている。
モーションは全武将の中でも素早く、入力が遅いと攻撃が不発になってしまうこともある。無双奥義は両腕を伸ばして独楽のように回転しながら敵を斬りつけるもので、ダメージは低いもののヒット数が非常に高い。3では「無双OROCHI」からの逆輸入で特殊技の透明化追加された。「戦国無双2」でくのいちの代わりにねねが女忍者として参戦したが、彼女の攻撃モーションはくのいちにそっくりである。
キャラ付けは1と3で結構異なっている。基本的に名前で呼ばれることはないのだが友人である稲姫や甲斐姫を「いなちん」、「かいちん」などと呼ぶことから、くのいちが「くのちん」と呼ばれることもある。
忍者らしくない帽子にへそ出しノースリーブという出で立ち。戦闘狂めいた部分があり、戦場のスリルに身を躍らせている。幸村に対して好意を抱いているがあまり明確には描写されていない。相手を馬鹿にして挑発的な態度をとったり、真面目な場面でふざけた言動をしたりと一件不真面目なキャラクターだが任務には忠実で幸村の為に駆け回っている。ゲームのデモムービーやEDムービーでは瞬間脱衣を披露している。主である幸村同様に服部半蔵がくのいちのライバル的存在である。
猛将伝では稲姫のシナリオで活躍し、やたら彼女に絡んで戦への接し方などが対比された。最終的には赤子を抱かせて貰えるくらいに仲良くなっている。また今川義元のシナリオでは彼のことを面白がって「マロ」と呼んでおり、ちょっと舐めてる。
PSPの「激・戦国無双」では伊達政宗の下に信玄からの使者として現れる場面では非常に真面目な口調でまともに任務を遂行し、政宗を驚愕させた。
基本的に攻撃力は低いのだが、技能と属性と高性能武器を揃えて無双奥義を全段ヒットさせるとゲーム中随一の火力を発揮する。
正式な登場はしていないが、双六モードで特定のマスに止まった時にチョイ役で出てくる。
1よりはしおらしい性格となっており、言動もかなり素直で毒舌も抑えめになっている(けして素直で毒のないキャラクターというわけではない)。シナリオは幸村への想いがテーマで、親しくなった甲斐姫と憎まれ口を叩き合いながらも幸村の為に奮闘する恋物語である。
「3empires」では武田信玄に仕える忍者であり、彼を「若殿」と呼んでいた。真田家が武田家に属する前から登場している。
デザインは1より更にギャルっぽくなっている。帽子はなくなって髪型はロール状にしたサイドテール。上半身はブラジャー風の上着にマフラーと手甲、下半身はホットパンツにニーソックスとブーツと、ふとももや二の腕を晒したスタイル。キャバ嬢系ギャルの甲斐姫とは相性ばっちりである。
1と違ってステータス上の攻撃力はスピードタイプの女性キャラクターとは思えないほど高い。ゲージ分割制によって無双奥義は発動時間が減少して相対的に弱体してしまったが、追加された無双奥義・皆伝の攻撃力と範囲が高い。ヒット自体はランダムだが、真正面の相手にはほとんどヒットする。特殊技の透明化と併せれば敵集団を引き寄せて一網打尽にすることも簡単であり、強化された敵武将相手でも楽勝である。
外見は相変わらずのへそ出しルックだがゆったりしたケープと大きめの袖を身につけており、前作より露出度は下がった。上半身やフトモモにサスペンダーを身につけている。
基本的に3の路線を継承している。信之参戦に伴って真田家中の描写が増加しており、くのいちも真田が東軍西軍に分かれ、幸村が信之と対立することに胸を痛めることとなる。甲斐姫との仲も相変わらずである。
アニメ化に伴ってマスコットキャラの「月丸」が登場し、4-IIにも登場している。アニメオリジナル展開としてくのいちと幸村の過去が描写されており、行き倒れてたくのいちを幸村が助けていることが明かされている。2人の歳は近いようで子供時代は一緒に遊んだりもしていた。
クロニクル3ではくのいちを拾ったのは信玄という設定。
クロニクル3に引き続いて信玄に拾われて忍者として育った設定。信玄の推薦で昌幸の下に配属され、真田家と関わることになる。武田の滅亡後はまだ幼年期の幸村に真田に来ればいいと引き止められ、昌幸も元々そうするつもりであったと明かしている。後から真田に加わった佐助にはセンパイと呼ばれており、お互い憎まれ口を叩きながらも終盤には幸村の忍びとして共に奮闘している。
幸村のことは相変わらず慕っているが、異性愛というよりは家族愛のような方向性になっており幸村や佐助をはじめとして真田家に親しみや思い入れを持っている。
最初の「無双OROCHI」から参戦。周囲の戦国無双キャラクターが2作目の外見の中、石川五右衛門や今川義元と同じく1の外見とキャラ付けで登場。出番はやや抑え目でドライな台詞が多い。透明化の特殊技はこの作品で初登場した。
「無双OROCHI2」では3のキャラクターで登場。女忍者ということでコラボキャラである「あやね」や「紅葉」、「かすみ」、表向きは明るい者同士で三國無双シリーズの「馬岱」と陣地会話が用意されている。戦国無双からは幸村と甲斐姫も。相手の名前に「~ちん」とつける呼び名は甲斐姫を通じて「かぐや」にも伝わった。
よく、くのいちのモチーフは武田の女忍者・望月千代女や幸村に従った忍者集団・真田十勇士だとニコニコ動画のコメントなどにも書き込まれている。
しかしそれだけではなく、くのいち望月千代女が養成していた「歩き巫女」の要素も見られる。
望月千代女自体は武田家に属する望月盛時の妻であり、千代女も望月一族の娘である。川中島で夫を失った千代女が孤児となった少女を集めて養成したのが歩き巫女である。
くのいちがゲーム中で基本的に身分の低いキャラクターとして描かれていたり、身寄りがなかったり名前が設定されていない、などの要素は身元やモデルがある程度はっきりしている千代女や十勇士と違って、名前も残らない歩き巫女の少女達を象徴していると思われる。
真・三國無双シリーズに登場する星彩もオリジナルキャラクターとされることがあるが、モチーフがくのいちほどバラけていない点が大きく異る。
他にも真田太平記に登場したくノ一がモチーフであるという意見がある。
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最終更新:2024/11/11(月) 04:00
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